AMBIENT
Lifestyle Items Designed by Naoto Fukasawa
世界的に活躍するプロダクトデザイナー、
深澤直人(1956〜)の国内初個展となる展覧会です。
世界を代表するブランドのデザインや、国内ではパナソニックや、、無印良品、マルニ木工などのデザインや、、コンサルティングを多数手がけています。
電子精密機器から、家具、インテリアに至るまで、手がけるデザインの領域は幅広く多岐に渡っています。
まるで住宅の間取りなように仕切られた展示室にリビングやキッキンのように並んでいます。
モダンでシンプルな空間。
きっとこんな生活空間は理想でしか無いのかな?と思いつつも、雑多な我が家を思い浮かべてはあ〜あと思いました。
ペンダントライト フロアライト
まん丸の形のペンダントライト
複数あると遠くで見るとなんとも面白い。
無印良品
紐を引くと音楽が流れ始める
作りながら自然に出来上がった形
発砲ウレタンの巨大な彫刻
背中にジッパーが付いているのがポイント
料理を作っている周りに人があつまるような、もうこれはキッチンとか台所ではなくて、リビングにあるクッキングテーブルのようなものかと思ってデザインをされたそう。
ドームの内側を覆う
乳白色の丸いカバーの外周には、影を出さないことが大切だった。
球体を真っ二つにしたかった。その切り口が光っているようにしたかったから。
すごく計算されて作られていることがわかった。
片手にしゃもじを持って蓋を開け、もう一方の手で茶碗を持ちご飯をよそう。
蓋を閉めてしゃもじを持った手の行き場がない。
そんな一連の動作の中でしゃもじ置きを蓋の上につけた。
エッジーな縁となめらかに内側に流れ込むような張りのある曲面。
影のグラデーションがきれいなバスタブだ。
外に硬く、うちさは柔らかく。
本展タイトルのAmbient は直訳すると、環境ですが、深澤は、この言葉を「周囲」や「雰囲気」と捉えています。
深澤は、環境から物の輪郭を導き出していますが、それはつまり、その環境が要請したもの、そこにあるべきものを生み出すことなのです。
そのようにして生み出されたものがその場所に投じられることによってあ、ものと空間が相互に作用して、初めて「いい雰囲気」を醸し出すことを実践しています。
深澤がデザインした「もの」は、生活の中で使用されることにより、さらに周囲の空気をもデザインすることになるのです。
パンフレットより抜粋
シンプルであることは素敵だなと思いました。
そしてシンプルであるからこそ、
空間の余白部分のの美しさが際立っていたように思いました。