横浜のファイナンシャルプランナー相談室「住宅ローンは銀行で借りるな」 -5ページ目

横浜のファイナンシャルプランナー相談室「住宅ローンは銀行で借りるな」

相談実績1700件超の実務家FP平野雅章が、住宅ローン・火災保険・生命保険の不思議な常識に立ち向かい、リアルな選び方をお伝えします。

フラット35Sエコの終了などにより、一部の民間金融機関の有利な固定金利商品と比べフラット35が有利といえるケースはかなり限られることになったと、前回の記事で書きました。

誤解のないように言うと、
フラット35はいまだにかなり有利な固定金利型の住宅ローンであることは間違いありません。しかしながら、一部の民間商品に比べると総支払額(元本・利息・諸費用の総額)が1番少ないとは言えないケースが多くなったのです。

しかしながら、固定金利の住宅ローンをどこで借りたらよいかを、不動産会社やマンション販売会社、ファイナンシャルプランナーなどにあなたが尋ねると、フラット35を勧められることも多いと思います。

その理由はいくつかあります。
1つは、その勧めた方がフラット35を取り扱うモーゲージバンク(住宅ローン専門の金融会社)の代理店業務に携わっていて、そのモーゲージバンクでフラット35を借りてもらうと手数料や紹介料が受け取れるというケースです。

もちろん住宅ローンの代理店業務自体は何ら問題がありませんし、お客様にとっても利便性があると言えるでしょう。

でも、他に何十万円、何百万円と総支払額(元金・利息・諸費用の総額)が少なくなる住宅ローンがあるとしたら・・・
その情報は知りたいですよね。あなたが固定金利の住宅ローンを借りようと考えているのであれば、フラット35以外に、「フラット35Sエコ終了と固定金利の住宅ローン選択(1)」の記事で書いたような金融機関でも総支払額を試算してもらいましょう。

私個人としては、保険商品や金融商品も含め代理店業務により受け取れる手数料がある場合は、商品を紹介する際に手数料を開示するというルールが日本でも法制化されるとよいのではと思っています。提供された情報にバイアスがかかっていないかを、お客様が判断する助けになると考えるからです。

さて、フラット35を勧められることも多いのには、他にも理由があります。他の理由は次回の記事で。


ブログランキング・にほんブログ村へ


長期固定金利の住宅ローンの代表格であるフラット35の金利を当初5年間0.7%引き下げてくれる「フラット35Sエコ」の申し込みが、昨日、平成24年10月31日(水)をもって終了しました。

これにより、本日、平成24年11月1日(木)の申込分から、フラット35の金利引き下げの内容は、
・フラット35S 金利Aプラン 当初10年間 年▲0.3%
・フラット35S 金利Bプラン 当初5年間 年▲0.3%
の2種類になりました。

今回のフラット35Sエコの終了により金利引き下げの幅と期間が縮小したこと、さらに、民間金融機関において独自の固定金利住宅ローン商品の金利が低下したことで、一部の民間金融機関の有利な商品と比べフラット35が有利といえるケースはかなり限られることになりました。

フラット35はいまだにかなり有利な固定金利型の住宅ローンであることは間違いありません。ただ、現時点では一部の民間商品に比べると
総支払額(元本・利息と、融資手数料・団信特約料・保証料など諸費用の総額)が1番少ないとは言えないケースが多くなったということです。

しかしながら、固定金利の住宅ローンをどこで借りたらよいかを、不動産会社やマンション販売会社、ファイナンシャルプランナーなどにあなたが尋ねると、いまだにフラット35を勧められることがあるかもしれません。

その場合は簡単に信じずに、他の金融機関、例えば、信託銀行や新興系の銀行、ネット銀行あたりと、総支払額を比較してみることをお勧めします。

それでは、なぜフラット35を勧められることが多いのかは、次回の記事で。


ブログランキング・にほんブログ村へ

10/17にエフピーリサーチアンドコンテンツ(株)さんによる勉強会があり、ソニー損保の本社の方々に自動車保険についてお話を聞いてきました。

通販型の自動車保険は相当増えた印象なのですが、まだ契約数では自動車保険全体の6%を占めるに過ぎないそうです。対面で販売する大手損保会社の自動車保険に比べ、ダイレクト(通販型)自動車保険の保険料は一般的にかなり安いと言えます。それにも関わらずこの状況ということは、保険料の安さ以外の価値をダイレクトでない自動車保険に顧客が見出しているのか、それとも単純に人を介さない保険契約になんとなく不安を感じるのか、あるいは結構な保険料差があるのを知らない人が意外に多いのか・・・
どれもが要因の一つなのでしょう。

とはいうものの、ネットのおかげで以前に比べ圧倒的な簡単さで保険料を比較できるようになったのは事実で、保険料の安いダイレクト自動車保険のシェアはじわじわと伸びていくのでしょう。だからといって、単純に保険料の一番安いところを選んでも、あなたには合っていないかもしれません。

ソニー損保さんのお話で印象的だったのは、一番安い保険料を目指すのではなく納得感のある保険料を目指しているという点。例えば、事故率と走行距離はほぼ比例関係にあることから、走行距離の区分によって変わるリスク細分型の保険料をソニー損保が導入しているのは、よく知られているところです。

さらにソニー損保で感心するのは、くりこし割引がある点です。契約距離より走行距離が少なければ、その分を翌年の保険料から割り引くという仕組み。携帯の料金をイメージすると分かり易いかもしれませんね。まさに"納得感のある保険料"へのこだわりが表れています。年によって走行距離が結構違うという方は、向いているといえそうです。

単純に保険料の一番安いところを選んでいたら、むしろ損することがあるかもしれません。複数の候補を比較して、何が違うのか、自分にとってその違いはどの程度必要なのか、その違いは保険料差に見合うのか、をしっかり考えることは、どんな保険でも一緒ですね。

ソニー損保の方のお話では、コールセンターのオペレータの教育を重視していて、長期の研修の結果、晴れてオペレーターデビューできるのは80%程度・・・というのも興味深かったですね。

また機会があれば、より詳しい話を聞きたいですし、ブログにも書きたいと思います。