【訃報】二宮泰明先生が逝去なさいました。 | 北アルプスのほとりからですが、何か?

北アルプスのほとりからですが、何か?

仕事の都合で、群馬から長野は信濃大町に居を移すことになりました。

ショッキングなニュースが飛び込んできました。

 

 

青天の霹靂でした。ご高齢というのは当然知っていましたが、特にご病気の話も聞くことなく、お元気で過ごされているものとばかり思っていました。昭和元年生まれで御年97歳。私の祖母が大正12年生まれですからほぼ同年代ということが言えます。そういう方が、しかも私の人生に大きな影響を与えた方が、ご存命でいらっしゃることがそれだけでうれしく思えることでありました。自分の祖父、祖母の代の方々と接した時間がまだまだ肌に感じられる思いがあって、がんで亡くなった祖母の思い出にシンクロさせることができた存在だったんです。

 

人の命には限りがあることくらいは知っています。そしてそのうち自分に順番が回ってくることも。そのことをきちんと自覚しつつ、これから先の短い人生をしっかり踏みしめて生きていこうと思いますし、二宮先生という存在を忘れずに行きたいなとも思います。他人の記憶にあればそれは「生きている」ということと同じ意味だと私は思ってますので。私だけでなく、紙飛行機を愛する皆さんの心の中に二宮先生の思いが残れば、それはそれでいいことなんだろうと。

 

老衰とのことですが、最後までお元気だったのでしょうね。体力が衰えたところにちょっと体調を崩されたと聞きました。お亡くなりになる直前まで元気でいらっしゃって、大会にも顔を出されていたとのこと。人生を走り切ったという印象しか受けません。

 

改めてご冥福を祈念いたします。合掌。