せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)! -167ページ目

せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)!

うひょぉぉぉおおおずぐげらびんぼえええっ!


せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)!

 ぼくの側にいたお佐久ちゃんは、壁を向いたまま、細い肩をふるわせていました。

「脳挫傷、全身打撲、それによる複雑骨折に内臓破裂。そんなところか。目立つ外傷はないのが救いじゃないかね」

 傍らにおかれたランプは、穏やかな表情で洗面器で手を洗う霧渕博士の影を、大きくゆらゆらと映し出していました。

 博士の見下ろす治療台には、全裸にされた一郎太くんが仰向けになっていました。

「それじゃ、やはり一郎太君は……」

 思い余ったぼくは霧渕博士に訊ねたのですが、博士はそれを遮るようにいいました。

「大丈夫、すぐにある種の意識は蘇る。後は一郎太が、どこまで自分自身の肉体を維持できるかが問題だがね。さあ、準備にかかろう。加藤君、冷房装置のレバーを下げてくれ、もっともっと室温を下げるのだ。それに、今ある塩では量が足りない。お佐久は純粋な塩を都合してくれたまえ、大至急だ」

 霧渕博士の言葉に従い、お佐久ちゃんは慌てて治療室のある蔵から飛び出して行きました。

 ぼくは霧渕博士に云われるままにレバーを握り締め、冷房を強くしていきました。次第に冷房装置が発するうなりは低く、大きくなり、排出口からは白く重い煙が大量に溢れ出します。やがてその室温計は……マイナス30度……真冬の北海道、最北端の気温をはるかにしのぐ、全てが凍りつく温度まで下がりました。

「手伝わせてすまないね、加藤君。これから一郎太に施す処置は、お佐久には少々酷だろうからね。こんな時間に塩を買い求めるには、なかなか骨が折れるだろうが、そんな用事を言いつければ気の紛れになるだろう。わかってくれるね」

 ぼくは頭から毛布をかぶり、冷房装置のよこでがちがちと歯を鳴らしながら、膝をかかえておりました。ですが、異常な冷気の中でも、霧渕博士は寒がることもなく、むしろ、生き生きと活気に満ち、楽しそうでさえありました。

「思うのだが加藤君、年齢よりも幼いところがある一郎太に、肉体の維持は大きな負担になりはしないだろうか。処置が終われば、一郎太は成長することなく、永遠にこのままだからね。いずれ佐久は先に逝ってしまうのだから、頼れないだろう」

 霧渕博士は細長い注ぎ口がついたブリキの容器で、ねっとりとした液体を一郎太にかけました。

「は、博士は……なにを、な、なさろうと……」

「水銀と塩、それに硫黄を加えた合成蛋白の混合液を、血管に注入することを思いついたのだ。毛細血管の隅々まで行渡るように……いいね、その手があったよ。なぜ気が付かなかったのかな」

 一郎太君の鼻孔、首筋、両手首などから無数に枝分かれした管は枕元の不気味な機器に伸びていき、心臓を思わせるポンプが小さく脈を打ちはじめました。

「肉体の腐敗を促進させ、骨格と血管、それに脳髄とわずかな臓物だけにするのだ。百年でも千年でも、いや、理論的には永遠に、肉体の維持から開放されるのだ。そうだ、そうしてやるぞ一郎太」

 霧渕博士は脈の調子をうかがいながら、無数にならんだ小さなコックを、一つ一つ丁寧に捻っていきました。

「なんだって、一郎太君を骸骨の怪物に仕立て上げようと……そんな、惨い。彼はあなたの実験材料じゃない、猿の標本とは違うんだ!」

 思わずぼくは、立ち上がって叫んでいました。

「なぜそれを知っている」

 両肩からへその下まで、T字型に切開された一郎太君を前にして、霧渕博士は背中を丸めたまま、肩越しに振り向き、据わった目でぼくを睨みました。

 その恐ろしいまでに冷ややかな目つきに、ぼくは腰が抜けたようになり、再び床に座り込んでしまいました。

「調べたのかね。事実はなにもわかるまいが、あの頃とは事情が違う。すでに実験は終わったのだよ加藤君、言葉を慎みたまえ」

 一瞬、炎がゆらっと動いたような、それでいてとても粘液質で、例えて言うなら今までに見たこともない”狂気”の笑顔を見せて、霧渕博士は鋭く光るメスを持ち替えて一郎太君の処置に戻りました。

「私だって必死なのだ。痛みは無くとも肉体崩壊の恐怖と維持の辛さは、きみの親不知の比ではないのだよ。夜明けまで待ちたまえよ加藤君。一郎太の処置がひと段落ついたら、処置を施してあげようかね。やぶさかでないよ。さすればきみは歯痛から開放される。死ぬまで……いや、死と引き換えに……」

 このときぼくは、霧渕博士の狂った思考を理解したように感じました。人間の不老を超え、もはや不老のためなら人間でなくてはよいと。

 そして、冷房装置から流れ出る二酸化炭素で、薄れていく意識の中、ぼくは気が付きました。霧渕博士は……息をしていないと……。


せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)! ほぼ一年ぶりの”赤坂赤い劇場”なのだった。ってか今日は一週間ぶりとはいえフツーのビールとかフツーのチューハイとか呑んじゃってるのだってだってね相変わらすバカな連中がバカの一つ覚え的なバカな仕事をして他のスタッフ例えば照明さんとかからクレームがきちゃってすべておれが直したのだからそんなバカな仕事したウチら美術大道具のヤツに手を抜くなよ大道具を固定すんのに照明の灯体巻きこまないよーに注意しろとか三日目あたりのアルバイトに言う程度のことなのだが暗くて見えなかったんだよ! といきなりキレた答えがかえってきたのだがそれにしても前にも言ったがお前ら何年この仕事してんだよおら。暗くて見えない? 毎回暗くて見えねーんだよ。だからペンライトやヘッドランプを用意して仕事してんだよ。したら持ってるやつが直せばいいとか抜かしやがってガキじゃねーんだからよおれと大差ねーおっさんのくせに。せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)!

特にこのキレてきたヤツはいままでは大人の対応してやってたけど前から爬虫類みてーに表情が極端に乏しくて自閉症の間寛平みてーな面して心がなくて自己中心的でってーか自己中心的だから心がねーってかいわゆる自己を中心にしたいがために他の心を蔑ろにする傾向が著しくいわゆる人間として一番最初の大事な部分が欠落してるのだ。だってあまりにもボキャブラリーが少なくて意思の疎通がとれんこともしばしばで見るからににゃーにゃとか殺してそーだもん。ウケを狙ってるのかそれともバカかのフリしてるのかマジでバカなのか思わずドン引きするよーなことを無表情でしらっとゆーしバカはバカなりに嘘でも謙虚のフリしてりゃあ可愛げもあるんだろーが横柄なバカってバカ以外の取り柄がねーからそれって取り付く島もない絶望的なバカだからまあとにかくこいつとマジで大人の対応するのはやめたのだ。何度言っても学習しねーくせにいきなりキレてガキみてーな言い訳しかできなくてコメンナサイの一言もねーよーな無形人間とはおさらばなのだ。ああムカつく、もしかしてチョンなのかなあ。まあ今夜だけは呑ませてくれ。


せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)! ああ……臭いっ。うう……身体が臭い臭いっ。おれのことをとっても尊敬してるフリをしてる”骸骨”を名乗るブロガーからのお土産の入浴剤なのだがこれは大変に間違いなく天然硫黄の液体入浴液でお湯に入れた途端にあまりにも硫黄なんでびっくりして思わず鼻からドングリが飛び出してそれを可愛らしいリスちゃんが持って行ってしまったのだ。昨夜はこれに地獄谷の茹でタマゴみてーにしっかりと浸かりながら週刊文春なぞ読んでいたら頭から背中から異常にぬるぬるして流れにくい汗をじゃんじゃんかいて、思わずうひゃあと自虐的に面白がってたらやがてサラサラの汗になってきて、せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)! いつになくさっぱりしたのだが上がってからフルチンでお部屋を徘徊しててもぜんぜん汗が引かなくて気持ちが引いてきたのだがバスタオル二枚ほどで拭いてみたりして本日になっても体中が硫黄臭いのだ。いやあせっかくの硫黄だからってんでフツーのお湯で上がり湯とかしなかったんだもん。んで性懲りもなく今夜もこの入浴液で硫黄にしたりして昨夜ほど汗かかんなあと感じたのだが二十分くらいしたらまたもやぬるぬるの汗をかきはじめたのだ。以前に聞いたことがあるのだがこのぬるぬるがデトックスなんだとか。毒素が抜けてるとか。だから今夜も明日のヤボ用もおれは硫黄臭いのだ。臭いのだああああああっ! でもにゃーにゃたちは全然気にしないってーかフツーなのだ。そんなもんか。箱で買うとかなり安いし個人的に注文してみよう。こんな爽快な入浴液が存在するとは知らなかったのだ。

ってなことで我ジプシージャズトリオのValsemll'sがよせばいーのにすみだジャズフェスティバルに出演決定しちゃったのだ。8月18,19日のどっちかはまだ決まってねーのだがとにかく一応審査に通っちゃったんで出演決定なのだ。まだ一曲しか完成してねーからどーにかしなくちゃな。これから梅雨だしな。うぬっ、うぬぬぬぬっ。

ってなわけでもう酒やめて一週間なのだが去年も一ヶ月くらい禁酒したときはとにかく甘いものを欲して欲してキャラメルとチョコレートとアメちゃんを喰らい続けてたのだが、今回はまだ一週間だけど前回より深刻な体調で酒やめたからかどーかは知んねーけどあまり甘いものは欲してねー代わりにやめて二日間はなんにも食えなくて水飲んじゃあ吐いてたりして三日目あたりからとにかくとにかく空腹で腹減ってお粥から喰い初めて今日なんか唐揚げでご飯喰って一日中ノンアルコールビールを飲んでたのだ。
せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)! ヤボ用があっときは気が紛れるからいーのだがお家にいるときはとにかくノンアルコールビールなのでそーゆー意味では銭がかかんだよくそ。だから今日の午前中なんか900mlの微糖ヒーコが安かったからビスケットを朝食に二本も飲んじゃってなんだか一日中ボーッとしてるしいきなり鼻血出すし窓開けっ放しでフルチンになるしロクなもんじゃねーのだ。明日は水にしよう水に。ってか禁酒最初の二日間は下血するしオシッコは真っ赤だしやたら疲れるからお昼寝すると菊畑に囲まれた川の向こう側に死んだ両親とかおれの家族が全員そろって手を振ってるしこれはマジヤバと感じて
せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)! とにかく時間があればノンアルコールビールで紛らわせて寝まくって三日目には若干食欲が出てきてオシッコも透明になってきてこーやって我が家族のにゃーにゃたちといられるのだ。ってなわけで九死に一生を得た”せっちんの地獄へズンドコ!”はマジでズンドコしそこなったから逆に縁起がいーぞご愛顧の皆さん。もうこうなりゃ九九は七段がヤバいまんまでいーしあまり上を目指さねーで斜め上くらいでいーしこのままゲイのフリして一人もんの孤独死上等で断捨離の清貧で生きてるだけで丸儲けってなわけでこれからも読まなくていーからペタしてけ。


せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)!

ゆうべ、わしゃあ、夢を、見た。

夢の中の、わしゃあ、二十代はじめの、青年じゃった。

わしゃあ、イベント制作会社に、勤めておってのう。とある、ショッピング・センターの、オープニング・ステージの、準備をしておった。

音響さんと、現地の、花火屋さんのタイミングに、そりゃあ、そりゃあ、手こずっておってのう。気がついたら、もう、日が暮れておった。わしゃあ、ひとり残って、最後の、点検をしおってから、宿に帰る、つもりじゃった。その時じゃ、ふいに、だれかが、わしに襲いかかりおる。くらくて、ようわからんが、そいつは、わしの口に吸い付いてくる。怖くなった、わしゃあ、力いっぱい、そいつを、つきとばした。そしたらの、あろうことか、そいつは、 白髪の顎髭をたくわえた、高田純次じゃった。高田純次は、ふたたび、わしに、抱きついて、きおった。そしたらの。通りの、向こう側にある、電柱の、下にある、大きな、大きな、ダンボール箱から、
せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)! 名前は、よう知らんが、長く縮れた髪をした、若手漫才コンビの、片割れが、高田純次に、蹴りを食らわせて、別なダンボール箱に隠れよった。ああ、助けてくれたんだなあ。と思ったら、高田純次は、なぜか、宿に、帰ったはずの、MCの、おねーちゃんに、道端で、抱きついておった。そしたら、不思議なことにのう、司会者と呼ばれる、わしの、まったく、知らんおとこが、なぜだか、背中に、変なマークがついた、やはり、芸人のお笑いリポートで着るような、黄色いツナギを、着ておって、MCを、助けに、高田純次に、向かって、いったのじゃが、突然、わしの耳元で、 「やっぱし女の子好きなフリしてると皆安心するよねぇ、でもおじさん本当に美少年の乳首が好きなのごめんねぇ」わしゃあ、美少年じゃった。
せっちんの地獄へズンドコⅩⅩ(怒)! そして、悪魔のような、身のこなしで、高田純次は、わしの、乳首に、吸い付いておった。高田純次は、思いっきり、わしの、Tシャツを、たくしあげ、噛み切らんばかりに、そして、舌の先で、ころがしおった。とにかく、鳥肌が立つほど、口髭が、不気味じゃった。そして、わしゃあ、押し倒されて、更には、高田純次の手が、わしの、股間を、捉えたところで……わしゃあ、目が覚めた。南無……。
きょうは、これくらいに、しとくかのう。腹が減ったろう。近所で開店した、幸楽苑は、中華そばと、餃子で、503ジャパニーズ円だったかのう。餃子のことは、なんとも言えんが、中華そばは、旨かったのう。午後の真ん中で、近所の店は、アイドルタイムでも、とりあえず、営業してなさる。ありがいこっちゃ。