暑いな。
わかってるのだが言わせてくれ。
あんまり暑いので脳味噌のシワがツルッツルのピッカピカで、おれの顔が映るくらいになってしまって、新品同様だから高く売れるんじゃねーか。
ん、質にもよるだろーが、それなりに使った脳味噌のほーが高く売れるのか?
赤ん坊の脳味噌とアインシュタインの脳味噌、まあ、くらべよーがないのだが、アインシュタインの脳味噌はアインシュタインを超えられないので、赤ん坊のツルッツルでピッカピカでツヤツヤのムチムチした脳味噌がいいかもしんない。
あまりこんな事を深く掘り下げたくないのだ。
四十代のいい年をした大人の男が、脳味噌ツルッツルのピッカピカになってしまうと、ぼくのぴーちゃんはーぶれんばすたあぁぁっ! それはイタいの、イケないのってばさー、しまうまと、しまりすと、くもにのりたいーはるかなるーうらすじからタマへー。そんなワキゲがくえるかっ、にいさん、あたしをだいておくれでないかえ? などとのたまいながら胸元からブラのヒモをチラ見せしながら、浴衣でチャーハン食べながら歩くから始末におえないのだ。
いや、昨日からタバコが吸いたいのだよ。
もう止めてから三ヶ月近くなるのだが、厳密にはもらいタバコは何度かあったのさ。
その度に自暴自棄になって、裏町の酒場でクダを巻いちゃあ男に捨てられるのさ。
そんなもんさ、人間だものな。
んで、完全禁煙でアバウト一ヶ月、一昨日はタバコを買いに行く夢まで見たのだ。
吸ってたときはアメリカン・スピリッツのメンソールを好んでいたのだが、ちゃーんと夢にもアメリカン・スピリッツだったのだ。
あまり頻繁にある銘柄じゃねーので、一応夢でもそれを買わずに売っている自販機をチェックして満足してるだけなのだが、微妙だな。
今吸いたい。吸いたい。なんか周期があるのだが、吸いたい、すんごく吸いたくて吸いたくて逆にタバコの恐さを実感するのでもあるのだが、心が折れそうに吸いたくなるのだ。ああ、それが今。
あまりタバコタバコと言うと、じゃあ吸えばいいじゃねーかよ、うっせーな。
とか言われてシャクだから、タラコ吸いてーなタラコタラコとほざいてたのだが、したらおれのダチは恥かしそうに俯いていまったのだ。
そうか、おれはゲイだからな。
しょうがない、シャブでもやって気を紛らわすのだな。