横浜のファイナンシャルプランナー相談室「住宅ローンは銀行で借りるな」 -11ページ目

横浜のファイナンシャルプランナー相談室「住宅ローンは銀行で借りるな」

相談実績1700件超の実務家FP平野雅章が、住宅ローン・火災保険・生命保険の不思議な常識に立ち向かい、リアルな選び方をお伝えします。

学資保険の代わりに”低解約返戻金型終身保険”や低解約返戻金型定期保険”を使うメリット・デメリットについては、別の記事でまとめていますが、この記事では、こうした商品に起こるべくして起こった”異変”について書きたいと思います。


保険会社は、加入者から預った保険料を主に国債で運用しています。運用が年1.65%や1.75%でできることを前提に保険料を計算しており、運用益があるからこそ払い込んだ保険料より解約返戻金がかなり増える保険も存在しています。


ところが長期金利は一向に上昇せず、2010年の後半は10年国債利回りが一時0.9%を切ったのがニュースになる有様。保険会社にとっては運用益が予定したより少ない状態が続いている為、今のまま加入者に約束した解約返戻金を支払い続けると収益を圧迫してしまいます。


そこで、”低解約返戻金型終身保険”や”低解約返戻金型定期保険”の商品見直しが、いつかはあるのではと密かに思っていましたが、ついに保険会社が動いたのが、2010年の10月。


例えば、”低解約返戻金型終身保険”では最も知名度の高かった某社の商品は、10月以降の新規加入で保険料が値上げされることになりました。当然、解約返戻率(解約返戻金の払込保険料に対する比率)も低下し、学資保険に対抗する運用としての魅力はかなり失われました。

(既に加入している方の保険料は変わりませんので、ご安心を。)


また、”低解約返戻金型終身保険”であれば”積立利率変動型”が望ましいのですが、(詳しくはこちらの記事 を参照)、私が密かにお勧めしていた某社の積立利率変動型終身保険は、10月以降の新規加入で保険料払込期間が最短10年から、16年に変更されることになりました。”低解約返戻金型”の場合、保険料払込期間中は解約返戻金が払込保険料を大きく下回るので、実質的には加入者が解約しない期間ということになります。加入から解約までの運用期間を延ばし、少しでも運用の安定を期待するという意味合いと思われます。


他にも某社の商品では月払いに比べ保険料が割安になる年払いを廃止するなど、こうした動きは運用性のある他の保険を含め広がりを見せました。このところ長期金利は一時期に比べ上昇し、落ち着きを見せてはいますが、学資保険や学資保険代わりの保険への加入や見直しを考えている方は、今のうちにやっておいた方がよいのかもしれません。


気になる方は一度ご相談下さい。横浜FP事務所


(2010.08.31執筆、2011.01.14加筆変更)

昨日は私が尊敬するFPの高田晶子さんが取締役を務めるマネーライフナビさん主催の、「持ち味発見セミナー」に参加しました。「持ち味カード(マネー編)」を使って、自分らしいお金の増やし方が分かるという内容で、私が参加したのはワークショップ形式の講座のバリエーションを増やしたいという目的から。




書く形式のワークショップだと、参加者も結構疲れるものですが、カードから自分の持ち味を選んでいくというのは、気軽にできてよいですね。その結果を、最終的には具体的なお金を増やす行動に落とし込むというゴールも明確です。




高田さんも記事 http://ameblo.jp/wealth-takada/entry-10719380937.html
 で書いていますが、


これをやりながら、私はお金の増やし方というよりもお金の使い方を考えていました。




生活でお金を使うことって、全てが投資なんですよね。求めるリターンが金利や値上り益、つまり収益ではなくても、それにお金を使うことで期待する成果、例えば、美味しいとか楽しいとか、便利だとかがあるはず。




そして、狭い意味の投資の世界では、より成果を高める方法の元となる考え方に、「現代ポートフォリオ理論」というものがあります。現代ポートフォリオ理論では、"複数の資産の組合せ"(ポートフォリオ)から期待できる収益やリスクを計算し、可能な限り最善の収益を生み出すポートフォリオを知ることができます。


そこで、資産クラス、一般的には海外株式、国内株式、海外債券、国内債券などに資産を分類し、その最善の組合せを求めることで、成果を高めようとする訳です。(資産運用をしよう!という方は、絶対知っておきたい理論ですので、また別の記事で詳しく解説したいと思います。)




例えば、ファッションでもアイテム別、例えば、アウター、シャツ・ブラウス、などとまず分類した上で、効率的にコーディネートを生み出す最善の組合せ比率が計算できないかな~、などど考えていました。これが、分かれば無駄な購入を減らして節約することもできますし、節約を目的にしなければ、ファッションに使ったお金を最大限に生かし様々なコーディネートを楽しむこともできます。




ファッション・ポートフォリオ理論の構築は私の宿題にするとして、皆さんもお金を使うときに、「これを使うことで、どんな成果が得られるだろう」、と少し考えてみてはいかがでしょうか?


繰り返していれば、自分にとってより優先順位の高いことにお金が回るようになるのではと思います。

私が尊敬するファイナンシャルプランナー、吹田朝子さんが主催する火災保険研究会に参加してきました。

火災保険研究会の詳細はこちら> http://fpproduce.st-consultant.com/kasaihoken/3th20101124.html


「住まいをとりまくリスクと、リスクマネジメント手法」を主なテーマに
FPの方々10名と、セゾン自動車火災保険さんが今日のメンバー。

傍聴に、新聞社さんや、住宅金融支援機構の方もいらっしゃいました。

講師のセゾン自動車火災保険マーケティング企画部長の中島さんは、

ネット火災保険のパイオニア。興味深い話ばかりで、大変勉強になりました。


中島さんの主旨の一つは、損害の金額を重視した保障の選択(もちろん、発生頻度とのバランスをを考えた上ですが)だったと思います。この考えがセゾン自動車火災保険の「自分でえらべる火災保険」 にしっかり貫かれている点が、本当に素晴らしいと思います。


保険全般に言えるのですが、みんなが払った保険料からは様々な経費が差し引かれ、保険金の支払いに充てられる金額は、2/3から4/5といったところ。確率論で言えば、払った金額より受け取れる金額は少ないのが普通です。それならば、もし起こっても大した金額を必要としない災害には、保険より貯蓄で備えた方が合理的。保険で備えるのに向いているのは、そんなに発生頻度は高くないけれど、発生したら家計にとって致命的という災害です。


火災保険と一口にいっても、様々にパッケージ化され、火災への保障の他に幅広い保障がくっついています。そのうち、実は保険で備えなくても良いのでは?というものもありますし、逆に、オプションになっていて付加する人は多くないけれども、保険で備えるのに向いている保障もあると思います。家のタイプや地域によっても、必要な保障はかなり異なりますよね。保障をバラして、自由に組み立てられるようにするという「自分でえらべる火災保険」のコンセプトには、共感できます。


一方、自分でひとつひとつ保障を選ぶのは大変で、気が進まないという方もかなりいるでしょう。パッケージと自由に選べるもの、両方の選択肢が市場にあることがお客様にとっての利便性につながりますし、火災保険では唯一の後者とも言えるセゾン自動車火災保険さんを応援していきたいと思います。