北朝鮮でいい加減にカットされたクズ宝石と精巧に偽造された鑑定書をダンボール二箱分のククレカレーで取引したのはフェリー埠頭の倉庫だったのだ。
その宝石は東京ビッグサイトの国際宝飾展に出展され、次のヤボ用は青海パレットタウンにあるZEPPtokyoでのパチンコ発表会だったのだ。
おれはパチンコなんてーなクズな娯楽には興味ねーのだが、ご覧の通り、手前の赤い橋の欄干があるのは『はぐれ者おりん』で一番奥にあるのが『北斗の拳』。造作が面白れーからそれなりなのだ。
んでもって、パレットタウンに来たからにはビーナスフォートを覗いて行かなければってーんで、よせばいーのにビーナスフォートなのだ、野郎一人で。
凄いな、建物の中に二階建ての建物があって天井には空が描いてあるのだ。
大江戸線の清澄白河にある江戸資料館とか、サンシャインシティのナンジャタウンよりも、めちゃめちゃ街なのだ。
街なのだからして紳士服売り場とかフードコートとかのエリアは特別なく、フツーにまばらに洋服屋の隣に中華食堂があったりして、飽きないなぁ。とか散歩してたのはつかの間、10分ほどで額に変な汗をかき、不安を掻き立てられたのだ。だってさ、だってさ、すんごい閉塞感。閉鎖された空間。閉じられた空間。衣を着けて揚げられ、更には玉子でとじられて尚且つ、丼の中の熱々ゴハンに載せられた挙句に蓋をされたロースの気持ちになってごらんなさいよ、あーた。
まだ石膏ボードで蛍光灯が付いた露骨な天井ならフツーだからいいけど、変に青空なんて描ちゃったもんだから、でも意識は天井だと思ってて、でも間接照明で青空だから不自然で不安で、突発的閉所恐怖症に陥ったのだ。
帰りたいよ、もうここから出たいよママ。ボクいい子にするから。掃除機でチンコ吸ったり、タイガーバームで肛門オナニーしないし、近所のにゃーにゃの肛門にカラシ塗ったりしないから、許して、ここから出してママ。
そう呟きながら早歩きで出口を探しても、ほとんど迷路状態で、近所の店員のねーちゃんに案内してもらって表に出たときには、軽い尿漏れを感じていたのだ。
ここの店員は凄い進化した前頭葉を持っているか、凄い無神経かのどちらかだな。
どーせならにゃーにゃを放し飼いにしとけよ。
そうだそうだ、江戸資料館もナンジャタウン、ラーメン博物館とかリアルな街のテーマパークなら、野良にゃーにゃがいない方が不自然なのだ。
したらおれも遊びにいくにゃあ。