現地2025年10月24日(金)に行われた国際親善試合@スタディオ・ジュゼッペ・シニガーリャ。

 ABEMA
https://abema.tv/live-event/d9317a47-e36c-4783-99f3-ce1ab8108d00
 

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今回のなでしこJAPANのヨーロッパ遠征は、イタリアとノルウェー。

メンバーは怪我で離脱していた2清水選手と18遠藤選手を招集。これで、ニールセン監督は、前体制で主力として起用されてきた選手たちを、全て招集したことになる。
他にも初選出の13白垣選手、久々に22小山選手を招集している。夏の間代表に参加していなかった14長谷川選手も復帰している。

システムは、4-3-3。
基本いつものメンバー、いつもの配置だが、左SB:21守屋選手、右SB:5高橋選手、アンカー:7宮澤選手、と言うところが目に付く。



イタリア代表はFIFA Rank 12位。7月に行われたEURO2025では、準決勝まで行ったがイングランドに延長戦で敗れている。



 

前半、なでしこJAPANが少し優勢進めるが、イタリア代表の堅い守備に遭ってスコアレス。
後半立ち上がりから、イタリア代表が優勢で先制する。なでしこJAPANがワンチャンスを決めて、その後も攻勢を続けたが、そのままドロー。

ボール支配率: イタリア代表 44%-56% なでしこJAPAN (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

なでしこJAPANは、全体的に見ればボールを支配していて、
後半立ち上がりを除けば優勢に進めていた。
やはり14長谷川選手が居ると安定するし、7宮澤選手のアンカーも馴染んでいた。

だが、見ていて結構フラストレーションが溜まる試合だった。
① 決めるべきシュートが枠に飛ばない。
相手GKに届いたシュートの質で言えば、イタリアが圧倒的優勢だった。

② 相手の守備が整う前に攻めるシーンが少ない。
前プレスが良い形で嵌まらない。ボールを奪取した後、直ぐに攻撃的なパスが出にくい。
 

などなど。

次のノルウェー戦は、スッキリした試合が見たい。



では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制

イタリア代表は、1-1-3-3-2のゾーンディエンス。
ボールオンリーではなく、3列目の3人は、各自の担当エリア内に走り込んで来た攻撃選手をマンマーク的に付いている。各自の担当エリアから出た選手は、次へと引き渡している。

なでしこJAPANは、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。



下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

26ダウリア選手の身長の調べが付かなかったが、マッチアップしていた6古賀選手より5cmほど高そう。だとすれば平均は169cm台後半になる。
イタリア代表はヨーロッパ勢の中でもやや大きい方。
なでしこJAPANも大型化しているとは言え、毎度のことながら、厳しいマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー

招集後に時間の余裕の無い国際親善試合でよくあることだが、

両チームともシンプルに攻めていた。



A.イタリア代表のコーナーキック

a)体制

キッカーは4シャッツァー選手8セヴェリーニ選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 11ボナンセア選手10ジレッリ選手
・正面からファーへ: 26ダウリア選手5リナリ選手
・GK脇: 18コレッリ選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 8セヴェリーニ選手20グレッジ選手
・セーフティー: 13オリヴィエロ選手19レンチーニ選手



b)結果概要

ポインタはABEMAの時間。

1本目 (3:8 ポインタ18:53) 左CK 4シャッツァー選手18コレッリ選手ヘディングフリック→4熊谷選手→11ボナンセア選手18コレッリ選手シュート・8清家選手ブロック・クリア
13オリヴィエロ選手回収→19レンチーニ選手。再組み立て。
2本目 (37:32 ポインタ53:17) 右CK 8セヴェリーニ選手10ジレッリ選手ヘディングシュート・4熊谷選手ブロック→21守屋選手→20松窪選手クリア。スローイン。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

特に企画と呼べるほどのモノは無かった。
ニアでのタイミング勝負をしてきたが、
身長差があるから、正面~ファーでの競りをやる方が、可能性が有ると私は思います。



B.なでしこJAPANのコーナーキック

a)体制

キッカーは14長谷川選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 5高橋選手・8清家選手
・正面からファーへ: 6古賀選手・4熊谷選手・15藤野選手
・GK脇: 11田中選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 20松窪選手・7宮澤選手
・セーフティー: 21守屋選手



b)結果概要

ポインタはAMEBAの時間。

1本目 (10:15 ポインタ26:0) 左CK 14長谷川選手→13オリヴィエロ選手ヘディング→26ダウリア選手クリア。再CK。
2本目 (10:38 ポインタ26:23) 左CK 14長谷川選手→11ボナンセア選手ヘディング・浮いて→11田中選手シュート→5リナリ選手ブロック。再CK。
3本目 (11:19 ポインタ27:4) 右CK 14長谷川選手→10ジレッリ選手ヘディングクリア
⇒7宮澤選手回収→21守屋選手フィード→8清家選手→14長谷川選手クロス・13オリヴィエロ選手ブロック・10ジレッリ選手。組み立て。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

イタリア代表の守備は、高身長のゾーンディエンスなので、
ニアでのタイミング勝負か、大外に人数を掛けての競りがセオリー。
この日のなでしこJAPANは、単純だけれどその通りにやっているので、良かったと思う。

また、キッカー14長谷川選手と受け手の意思疎通は出来ていた。5高橋選手は競りに行っていたし、15藤野選手は逆にボール落下点には近付いていない。
おそらくシンプルに、14長谷川選手が片手を上げてニア、両手でファー。



以上です。



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目次 1.概要(アメブロ版)



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なでしこジャパンvsイタリア女子代表 2025.10.25|国際親善試合
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なでしこジャパンvsイタリア女子代表 2025.10.25|国際親善試合_ハイライト
https://abema.tv/video/episode/416-1_s20_p222

Footystats.org
2025年10月25日 - 1時15分 (Asia/Tokyo) イタリア女子代表対日本女子代表
https://footystats.org/jp/international/italy-womens-national-team-vs-japan-womens-national-team-h2h-stats#8279308

Yahoo Sports-navi
https://soccer.yahoo.co.jp/japan/category/women/game/2025102402/summary?gk=63

JFA_HP
【Match Report】なでしこジャパン、アウェイのイタリア戦は長谷川唯のゴールで追いつき1-1のドロー
https://www.jfa.jp/nadeshikojapan/20251024/news/00035675/

JFA-TV

イタリア戦の舞台裏 #長谷川唯 のゴールで追いつきドロー|【#TeamCam】vol.2|#なでしこジャパン|International Friendly Match @Italy
https://www.youtube.com/watch?v=MzVmnTWYBEk