Quouraでの回答を転載します。何かのお役に立てれば幸いです。
毎日のように嫌な記憶が頻繁に甦ります。一時的に記憶がなくなったりして、それで治る時があったり、どうかしてしまうと思うぐらい憎しみを想起して過呼吸になったり。泣いてしまうこともあります。何なのですか?
リクエストありがとうございます。俗に言うフラッシュバックという現象ではないかと思います。記憶が人間を苦しめるという記憶のデメリットです。簡単に言えば、済んでしまった過去をどんなに思い出しても何も出来ないので、無駄な時間という事になるのです。
私たち人間だけが、今はない明日という未来が来ることを知っているのです。そして、その明日に向かって進むことを生きると呼んでいます。時は常に前にしか流れません。
つまり、私たちの記憶は日々更新される、忘れ去られるというのが本来の姿であろうと思います。
こういう人間を前向きな人、或いはポジティブな人と現代人は呼ぶのですが、本来はそれが人間という生き物なのです。しかし、現実には、過去をクヨクヨ思い出す後ろ向きな人、そういう人をネガティブな人と呼ぶのです。
では、何故そういう人が出来上がるかと言えば、それは全ての現代人が学校教育で学びを強要されるからです。
学ぶとは過去を知ることです。そして、学校ではそれを必死に覚えさせて試験をして人間を評価する。その結果、人間は本来の前向きな人間から後ろ向きな人間へと改造されてしまうのです。
だから、何も出来ない過去に縛られ悩み苦しむ辛い人生を強いられることになるのです。後ろ向きネガティブというのは前に進めないので人間としては死んでいる状態という事になります。
死んだら何を失うかと言えば、人間として最も大事な「自由」を失うのです。
実はあまり知られていませんが、生命体の中で自由を手にしているのは人間だけなのです。それは、今はない明日という未来が来ることを知っているから、それを得るために培われた自分で考えて行動するという能力が自由を作り出しているのです。
今はない明日という未来にあるのは自由と無限の世界です。そして、考えるとは想像することであり、想像は自由で無限なのです。この想像力こそが人間だけに与えれら偉大な力であり、自由を保証する力となります。他の生き物にはない特別な力です。
その人間としての尊厳である想像力を人間から奪うのが教育=学びという事です。
その結果、人間は人間としては死んでしまうのです。現代人の殆どは人間としては死んでいる状態と言えるでしょう。学ぶ人間は学んだ知識と情報に支配され、その狭い世界の中で生きるので自由は無いのです。
しかし、学んだ人間はそれが全てなので、それでも自由があると思い込むわけです。その結果、自分でも訳の分からない行動や悩みや苦しみに翻弄され人生を棒に振ることになるのですが、それは、まるで子どもみたいに人生の終わりにしか分からないと思います。
失われた人間を取り戻す方法は一つです。
それを消した学びを止めること。学ぶ習慣を捨て、学んだ知識や情報を捨てて自分を支配する要素を取り払う事です。
そうすると人間本来の自分で考えて行動するという能力が働き始めることになり、今はない明日という未来に向かって進むことが出来るようになる。
こういう風になると過去はドンドン忘れていきます。何故なら、日々新しい内容で脳が更新されるから。それが自分という人間を成長させる力ともなるのです。
逆に言えば、学ぶ人はその更新が過去の記憶に置き換えられるので成長ではなく劣化が起こることになります。
人間は成長する生き物です。成長するというのは昨日出来ないことが今日出来るようになるという凄いことです。
だから、過去に何が出来なくても何の問題もないし、過去に出来なかった事は全く気にならなくなるので、悩みや苦しみはなくなります。
つまり、人間だけが生きることを楽しめるという凄い事実がそこにあるという事です。人間が人間として生きるだけでそれは誰だって手にすることが出来るのです。人間として生まれたからには楽しい人生を送らないと意味がない。
その為には学びを止めること。学ぶ習慣を捨て、学んだ知識と情報を捨てることです。人間はそういうモノが無い時代が圧倒的に長いわけで、それは、学ばなくても生きれる力があるという事です。
もっと、人間を信じて自分を信じて生きましょう。大事なのはそれだけです。全ては人間として生きることさえ出来れば良いだけの事なのです。
だから、人間であれば誰だって出来ることなのです。人間として生きることだけを考えれば良いだけなのです。人間とはどういう生き物なのかは自分という人間を知り尽くすことで知ることが出来ます。
ここは絶対に学ばないでください。他人に聞くと嘘を教えられるので・・・そこを間違えれば全てを間違えることになるから。