①拝殿
②神門
③鳥居
④境内
訪問日:2015年12月
所在地:兵庫県豊岡市
出石神社は記紀に記される渡来新羅王子の天日槍(アメノヒボコ)伝説の中心的な神社で、天日槍が将来したという八種神宝の神霊を伊豆志八前大神として、これと天日槍の神霊を併祀している。
「古事記」によると新羅王子・天之日矛は妻を追って日本に渡来し、難波に入ろうとしたが叶わず、新羅への帰途に但馬に留まり、多遅摩之俣尾(たじまのまたお)の娘・前津見(さきつみ)を娶って子孫を残した。
また、「日本書紀」によると新羅王子・天日槍は垂仁天皇の時代に渡来し、将来した7物を但馬国に納めて永く神宝とした。但馬の前津耳(さきつみみ)の娘・麻拖能烏(またのお)を娶り子孫を儲けたとある。
そしてその子孫とは記紀によると、但馬諸助(多遅摩母呂須玖)から神功皇后へ至っており、「新撰姓氏録」では後裔として橘守・三宅連・糸井造といた氏族が記載されている。