日本初の新交通システムであるポートライナーで活躍しているのが2000型です。「系」や「形」ではなく「型」を使用しているのが珍しいですね。数字の由来は、2000年代に新造された車両だからとか。そういえば、初代である8000型も、80年代に登場した系列ですよね。そうなると、新交通システムも開業から30年が経っており、もう決して新しくは無いですね(笑)
さて車内です。8000型はクリーム色の化粧板に青いモケットのロングシート車両だったのですが、2000型ではオールクロスシートとなっています。
ドアです。化粧板が貼られたもので、ドア上にはLED表示機が設置されています。またその両側にはドアの開閉方向を知らせる表示サインがあります。ドア窓の形状が変則五角形と珍しい形になっていますね。宇宙人の目のようにも見えますね(笑)
車端部です。仕切り扉は無く、端から端まで見通すことが出来るようになっています。
天井です。蛍光灯にはカバーがかけられています。日中の走行時は自動で消灯するようになっています。車端部付近は吊革、ドア付近は握り棒が設置されています。冷房装置は車端部に配置されているため、中央部分はスッキリしています。
窓です。固定窓で、片側が大型、もう片側が小型の大きさです。
座席です。先述の通り、オールクロスシートとなっています。ですが、ドアを中心にして集団見合い式の固定クロスシートです。関西では割と珍しいですね。願わくば転換クロスシートですが・・。座席上部には透明のビニールカバーがかかっています。手前の座席は優先座席で、アームレストも含めて黄色となっています。
車端部のクロスシートです。座面は2人掛け分が確保されていますが、背ズリは通路側部分の1/3が欠けています。そして、しっかり使えこなせそうにはありませんが、側面にもなんとなく腰が降ろせそうなモケット張りのスペースがあります。
向かい側の1人掛けです。座り心地は柔らかめです。ただ背ズリは高くなく、バスの座席に近い形状ですね。乗っていても20分ほどですので、必要十分といわれればその通り。そして、こちらは2人分のみとなっており、仕切りとして補助椅子が設置されています。空港アクセスを担っているため、スペースの増加を狙っての設定なのでしょうね。
開いてみました。背ズリが出てこない穴が空いたタイプです。わずかながら復帰力があり、収納を手軽に行えるようになっています。
その横には車椅子スペースもあります。付帯設備は握り棒、非常ボタン、インターホンとなっています。
最前面の2人掛けです。自動運転のため、運転席となるこの座席も普段は座れます。運転台にはカバーが掛かっています。
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