あのね、ここんとこタバコで一杯一杯なのだ。
えーと、おととしの十二月は一ヶ月と少し禁煙して、挫折。
去年の一月は一ヶ月と半月ガマンして挫折したのだ。
ここだな、壁は。
二ヶ月いきゃあいーんだろ。
んでもって今回は約三ヶ月、途中もらいタバコで男たちに抱かれながら完全禁煙で約一ヶ月、ヤバイのだ、時期的に。
実は今日、ガマンしきれずアメリカン・スピリッツの自販機が見えるとこまでチャリで走ってしまったのだ。
んでもって、ポッケから小銭を確認し、しばし電柱の陰から自販機を観察しては、行き違う人々から身を隠し、土砂降りの雨の中アンパンと牛乳で自販機を見つめていたのだ。
するってーと、アンパンと牛乳で満足してしまって、自販機の側によることなく、平和な帰路に着いたのだ。やれやれ。
そもそもおれはヘヴィ・スモーカーではないのだが、パイプが好きで日本の『桃山』ってな葉っぱにチョコレートやバニラやブランデーなどの葉っぱをフレイバーでブレンドして嗜好して、ダチからは邪悪なスナフキンと呼ばれていたのだ。
ああっ…書かなきゃよかった…パイプは、コーン・パイプは旨いよなぁぁぁあっ!
二寸釘でガジガジほじっては葉っぱを詰めて、釘の頭の平らなとこでポンポン葉を慣らしてから点火するのだ。
だからパイプってーとブルジョアなイメージがあるかもしんないが、すんげーチープに楽しめる。
銀座に菊水ってなシャーロック・ホームズがいそうなパイプ・ショップがあってな、そこのオヤジがおれのパイプの師匠で粋なのだ。
「一番安いコーンパイプで十分。いろいろメンテナンスやらなんやらの小細工があるけども、二寸か二寸五分の釘一本で十分。その分自分の葉っぱを探したほうがいい。でも最初は安い桃山で十分。この店であたしが売るもんはこれしかないよ」
桜、樫、ベイクライト、なんかの石、などなどの高級パイプは1000円のコーン・パイプにやられてちゃってんのね。
コーン・パイプはマッカーサーとか、トムソーヤのイメージだよな。
安くて丈夫で、中が焦げるのがまたいい香りで、たまらないなぁ…やべ。
おれが物心ついたころには『今日は元気だタバコが旨い!』なんてーな、今からすりゃあクレイジーなCMが流れていたのだ。
でも、まあ、終戦直後にはヒロポンなんてな商品名の覚せい剤、いわゆるシャブが滋養強壮にいいとして、薬局で売ってたんだからな、無知は恐いってーか、無知以前の問題は仕方がないのか?
北の国では未だに滋養強壮で流通してて、こないだ脱北のヒトが捕まったのだな。
あ、きた。
タバコ吸いてー。
前にも書いたが、おれは夏でも、このクソ暑い時期でも焼酎を寒天粉ブレンドのお茶割りで呑んでいるのだが、そんなモン呑んで余計なウンコして、タバコやめて延べ三ヶ月なのでお肌の調子はいいのだ。
ゲイにお肌は重要だからな。やや、それはオカマか。
ゲイは何事にもヘヴィなのだ。
だからタバコ吸いてー。また時がきたら大丈夫なのだが、今タバコ吸いてー。
M&Mのチョコが喰いたいな。