2025年11月02日(日)に行われたWEリーグ第12節@ノエビアスタジアム神戸。

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2025/2026リーグ戦も折り返し。

なお、なでしこJAPANのヨーロッパ遠征に参加した浦和:7高橋は選手、C大阪:22白垣選手、I神戸:1大熊茜選手の3選手は、日本時間の水曜日未明の試合を終えての日程だが、今節全員先発している。


まず、両チームの前11節までのSTATSを表にまとめます。試合消化の進み方が違うチームも有るので、1試合当たりの平均値で示します。



 

I神戸は2025/2026リーグ戦で9勝1分け1敗、25得点5失点で1位。先週CUP戦で負けたが、順調に来ている。
STATSを見ると、順位より少し悪く、特にシュートを打たれている。圧倒的な戦いは出来ていない。

システムは4-3-3。
この夏、主力だった外国人選手が抜けたし、怪我人も多いが、就任した宮本監督は無難に新チームを立ち上げた。
新戦力:9吉田選手が9得点でリーディング。同じく新戦力:25大熊環選手も開幕から先発、下部所属の40金月選手が徐々に出場時間を増やして先発に定着した。先発メンバーはほぼ固まり、選手のコンディションや相手関係で選択している状況。選手事情はやや余裕が無いが、新戦力を試して徐々に使える駒数を増やしている。

この試合も4-2-3-1。
ポジションを色々熟している14水野選手は右SB、19久保田選手がTOPで先発。
6松原選手11髙瀬選手13桑原選手、先週怪我から復帰した28小峠選手らはベンチスタート。下部所属の41小島選手は今期初登録。

4井手選手と、ジャマイカ代表帰りの55サンプソン選手は、登録が無い。



N相模原は、3勝2分け7敗、9得点21失点で9位。スタートで3連敗するなど苦労している。
STATS的には、順位なりと言った所。

システムは3-4-2-1で昨期春以降変わっていない。
この夏、多くの主力選手が抜けて、左WB:7平田選手が第3節に負傷・長期離脱。新戦力の6ソルデヴィラ選手8岸川選手29祐村選手が先発に定着、先発はほぼ固まっている。だが、昨期強みだった左右のWBのパフォーマンスは落ちている。

この試合は、4-4-2に変えてきた。
TOP:18片山選手、左SB:19築地選手、右SB:4南里選手が目に付くところ。
3長嶋選手9笹井一選手15根府選手らはベンチスタート。



 

前半、序盤にI神戸が先制。その後もN相模原陣で試合を展開し、追加点を取ってHT。
後半も、I神戸が優勢に進めて3点を追加し、勝利している。。

ボール支配率: I神戸 64%-36% N相模原 (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

I神戸は、スコア的にも、内容的にも完勝。強かったと思います。
ハットトリックの7愛川選手、得点王に驀進する9吉田選手、ダイビングヘッドの11髙瀬選手と大量点。取るべき人が取っているのも良い。

ただ、TOPに入った19久保田選手は、SHの方が良いのかな?代わって入った41小島選手はリーグ戦デビューだったが遠慮気味。戦力の底上げという面では、不満が残ったように思う。

次節は@浦和戦で、早くも天王山。引き分け以上でマジック点灯、大きく優勝に近付く。



N相模原は、良い所なく完敗。早くにリードされて、追加点も許した。
後半には、9笹井一選手の右SBや、3バックへのシステム変更。色々やったが、さしたる効果無く終わってしまった。
終盤やっと攻め込んだが、I神戸が主力攻撃陣を下げたからで、特にN相模原が良くなったとは私は感じなかった。

次節は既に消化住済みでbye-week。じっくり立て直して皇后杯に挑んで欲しい。




では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制

I神戸は、マンツーマンディフェンス中心で3人のゾーン固定配置。
G前密集陣形に対しては、2-2-4-1のゾーンディエンスディフェンスに切り替えていた。

N相模原も、マンツーマンディフェンス中心に3人のゾーン固定配置。
こちらもG前密集陣形に対して変形。ゾーン固定配置の29祐村選手をマンツーマンに加えて居る。



下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

両チーム身長は高目ですが、N相模原が揃っていて、やや有利なマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.I神戸のコーナーキック

a)体制

キッカーは8山本選手10成宮選手(右利き)40金月選手(左利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 9吉田選手14水野選手
・正面からファーへ: 24太田選手
・GK脇: 7愛川選手10成宮選手5三宅選手
・ゴール正面: 25大熊環選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 19久保田選手
・セーフティー: 40金月選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (40:22 ポインタ49:56) 左CK 8山本選手GK池尻選手パンチング。再CK。
2本目 (41:1 ポインタ50:35) 右CK 40金月選手24太田選手ヘディングシュート・14南里選手ブロック。再CK。
3本目 (41:42 ポインタ51:16) 右CK G前密集陣形 40金月選手8岸川選手ヘディングクリア
8山本選手シュート。浮いてGキック。
4本目 (44:42 ポインタ54:16) 左CK G前密集陣形 8山本選手8岸川選手。再CK。



5本目 (45:8+ ポインタ54:42) 左CK G前密集陣形 8山本選手GK池尻選手キャッチ。
6本目 (58:28 ポインタ1:24:58) 右CK 40金月選手25大熊環選手ヘディングシュート→11髙瀬選手ヘディングシュート→7愛川選手ヘディングシュート。ゴール!!
7本目 (75:55 ポインタ1:42:25) 左CK 10成宮選手11髙瀬選手ヘディング・9吉田選手
41小島選手回収→10成宮選手クロス→18片山選手ヘディングクリア→25大熊環選手。スローイン。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

ア) 全般

最近、I神戸は密集陣形がお好き。3本で採用。

普通に走り込んだ4本は、おそらくメインターゲットは24太田選手で、ファーポスト前かそのやや外側のようだった。14水野選手とピックプレーでフリーになるよう企画されていた。



イ) 6本目 (58:28 ポインタ1:24:58)
 

3点目が入っているので図にしておく。40金月選手のコーナーキックを、25大熊環選手11髙瀬選手7愛川選手とヘディングを繋げて決めている。



動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=Mcmy8RBxl_Ifeature=youtu.be&t=124

なかなか良く出来た企画のプレーであった。
 

① 25大熊環選手がファーへ回る。
 マークの4伊東選手9吉田選手がピック。25大熊環選手がフリーになっている。

② 24太田選手が大外へ回る。
 24太田選手14水野選手がクロス。6ソルデヴィラ選手の走路が塞がって、24太田選手がフリーに成っている。
 なおここまでも、このクロスのピックプレーは実施していたが、ここで初めて効果的に決まっている。

③ 25大熊環選手がヘディングシュート
 ゴール正面ファー寄りで、フリーになっていたが、11大竹選手が競り掛けて浮いた。
もうすこし、ファーへボールが伸びていて、ヘディングシュート1発で決まっていたら、今期ここまでのベストゴールだったかも。
なお、5大賀選手の守備範囲であるが、少し目測を誤って慌ててバックしたが、上を越されている。

④ 11髙瀬選手がヘディングシュート。
バックヘッド気味だったのと、8岸川選手に競り掛けられて、枠には飛んだが、余り勢いはなかった。

⑤ 7愛川選手がゴール。
8岸川選手が④で居なくなったので、7愛川選手はフリー。29祐村選手17川島選手がケアすべきだったが、流れ的に難しかったと思う。


このプレーで、I神戸の監督・コーチに疑問を感じる。
41小島選手がセーフティーになっていること。この時点で2点差なのに、下部所属選手のFWにシンガリを任せるのは、普通有り得ない。14水野選手くらいが適任だったと思う。



B.N相模原のコーナーキック

a)体制

キッカーは4伊東選手(右利き)26笹井優選手(左利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 11大竹選手19築地選手
・正面からファーへ: 14南里選手8岸川選手18片山選手5大賀選手
・GK脇: 6ソルデヴィラ選手
・ショートコーナー: 29祐村選手
・コボレ狙い: -
・セーフティー: 17川島選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (4:49 ポインタ14:23) 右CK 4伊東選手→(19築地選手触れず・バウンド)14水野選手クリア
5大賀選手ダイレクトシュート→GK大熊茜選手キャッチ。
2本目 (21:49 ポインタ31:23) 左CK 4伊東選手8山本選手ヘディング→14水野選手ヘディングクリア
29祐村選手回収→19築地選手17川島選手→(8岸川選手)。抜けてGキック。
3本目 (91:0+ ポインタ1:57:30) 左CK G前密集陣形 4伊東選手→クロスバー
15根府選手クロス→26笹井優選手シュート・6松原選手ブロック。再CK。
4本目 (91:37+ ポインタ1:58:7) 右CK G前密集陣形 26笹井優選手9吉田選手ヘディングクリア→41小島選手ヘディング
4伊東選手フィード→5三宅選手クリア。スローイン。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

特記すべきプレーは無かった。
N相模原にしては、淡泊だったと思う。



以上です。



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ブログ内関連記事

 

目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29

2-4 局面的な技術:パターン② クロス 2015/12/06






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関連記事など、外部リンク

DAZN(有料)
I神戸 vs N相模原 : 第12節 SOMPO WEリーグ
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:8cl0ygy4rygfrxtu9kux2iyok/8cl0ygy4rygfrxtu9kux2iyok/2da0w0ydhi8dlsm05i6tjb0tf
 

WEリーグ_Youtube
【公式】ハイライト:INAC神戸レオネッサ vs ノジマステラ神奈川相模原【2025/26 SOMPO WEリーグ 第12節 2025.11.2】
https://www.youtube.com/watch?v=Mcmy8RBxl_I

Footystats.org
2025年11月2日 - 14時00分 (Asia/Tokyo) INAC神戸レオネッサ対ノジマステラ神奈川相模原
https://footystats.org/jp/japan/nojima-stella-kanagawa-sagamihara-vs-international-athletic-club-kobe-leonessa-h2h-stats#8180233

I神戸_HP
SOMPO WEリーグ 第12節 N相模原戦 試合データ・監督会見・選手コメント
https://inac-kobe.com/match/result/474

N相模原_HP
【11月2日I神戸戦】試合結果および監督・選手コメント
https://stellakanagawa.nojima.co.jp/matches/results/251102/