現地2025年10月28日(火)に行われた国際親善試合@エスタディオ・ムニシパル・デ・ラ・リネア(スペイン・アンダルシア)。

AMEBA
https://abema.tv/live-event/5112ad4b-aaf6-4823-a82c-2c1770ed26f4

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なでしこJAPANの欧州遠征2戦目。
なでしこJAPANがスペインのピッチを借りて、ノルウェー代表を呼んでの試合。

システムは、4-4-2。ニールセン監督ではあまり見ない形。
20松窪選手が前試合で負傷し離脱してたが、代わりに17浜野選手が右SHで先発。
また、2清水選手が右SBに入っている。



 

前半、なでしこJAPANがボールを保持、ノルウェー代表がコンパクトに守ってやや膠着。ノルウェー代表が速攻から先制しHT。
後半も、同じような進行で、ノルウェー代表が追加点を取って押し切っている。

ボール支配率: なでしこJAPAN63%-37% ノルウェー代表(Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

なでしこJAPANは、ボールを保持している割にゴールに迫れない。

ニールセン監督になって、SheBelieves Cupで良いスタートを切ったが、海外組を多く招集した試合では、ブラジル遠征以降勝ちが付かない。

前体制に比べると確かにボールは持てるようになっていて、その面では就任時の目標を達成しているが、相手の守備が整わない間に早く攻める回数は減っている。
その分ブロックを作り終えた相手守備に対することが増えているのだが、アタッカー陣の動きが連動しないのと、ポストプレーで当たり負けるので、チャンスの質と量が低下している。

・・・・と私は思う。



では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。

なでしこJAPANは、珍しくゾーンディエンス。1-4-1でマンマークを3人付け、14長谷川選手が前戦に残っている。

ノルウェー代表は、マンツーマンディフェンス中心で4人のゾーン固定配置。



下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

ノルウェー代表はかなり高い。ヨーロッパ勢の中でも大きい方だと思う。


(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.なでしこJAPANのコーナーキック

a)体制

キッカーは14長谷川選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 11田中選手5高橋選手8清家選手
・正面からファーへ: 15藤野選手6古賀選手
・GK脇: 21守屋選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 17浜野選手7宮澤選手
・セーフティー: 2清水選手



b)結果概要

ポインタはABEMAの時間。

1本目 (22:35 ポインタ36:3) 左CK 14長谷川選手14ヘーゲルベルグ選手11レイテン選手クリア。スローイン。
2本目 (47:2 ポインタ1:8:20) 左CK 14長谷川選手→。キックミスでGキック。
3本目 (49:25 ポインタ1:10:43) 右CK 14長谷川選手11田中選手ヘディング→21ナルサンド選手クリア
2清水選手回収→GK山下選手。再組み立て。
4本目 (60:24 ポインタ1:21:42) 右CK 14長谷川選手GKフィスケルストラン選手パンチング。17浜野選手ファール。
5本目 (65:19 ポインタ1:26:37) 左CK 14長谷川選手14ヘーゲルベルグ選手クリア。スローイン。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

1本目 (22:35 ポインタ36:3)でピックプレーを2箇所で行っている。
効果は有ってフリーを作れたが、キックとは合わずに、クリアされている。



対マンツーマンデフェンスで、なでしこJAPANが時折見せる2箇所のピックプレー。2人ともフリーになれている。

5高橋選手がニアサイドへ出てフリー。
マークの2ルンド選手15藤野選手がピック。5高橋選手は完全にフリーだったが、ボールは僅かに頭上を越える。

8清家選手がニアポスト前でフリー。
マークの5ベルグスヴァンド選手6古賀選手がピック。8清家選手はフリーだったが、目前で14ヘーゲルベルグ選手に先着されている。


でも、このプレーの成否の分かれ目は、ニアポスト脇の14ヘーゲルベルグ選手を、21守屋選手がスクリーンを掛けに行ったが漏らしてしまったこと。頑張ったがパワー負けしているので仕方の無いところではあるが、しっかり押さえていれば、8清家選手がボレーシュート出来ていた。
惜しかったと思う。



B.ノルウェー代表のコーナーキック

a)体制

キッカーは11レイテン選手(左利き)。

受け手の体制は、以下のようだった。

・ニアへ: 16ハーヴィケン選手
・正面からファーへ: 22ゴープセット選手14ヘーゲルベルグ選手
・GK脇: 7エンゲン選手
・ショートコーナー: 18マーナム選手
・コボレ狙い: 21ナルサンド選手15キエラン選手
・セーフティー: 2ルンド選手13ビエルデ選手



b)結果概要

ポインタはABEMAの時間。

1本目 (25:11 ポインタ38:39) 右CK 11レイテン選手GK山下選手パンチング→17浜野選手クリア
2ルンド選手回収→22ゴープセット選手ヘディング→17浜野選手クリア。スローイン。



c)全般的な印象と特記すべきプレー
 

ファーポスト前で14ヘーゲルベルグ選手に合わせようとしたのだろうが、マークの8清家選手に追い出されているし、キックも少し短かったのだと推測する。

一本だけだったし、特記すべきことはない。



以上です。



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ブログ内関連記事

 

目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29






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関連記事など、外部リンク

ABEMA
なでしこジャパンvsノルウェー女子代表 2025.10.29|国際親善試合
https://abema.tv/live-event/5112ad4b-aaf6-4823-a82c-2c1770ed26f4

なでしこジャパンvsノルウェー女子代表 2025.10.29|国際親善試合_ハイライト
https://abema.tv/video/episode/416-1_s20_p223

 Footystats.org
2025年10月29日 - 2時00分 (Asia/Tokyo) 日本女子代表対ノルウェー女子代表
https://footystats.org/jp/international/norway-womens-national-team-vs-japan-womens-national-team-h2h-stats#8342767

Yahoo Sportsnavi
女子代表親善試合10/28(火)26:00 エスタディオ・ムニシパル・デ・ラ・リネア
https://soccer.yahoo.co.jp/japan/category/women/game/2025102801/summary?gk=63


JFA_HP
【Match Report】なでしこジャパン、ポゼッション率ではノルウェーを上回るも2発に沈んでヨーロッパ遠征を1分1敗で終える
https://www.jfa.jp/nadeshikojapan/20251028/news/00035690/

JFA-TV Youtube
#なでしこジャパン 欧州遠征ノルウェー戦の舞台裏 強豪相手の現在地と課題|【#TeamCam】vol.3|International Friendly Match vs Norway @Spain
https://www.youtube.com/watch?v=jPfhxriAALA

Soccer Digest Web
「日本に勝利、大番狂わせ」なでしこジャパン撃破でノルウェー指揮官は満足げ「我々にとって厳しい試練だったが…」
https://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=181605

サッカー批評 web
エース長谷川唯、代表復帰の清水梨紗ら「23人中20人」が海外組、ロンドン銀「女子のバルセロナ」が手放した最大の武器【4月以降わずか1勝「かつての世界一」なでしこジャパンの大問題】(1)[~(3)]
https://soccerhihyo.futabanet.jp/articles/-/109319