今回紹介するのは…




プロ野球観戦、応援、サイン収集、それぞれが好き

川相昌弘 元内野手





二度目の紹介になる。


また? とは思わないで頂き、カードの種類に注目して欲しい。



94.10.8決戦カード。



BBMは、まったく次から次と企画が出てきて、集めるのも貰うのも大変である。


見事にマーケティングにはまっている俺も俺だが。(笑)



さて、この試合。


俺は、たまたま実家に行く用事があり、その前に同級生の部屋に上がらせてもらってテレビ観戦した。


アウェー。敵は追いついた勢いがある。圧倒的不利の世論だった。



その年の7月に入った会社の先輩がアンチ巨人・中日ファンで、決戦前日に俺の席の背後で「悪いけど明日は勝たせてもらうよ」と嬉しそうに言っていたものだ。


この先輩とは巨人ファンと中日ファン、井上京子ファンと井上貴子ファン、と、どうも好みが合わなかった。



そんなことはさておき、あの試合で、俺を安心させてくれたのが、この川相であった。


終わってみれば巨人6対3中日と、巨人の完勝ではあったが、3点差なんて少しのきっかけですぐ追いつかれてもおかしくない点差だ。


しかも、89年日本一といい、この年の日本一といい、なぜ9回に必ずランナーが出て見る者をヒヤヒヤさせてくれるのか。


常に最悪の結果を描いてしまい、そうなってしまった時の言い訳を常に頭に入れておきたいタイプである俺が、巨人が負けた時に、●●のせいだ、と言えるネタを作ってくれたのが川相だ。


9回の3塁打、いや、幻のホームランだ。


巨人9回表の攻撃。先頭の川相が打った。


ホームラン? しかしホームランの判定はなし。長嶋監督抗議に飛び出す。


リプレイでは「これは入ってますねえ」と解説。この時、俺の頭の中に、誤審という、負けた時の「せい」が生まれたのだ。


ヒヤヒヤしながら勝利を見届けてから実家へ。


同じ巨人ファンの父、いや、俺を巨人ファンにした父はテレビで優勝のニュースを見ていた。





(敬称略)

今回紹介するのは…










プロ野球観戦、応援、サイン収集、それぞれが好き


中村武志 元捕手










TTMを楽しんでいるサイン収集家は、TTMからサイン収集を始めた、というのは少ないと思う。


初めは、インパーソンだったのではないだろうか。


俺もそうだった。インパーソンという用語も知らなかった。



さて、このインパーソン、『運、タイミング』というフレーズがよく似合う。


つまり、断られることが多く、何度目かで貰えた、ということ。


(今は知らないが)広島の外野手や阪神の内野手のように、サインをしないことで伝説的に知られている選手をのぞけば、それほど毎回全く貰えないということはないだろう。運。タイミング。


俺で言えば、広島時代の江藤智。三度目で貰えた。そして、この中日・中村武志。


一度か二度断られた記憶がある。この記憶というものは、時がたっても結構おぼえているもので、TTMをしても来ないかなあ、断られた時みたいに迷惑なのかなあ、と思ってしまう。


そんなことを思いながら時はたち、カードだけが増えていく。


さあ、一念発起して、TTMに挑戦だ!







来た!


やっぱりあの頃はたまたま運とタイミングが悪かっただけだったんだ。








(敬称略)

今回紹介するのは…











プロ野球観戦、応援、サイン収集、それぞれが好き

和田豊  監督 元内野手



巨人ファンである俺にとって、ライバルチームの監督。

どんな成績におちいっても、どんなことがあっても、昔4才上の交際相手に「アンタは江川事件を知らないから…」みたいなことを言われても、誰が何を言おうと、俺は巨人ファンをやめられない。


学生の頃は広島、中日、阪神が憎たらしくて仕方がなかったが、現在はそんなガキのような感情はなく、ライバルチームの戦いや指揮官の考え方に感服することもある。



さて、先日行われた2012年ドラフト。注目の藤浪選手を、阪神・和田監督が引き当てた。



俺は当日は仕事だったため、テレビを見ることができず、休憩時間に携帯で速報を見ていた。


そこに、ドラフト前の和田監督のニュースがあった。



「イメージ的には甲子園のマウンドで藤浪君の投げてる姿が頭の中にあるんで。それが来年、見れる。見れる」


見れる。見れる。




まるで94年の10.8の試合前の長嶋監督の勝つ勝つ勝つ、を彷彿とさせる自己暗示(?)


俺はこの時、昔読んだ本にあった『そうなりたい、ではなく、そうなる、と強く思うこと。イメージすること。そうすれば願望は実現する』の一節を連想した。



和田監督の頭の中では、藤浪の当たりくじを引いた時のリアクション、その後の記者会見でユニフォームを着せる姿までがイメージされていたのではないだろうか。


もちろんほかのチームのくじ引き役も同じことをしたかもしれないが、和田監督の方が思いが強かったのではないか。その思いとは、藤浪が欲しいという思いではなく、藤浪を引くんだ、引けるんだという思い。



この強い思いは、残念ながら今シーズンの成績には反映しなかったが、来年の阪神は、阪神ではなくて和田監督が手ごわいのではないかと感じている。








(敬称略)


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