播磨 的形構居 | ゆめの跡に

ゆめの跡に

On the ruins of dreams

イメージ 1①圓光寺

 

訪問日:2015年2月

 

 

所在地:兵庫県姫路市

 

 小赤壁から北に少し行くと国道250号線に出る。圓光寺は国道に分断されているが、以前は南西側にある尾根続きの赤坂山と繋がっていた。その赤坂山山頂の19×23mの削平地が主郭で、圓光寺が構居跡と考えられている。工事中で近づくのは躊躇われた。

 

 『播磨鑑』によると福泊領主長男新藤次通朝の甥、長尾新十郎重朝とされ、『印南郡誌』では別所長治の家臣の佐々木蔵人の居城として記録されている。

 

 圓光寺はもとは浄土宗だったが、天正12年(1584)日淵が法華宗に改めて開基した。安土宗論で浄土宗に敗れた久遠院日淵とは別人であろう。