DVDにて鑑賞。

映像の途切れがやや気になる。
好き嫌いの問題かもしれないけど。
あとやや全体としてだるい。
作り手として意図したものを作ることができたと思うが。
「わざとらしさ」を排除していくと作品に無駄を詰め込むことになる。
日常とは無駄が溢れているからだ。
それが作品全体のだるさを生んでいるのだろう。

誰も不治の病も抱えてないし事故にあうこともない。
ただ日常が淡々と進む作品はこのような仕上がりになる。
これが「リアリティ」というものなのだろうか。
作品作りとは難しいものだ。

会話がアドリブらしい。
より自然に近い分、どことなく小っ恥ずかしさがこみ上げて来る。
そのなんとも表現しがたい胸をキュンとさせる感情、
それが「青春」という言葉とイコールなんだろう。

落とし所どうするのかと思ったけど唐突に終わってしまった。
一冊の本のある1ページをビリビリと切り取った、
そんな物語だからなのだろう。
まさにハルフウェイ(halfway)だ。
この続きはきっと今も日本のどこかにある。
だけれどそれに触れるのは野暮というのものだ。
「青春」はこの時期のこの一瞬の輝きだから美しい。

俺もこんな恋愛したかったぞチクショウ。

北乃きいが駅でちょっと背伸びして路線図を指す瞬間が
たまらなくカワイイ。マニアックですみません。

ただ、私自身が東京出身なので、
上京というイベントを経験していない分感情移入が薄かったかな。
あと早稲田受かる前提はムカつく。俺落ちたしw

ハルフウェイ [DVD]/北乃きい,岡田将生,溝端淳平

¥4,935
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「危機管理に想定外は許されない」
震災後よく耳にしたり目にするフレーズだけど、
ものすごい「理不尽な正論」だと思うのだ。

みんなどれほど危機管理して生活してるの?

「悪いのは全部誰かのせい」

責任を押し付けて責めていれば世界がよくなるほど甘くはない。
スクレイピー病、狂牛病、ヤコブ病・・・。
これらは種にまたがる同じ病気だ。
伝達性スポンジ性脳症。
原因不明のこの病に人類は一つの仮説を立てた。

原因はタンパク質である。

始めは批判を浴びたこの仮説=プリオン説も、
徐々に知見が集まるにつれ支持者が増えていく。
そして発案者であるプルシナーは1994年にノーベル賞を受賞する。

本書はこの仮説に異を唱えるある種挑発的な内容だ。
プリオンかウイルスか?
果たして真実はどこにあるのか?

心配なのは本書を読んだ人が勘違いをしないか、だ。
プリオン説は誤りとは言えない。
というよりも一つの説にすぎない。
ウイルス説も同様なのだ。

どちらかの仮説に基づきメカニズムが完璧に解明されるまで、
どちらの説も仮説の域を出ない。
著者はプリオン説の問題点を指摘するが、
「ウイルス」が見つからない以上、
ウイルス説は極めて立場が弱いことも読者は忘れてはならない。

本書も「生物と無生物のあいだ」同様、
人類が真理に迫るまでの人間物語に魅せられる。

プリオン説はほんとうか? (ブルーバックス)/福岡 伸一

¥945
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「生物」とは何か?
それは単なる哲学的な問いではない。

私達はそれが生物であるか直感的に識別するが、
何故それは可能なのだろうか?

「生物」というものを、
多くの科学者たちが、研究者である著者自身が
どのようにアプローチし何を明らかにしてきたのか。

それらの見地から著者が辿り着いた一つの答え。

それが何かは本書に譲るとして本書は科学研究結果の報告書ではない。
むしろ研究者達の苦悩や人間物語にこそ本書の醍醐味があると言える。
小説・文学としても極上のエンターテインメント。

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)/福岡 伸一

¥777
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