久々に、真面目な話題を書こうという気になったので、
気が変わらないうちに…


以前にも書いたと思うが、
基本的にはトレーニングと言うのは、波及効果はあるものの、
一つのカテゴリの種類のトレーニングは、全ての領域に対して効果を期待するものと考えない方が賢明である。


自動車に例えると、
ウェイトトレーニングは「エンジンの馬力・排気量」を大きくすることに最も効果があり、
有酸素運動は「燃料供給系・気化器」の能力向上に効果があり、
プライオメトリクスの様な衝撃系・弾性エクササイズは「動力伝達系・シャーシ」に相当する骨・腱・靭帯などの強化などに効果があり、
ビジュアルトレーニングやバランス系トレーニングなどは「ドライバーの能力向上」という脳・神経系の向上に最も効果がある、
ということである。


無論、前述のように波及的に他の部位に影響を期待できる側面もあるが、
基本的にはこのように考えるべきである。



何故このようなことを、というのは、
「~が痛いんですけど、どこを鍛えれば良いんですか?」
という問いが後を絶たないからである。



さて、とは言うものの、
特にウェイトトレーニングに関しては考え方を変えると、
他の部分への効果が大きくなる可能性が高い。


その考え方のキーポイントになるのが、
「支点をどこに作るか」である。


ウェイトトレーニング自体は、あくまでも基本的には「エンジンの排気量や馬力を増量する」ことが目的ではあるが、
その一方で「脳・神経系」への影響も大きい。
ある競技に近い動きであって、しかし本質的には異なるうごきであると、
その実際の競技の身体の使い方とは異なる動きのパターンが強く刷りこまれてしまい、
選手によってはそれが良くない影響を発してしまう例も少なくない。
野球や相撲の重鎮が、「筋肉を硬くしてしまうので好ましくない」と否定的なことを言うのは少々的が外れているが、
結果的には一理ある、と言えなくも無いのはそういう側面があるからである。



……ちょっと長くなりましたな。



少し分けて書きますか。



続きは次回。


ある雑誌で、先月に鮮烈デビューを飾って以来、三連勝と並に乗る読売ジャイアンツの姜建銘投手のインタビュー記事を見た。
台湾出身の若干21歳の若者である。



インタビューを担当した記者は印象をこう伝えている。



「童顔に似合わぬ鋭い眼光。
媚びをまったく感じさせない落ち着いた口調。
愛想笑い一つ見せないが、かと言って他人を受け入れないわけではない温かさと迫力…」



彼は活躍の理由を聞かれて、こう答えている。


「別にありません。毎日コツコツと練習をやってきているだけです。」



うーん。何ともカッコイイ。




今後の目標と、憧れの選手はいるか?と聞かれて、



「人の真似をしようと思わない。だから憧れの選手はいません。
自分自身を確立することしか頭にないので。
目標もありません。ジャイアンツで与えられるチャンスを一つ一つ全て生かすだけで、次の登板で勝つのみです。」



素晴らしい…




続いて彼が語っているのは、



「私が野球をやっているのは家族のため。
台湾に残してきた家族を養うのが自分の仕事です。
だから日本に来たし、負けることは許されない。」



…こりゃー生半可な選手は敵わないかも。


まさに「一心不乱」。


こういうタイブは恐らく強いだろうし、
文字通り、心が崩れにくいかも知れない。
逆に21歳だから、ということもあるだろう。
様々な誘惑にどこまで打ち勝てるか、だ。


久々に応援したくなる選手。



ジャイアンツのみならず、日本の野球界に好影響を与えてくれることを期待したい。

夕刊タブロイド紙を見ていたら、

「顔の良い子は悪い子よりテスト成績が良い」


との記事が。


ま~たタブロイドに有りがちな根拠のない記事?と思いきや、
一応、イタリアのベローナ大学のジアム・ピエトロ・シプリアーニ準教授の研究結果らしい。
大学生885人を検体として、顔の美貌を5段階に分け、テスト成績との相関をとった結論らしい。
同様の研究が、ロンドンのメトロポリタン大学でもあったそうな。




う~ん。



そもそも、顔の良し悪しなんて、見る人の主観だしな~


第一、それを言っちゃあオシマイでしょーが…



ただ、あたしも専門学校で教鞭をとっているので、
その経験からの実感からすると…






…とても、ここでは書けまへん……


学校で教鞭をとっている関係上、
息子、娘のような年齢の若い人から相談を受ける機会がある。



よくあるのは、スポーツ系の学校であるが故に、
「サッカーで身を立てたい」
「バスケットで食っていきたい」

などといったこと。



何を隠そう、私も夢を追って生きてきた。
高校を卒業してから、10年近くも親から勘当されていた時期もある。
一般的な観点で言えば、普通の社会人っぽくなったのは30近くになってからだ。
納得の行かない人生を送ってモヤモヤするぐらいなら、思い切って想いを貫く人生を選択するのは悪くない。



ただ、前述のような相談をしてくる学生は、
「学校の先生には言いにくい」と言う。
だから私のような外部の非常勤講師に聞いてくるのだが、
やはりこのような考え方は、真っ当に大学を出て、普通に職に就いた人には分かりづらい事であるので、当然だろう。
大抵は、
「バカなこと言ってないで就職しろ」
「夢を追うのも良いが、まずは親を安心させてやれ」
と言うのが教員のスタンダードだからだ。



しかし、これはこれでひとつの正論である。
「夢を追う」という情熱は、実は意外に長く続かないものだからだ。



「夢を追う」と言って、その想いを10年持ち続けられた人間は
自分の周りにもほとんどいない。



私が考えるに、夢を追おうと決意する前に、
ある種の「覚悟」が必要であると思う。
私も、その壁に当たった記憶もあるし、
それで廻り道をせざるを得なかった事もある。



キーワードは「貧乏」と「見栄」である。
もちろん、基本は親の援助などはない、という前提だ。
パパやママが助けてくれるなら、精一杯スネをかじった方が楽だ。
それで納得出来るなら…



話を本題に戻すが、
夢を追求しようと思えば、どうしても貧乏はツキモノだ。
私も一ヶ月、飯に塩をかけて食って生き延びたこともある。
どうしても喉を通らない時は、そこに水道の水をかけて流し込んだことも。

自称・水茶漬け。


まずは、そういうイメージをしてみて、
耐えられるかどうかをシミュレートしてみること。
イメージで「やっぱダメかも」というぐらいなら、夢は諦めた方が懸命。



さて、イメージの想像をクリアしても、次の壁がある。


それが「見栄」。



夢を追って貧乏暮しをして、それには耐えられても、
年齢を25、28、と重ねると、同級生などは大学に行ったヤツも既に就職し、
それなりの給料ももらい、ポーナスか何かもらい、
車など買って彼女なんかとデート。楽しい休日を送っている。
中には結婚するヤツも出てくる。


それに引き換え、自分は…
好きなものも満足に食えず、欲しい物も自由に買えない。
友達と飲みにも行けないし、遊びにも行けない。



そういう周囲に、果たして己を惑わされず、自分を貫くことは簡単ではない。
表現しがたいほどの孤独と、敗北感に襲われる時期がある。
年齢が進めばなおさらだ。


クラス会や同窓会にも行きにくくなり、
どうしても友人とも疎遠に。
自分の選択にも疑問を持ち始めたりする。
「夢なんて追わないで普通に就職して、それなりの給料で楽しくやりゃ良かった…」
などと…


で、夢を諦め、普通に就職しようと思ったら、
30歳近くになって何のキャリアもない人間には大した職も無く…







と言うような事も含めて自分の中でシミュレートしてみて、
たとえイメージの中だけとは言え、そこで「それでも自分は耐えられそうだ」と覚悟出来るなら、夢を追う人生を選択すれば良い。



ま、大抵の若い人は、
ここまでの話をすると尻込みするが。


要するに、自分のやりたい事をやろうと思ったら、
当然それなりのリスクが伴う、というだけのこと。


ましてや、親はいつまでもいるわけではない。
基本的には自分よりは早くこの世から居なくなる。



最後に頼れるのは、自分だけ。


そういう意味では、組織に群れるのも、
悪い選択ではない。



さー、どうしますか?


日本プロ野球機構は来季からセントラルリーグもパシフィックリーグ同様、
プレーオフ制度を導入することを決定したらしい。



いまや、以前ほど野球に(日本の)興味が無くなってしまったので、
正直どうでも良いが、内容については「何だかなぁ」という感が否めない。



細かい点はさておき、
まずリーグ三位のチームが日本一になる、
という可能性が感覚的にしっくり来ない、と言うのがある。



だったら、セ・パをそれぞれ三チームづつメジャーのように地区に分け、それぞれの一位と二位チームのワイルドカードでのプレーオフの方が、
私は感覚的にはしっくり来る。
要は、「二位までなら許せるが、三位まで入ってくると…」
という違和感を持つ人が多いと思われるので、
多少は納得しやすい考え方を、ということである。


ただし、今から試合の仕組みを編成しなおすのは大変なので、
日程は今までと同じ。
つまり地区間の交流戦、という扱いにする。



「これじゃ、今と同じじゃん」と思うが、
来季に間に合わす為に仕組みを新しくするのは無理なので、
だったら、まだこっちの方が良いでしょ、ということで。




ただ、本来はこれも付け焼き刃で、
本当はチーム数を増やして、せめて四チームぐらいで地区を編成し、日本シリーズまで持って行ければ良い。



いや、もっと言えば、
そもそも今回セントラルからの案も、
昨年のパシフィックでのポストシーズンの盛り上がりを見て、商売人根性から出たとしか思えない。


すべて、付け焼き刃。


すべて、とりあえず。




やはり、プロ野球の在り方を根本から考えないとね~


誰か、いないの?

ちょっと時間が経ってしまいました…



先日実施した、明治大学スキー部の野沢合宿。
せっかくなので写真をアップ。
お見苦しい写真も若干…



野沢風景いやはや、ホンッとに天気が良くてすがすがしい!
去年も同じアングルで撮った気もsるが…。








野沢風景2やっぱ東京から離れると、こんな風景が新鮮。
でも、ずっといるとネオンが恋しくなるんだろうな…








ウォームアップ練習前のウォームアップランの光景。
アップですでに疲れてるヤツも若干名。









とんぼグラウンドのネットに赤とんぼがずらり。
都会ではあまり見ませんな。









主将練習の合間のインターバル中。
ほぼ全選手がいるかな…

私がカメラを向けたら、あられもない姿でアピールしているのが、
今季の主将、大田キャプテン。



それを冷ややかな目で見つめる後輩たち。



大丈夫かいな…





集合写真別の日にトレーニングの合間に集合写真。

たまには、と言うことでアタシも入りました。
画像での登場は久しぶり。





この他にクロスカントリーと複合の選手がいるが、この日は別メニューだったので、
ここにいるのはアルペン、ジャンプの選手たち。



ヒーヒー言いながら、何とかメニューをこなす。
清々しい表情……でないヤツも。



20060827192520.jpg
日頃からお世話になっている札幌のトレーナーの方の御依頼で、
都市対抗野球に出場しているチームの選手のコンディショニングを行う為、宿舎のホテルに出向く。








さ、このまま明治大スキー部の合宿で、野沢へ直行。


居眠りしないように、運転しなきゃ…
妙に自信満々な若者に会うことがある。
恐らく自分なりに思考し、努力していることは推察出来るので、それを非難はしないが、
一歩間違えてしまうと、自分の成長を妨げてしまうことになる。




春のクールでフジテレビで放映されたドラマ「医龍」。
その中で、印象的なセリフがあった。





優秀な外科医の条件は「臆病であること」。
それと、それを認められる「強さを持っていること」。





自分がそうだ、などと偉そうに言うつもりはないが、
私はいまだに自分に自信がない。
患者さんやクライアントの方が読んだら誤解されるかも知れないが、
いまだに「これで良いのか?」「本当に最適な方法か?」
と、迷う日々である。




確かに、「自分に自信を持つことが大事」というのは、
それは最終的にクライアントなどに何かを施す直前ではそうだが、
普段は常に迷っている。
自信もこれっぽっちも持っていない。




だからこそ、自信満々の若者を見ると、
純粋に、うらやましい。





だが、迷いが無いのも怖いもの。




迷うから、まっさらな気持ちで人の話を聞ける。
臆病だからこそ、全ての人から何かを学ぼうとする気持ちを持つことが出来て、
向上したいと思う気持ちを維持出来る。




その反面、自信のないトレーナーや治療家に身体を託そうとするクライアントなどいるわけもない。




自分にとっては、永遠のジレンマ。




以前に、「自分以外はすべて自分に対する教師」というエントリーを書いたが、
自信を持つ中にも、多重人格的に「臆病」な自分も住まわせておきたいもの。




説教するつもりは毛頭ないが、
若い人にもその気持ちと、「すがすがしい謙虚さ」を持って歩んで行ってほしい、




…と思うのであった。