近鉄2800系 | 車内観察日記

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鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。


2610系のロングシートバージョンとして登場したのが2800系です。まずは大阪線所属の編成を取り上げます。


車内です。一度更新が行われており、更新前と比べて明るくなっています。


ドアです。化粧板が貼られたもので、窓は横幅いっぱいに取られています。ドアの両端には巻き込みの注意喚起のため、イエローラインが追加されています。


車端部です。この頃の近鉄車らしく、車端部の長さは両端で異なっています。こちらは長い車端部です。


優先座席を有する長い車端部です。座席数も多いため、片側のみの指定となっています。


続いて短い車端部です。仕切り扉は窓が小さいものです。妻窓もありますね。


優先座席を有する短い車端部です。こちらは両側ともに指定されています。都合、こちらの方が1席多く指定されていることになります。この辺りは誤差の範囲内なんでしょうね。


運転台側です。画像は併結時のものです。仕切り窓が高く、相変わらず前面展望には不向きです。


天井です。蛍光灯には、三角形のカバーがかかっています。ラインデリアは途切れながらも、それなりの数が設置されています。


窓です。一段窓で、日除けは爪を引っ掛けるロールカーテンタイプです。が、その爪は窓枠の下のみで、途中で止めることは出来ません。更新時に、現在のブラウン系の生地に交換されています。


座席です。ドア間は6人掛けです。こちらも更新にあわせて、鮮やかな赤いモケットに交換されています。袖仕切りはパイプ式のままですね。どうせならここも交換して欲しかったなぁ・・。


最前面と短い車端部の3人掛けです。モケットは近くで見ると、実は柄が入っています。


3人掛けの優先座席です。柄はそのままに、灰色のモケットとなっています。


こちらは長い車端部の5人掛けです。座り心地はかなり柔らかく、空いていればかなりくつろげますが、長距離では座り直しがいりそうです。2610系のように背ズリの傾斜はあまりつけられていませんね。座面も少し高めです。


5人掛けの優先座席です。


車椅子スペースです。更新後の設置で、付帯設備は握り棒2本と、非常通話装置となっています。

 

続いて名古屋線所属編成です。当初より4編成が配置されていましたが、内3編成はトイレが設置されたりL/Cカーになったりしており、前面右側にはL/Cカーのエンブレムが貼り付けされています。もう2610系との区別の意味、あまりありません(笑) 

 

車内です。当時増備されていた5800系に準じる形で登場し、その後更新工事で5820系と同じモケットになり今に至ります。

 

ドアです。仕切りが設置されたため立ち席スペースは皆無に等しくなっています。「名古屋立ち」と言われるほど奥に詰める文化があまり無い土地柄だけに、混雑する運用では少し心配になってしまいます。

 

車端部です。2800系は元々妻窓のある系列なのですが、L/Cカー化に際して埋められています。でも、ここ埋めてもそんなに変わらないよね…?

 

長い車端部、ここはトイレがある区画です。妻窓を埋めた効果があるのはここくらいでしょう。

 

天井です。独特な三角形の照明カバーが残っている一方で、吊革は五角形のものがバンドの長さを変えて設置されています。この辺りは5800系に準じていますね。

 

窓です。この時期の近鉄車としては異例のフリーストップタイプの日除けが設置されています。もちろん、更新時の交換となります。

 

座席です。近鉄の無料長距離旅行者の味方、L/Cカーがこちらとなります。短めのアームレストは乗り降りを重視したものと思います。ドア横の衝立はクロスシートモード時は通路側席が晒し席となりますが、ロングシートモード時の詰め込みを優先した結果なんでしょうね。

 

ドア間には3脚が配置されていますが、眺望の点でベストな座席は存在しません。強いて言えば最後列でしょうかねぇ…。全体的に扁平で、座面は気持ちクッションが入ってるかなぁ程度、背ズリは更に薄くヘッドレストは石のような硬さです。こんな感じで、座り心地はイマイチと言えばイマイチです。

 

トイレ横の3脚です。2600系のトイレ向かいがボックスシートで残されていたように、ロングシートモードで設定していてもここだけはクロスシートモードとなります。そのためか、ドア横の衝立が幅広ですね。

 

ロングシートです。こちらは転換機構は無く固定式です。座面、背ズリともにこちらの方がややクッションが気持ち厚めです。

 

優先座席です。モケットは灰色になっています。最近、足元には優先座席のマットが追加されました。

 



経年も進んでいますが、更新工事が施されたためにもうしばらくの活躍が見られそうです。

 

 

 

  

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