「中野サンプラザ」建設費用が当初の“倍”「3539億円」に…再開発計画を見直しか? 2029年度完成予定も着工できず(FNNプライムオンライン) 

 

 

 このニュースが近い将来、中野サンプラザショックと呼ばれる日が来るのではないかと思いまして・・・・

 

 建設資材の高騰は、最終的に新規物件を止めてしまうのです。特にこれから先の人口減少に依って、本来は採算ベースを下げないと新しい建物は建てられないのに。

 

 そんな中で、無理して建て続けているのが現在の建設業界であり、需要ではなく必要で建て続けているからこうなるのでしょう。

 

 コロナ前にはあれほどデフレと騒いでいたのに、今や物価高でデフレはどこ吹く風という状態になっていることに疑問を抱かない人が多過ぎると思います。

 

 結局、需要と供給という経済の基本が無視され、全ては必要に支配されていることから来る捻じれ現象だと思います。

 

 何のための経済か・・・・誰の為の経済かという原理原則が壊れたことでそれは起こっているのです。言い換えれば、それはもはや経済とは呼べないモノ。

 

 単なる幻想、お化けと言えるかもしれません。実態の伴わない現象は消えていくモノです。それは、この世界にあるすべてのモノが消えていくという前兆になるのかもしれません。

 

 毎年、沖縄県が一つ消えているという日本ではありますが、その実感を持っている人は誰も居ないでしょう。しかし、その現実はいつか私たちの上に大きな害悪として降りかかるのです。

 

 長きに渡って日本を支えて来た建設業が壊滅的な被害を受けるのは避けられませんし、同じように自動車産業も風前の灯火であることは間違いないでしょう。

 

 どこで一つタガが外れると一気に崩壊していく。後は、それが何時になるかが分かれば良いのですが・・・・それを企業と政府が誤魔化し続ければ続けるほど、事態はより深刻になると思います。