2024/6/21「同じメンヘラ、笑えね~」 | みーちゃんの、認知行動療法的ワンバース

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日記のような、違うような。

 

 

 

9時頃、起床。5時間程眠ったか。頭を洗う。昨日の「復讐するは我にあり」、面白かったなあ。観たことのない人は、騙されたと思って一回観るべき。もうちょっと書きたくなってきた。

 

 

 

キリシタン的な抑圧の反作用としての、イワオの爆発なのだろうな。そして、その象徴であるところの父親が許せないという。三國連太郎は、この弱気な感じがよく似合う。そんでもって、倍賞美津子もそれに気付いている。ばあちゃんとイワオも、また似ていて気が合う。

 

 

 

イワオと一番相性が良いのは、人生に絶望し、イワオと同じようにすでにタガが外れてしまっている小川真由美なのだけれども、小川真由美を殺す時だけは、自分を殺すようで悲しそうなイワオ。スカーフで自分の首を絞めた時のように。

 

 

 

清川虹子のババアに、ドンズバなことを言われ、少し正気になるイワオ。「本当に殺したい奴を殺したのか?」と。やっぱり、本当に恨んでいるのは、父親なのだろう。ある意味、父殺しなんて、誰でも持っている感情なのだが。アンチオイデプスというか。そこに神様が絡んでくるから面倒くさい。

 

 

 

セリフの一行一行にハッとさせられることが多い。非常に優れた脚本だと思う。そして、その設定だけではなく、演出もとても素晴らしい。時制の入れ替わりだったり、話運びのスムーズさで、どんどん引き込まれてしまう。後半は、もう殺しのシーンは見せないというのが、恐怖感を2倍にしていたり。はい、もう分かるでしょ、ってなもんで。

 

 

 

あと、俳優がみんなとても素晴らしい。バッチリではないだろうか。小川真由美も倍賞美津子も、本当にイヤらしくて最高だ。三國連太郎は、気が弱そうで最高。緒形拳は、とち狂ってて最高。あのリビドーが行き場所がなくて、破裂している感じ。その他もみんな最高。

 

 

 

「楢山節考」も結構好きな映画だけれども、今村昌平って凄いかも。全然どうでもいいのだが、パパ活女子、港区女子、みたいな人のことを、昔はステッキガールと呼んだらしい。男と一緒に歩くから。ふむふむ。

 

 

 

小川真由美が見たいので、「座頭市の歌が聞える」を鑑賞。イチは、無敵で完全懲悪のスーパーヒーローだ。そんな上手くいくかよ、というツッコミを入れる人もいるだろうが、全員を幸せにして街を出る。現実の世界がこんなに都合良くはなっていないことは解るのだが、観客に勇気や希望をくれる。こういうところがミストには足りないところだ。アンチクライマックスで思考停止するよりも、ちょっとだけ夢を見させてほしい。あと、小川真由美にチューしたい。

 

 

 

今日は、残りの時間も日本映画を観ることにしよう。こっからは未見。「湯殿山麓呪い村」を観る。よく分からなかった(笑)。思ったほどミイラの話は出てこなかった。

 

 

 

デエビゴを2錠飲んだのだけれども、眠くならない。外が白み出した頃に、ふと「マッドマックス2」を観返したくなって、横になりながら観る。突っ込みたくなるところはたくさんあるけれども、これが面白くて、あっという間に最後まで観てしまった。体感時間は短い。100分ほどとタイトな作りであることもあるが、テンポも良く、どんどん引き込まれていく。観終わった後、ちょうど眠くなってくる。