久しぶりに以前にご紹介した超人的にミュータントなバカのダチに逢ったのだ。
一人は左腕に着脱可能なチェーンソーを着け、ピアスで原型を留めてない顔面の左目が赤外線スコープになっている、全身、耳無し芳一状態で梵字を刺青しているバカ。
もう一人は頭蓋骨がアクリルのスケルトンで、脳味噌に埋め込んだワンセグ携帯のテレビ放送が丸見状態で、脊髄から伸びた充電端末機をもってオロオロしている、体中に蛍光塗料でオールディーズのイラストを刺青した夜に光るバカの二人なのだ。
えーと、梵字バカは己を知っているってーか、このクソ暑いのに長袖のTシャツで、左腕のチェーンソーを恥かしそうにモジモジしている、てーか外してフツーに持てよ。
更には眼を隠すのにサングラスでもすりゃーいいのに、バカだから海賊みてーなアイパッチなぞしやがって、よけー目立つのだ。
光るバカはそもそもが遣り切れないほどのバカなので、両袖と襟を落としたジージャンを素肌に着てきやがった。アクリルの頭蓋骨はこの時期むき出しだと、内側が曇るし、直射日光を医者に止められているらしく、バンダナ巻いてキャップを被ってやがった。不自由だな。
おれが悪戯でキャップを取ると泣きそうになるし、通行人はギョッとして立ち止まるし面白いのだ。
いずれそのアクリルに穴空けて、おれが小便してやる。
んなもんだから昼間はもちろん、夜は上半身裸なもんだから、背中の似てないマリリン・モンローとか下手くそなキャディラックがなどなど光って見えて、おれのそばによるなよ。
ダチったって、仕事仲間だからしょーがないのだ。
でなきゃーだれがこんなバカと付き合うかね。みっともない。
んでも梵字バカはまだ男気があって、一目置いてしまう所作や技量があるのだ。
光るバカは光るだけでどーしよーもない、ってーか、アクリルといいワンセグといい充電端末機を持ってウロウロするぶんうっとーしーのだ。
みなさん、ウソの戯言だと思ってるでしょ。
多少オーバーに書いてはいるが、ほぼ正しい事実なのだ。
おれもこいつら見て、人間なんでもアリだなぁ、とヘンな感心を覚えたもんだ。
えーと、義手義足の技術の世界観に近いってーか地続きなのだな、頭蓋骨アクリル意外は。
新宿にはバカ若者ってかチンピラがごろごろいるが、この二人には敵わないよな。
だってこの二人のカテゴリーがわからんだろ、何者なんだか。
フツーにTシャツでジーパンのおれが、てめー恥かしいからジージャンちゃんと着ろよ。
おまえ眼帯やめて、1000円のグラサン買ってこいよ、バカタレ。
とか言ってんだから、猛獣使いってーか邪悪な安田大サーカスだな。
明日は東村山の監督のスタジオなのだ。
今日はオナニーしないで寝よう。