2025年10月18日(土)に行われたWEリーグ第11節@長野Uスタジアム。

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まず、両チームの前10節までのSTATSを表にまとめます。試合消化の進み方が違うチームも有るので、1試合当たりの平均値で示します。



AC長野は2025/2026リーグ戦でここまで、2勝2分け6敗、7得点19失点で10位。
@大宮・C大阪に○、@マイ仙台・千葉Lに△、新潟L・@東京NB・N相模原・I神戸・浦和・@S広島Rに✕。
昨期の下位チームとは、ほぼ互角の星だが、上位には勝てない。
STATSを見ると、すべて厳しい数字が並ぶ。

システムは4-3-3(4-2-3-1)で、昨シーズン以来継続している。
毎年のように主力を放出しているので、駒数的に苦しいのは常態化している。今期は主力に怪我人も出ているので、開幕から多くの新戦力を試しながら戦っている。
その中で、MF6原選手・GK21垣内選手・DF27筬島選手はすっかり先発レギュラーとなっているが、まだまだ流動的なポジションも残っている。

この試合のシステムも4-3-3(4-2-3-1)。
14鈴木紗選手は初先発。8上田選手28松崎選手は2試合連続で先発。
4橋谷選手・7三谷選手13大内選手らはベンチスタート。



EL埼玉は2025/2026リーグ戦で0勝3分け7敗、7得点23失点で12位。
@大宮・C大阪・S広島Rに△、@I神戸・東京NB・N相模原・@浦和・@千葉L・マイ仙台・@新潟Lに✕。
STATSを見ると、シュートはそこそこ打てているが、他の数字は厳しい。
優勢に進めた試合も有ったが勝ちきれない。昨期5分の星を残したチームとしては、サポーターの期待を裏切っている

システムは、4-2-3-1。
この夏、2TOP(吉田選手・祐村選手)は抜けたが、11高橋選手・23藤原選手らを補強。多くの主力が残留し、2大沼選手が怪我から、6瀬野選手が産・育休から復帰するため、戦力的には余裕があった。なので、昨期とほぼ同様の戦い方で開幕を向かえた。だが、勝てないため、選手や配置を色々変えて、試行錯誤中。さらに、守備の柱:20岸選手が怪我離脱し、2大沼選手も第3節以降登録が無く、CBの余裕が無くなっている。

この試合も4-2-3-1。
最前線は17栃谷選手で前節に続いてゼロTOP。左SB:33長江選手・左SH:23藤原選手は3試合連続で先発。



 

前半、AC長野やや優勢で始まったが、EL埼玉も盛り返して先制。内容的には、ほぼ互角でHT。
後半も、AC長野が多く攻める。だが、EL埼玉が追加点を取り、終盤を凌いで勝っている。

ボール支配率: AC長野 49%-51% EL埼玉 (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

AC長野は、優勢に進めながらも惜敗。
中盤のパス回しを見ていると、明らかに上回っていて、スムーズに相手陣まで進んでいる。パスの出し手が走っていて欲しいところに、実際走っているケースが沢山有った。よく訓練されていると思う。
ただ、ゴールが近付いてくると、有効なパスが少なくなる。オフザボールの動きも減る。
10菊池選手が良い状態でボールを持つと、スルーパスも出るのだが、受け手と合わない。
チャンスも有ったが、決めきれず無念の完封負けと言うところ。



EL埼玉は、よく守って、うれしい今期初勝利。
この試合に関しては飛び道具:中長距離シュートで勝った。特に追加点の元になった5瀬戸口選手のバー直撃のロングシュートは印象的だった。
EL埼玉には、優れた長距離シューターが豊富に居て、7樋口選手や15木村選手も、この春デビュー後良いロングシュートを打っていた。でも、秋になってあまり見なくなっている。
チーム浮上のためには、積極的に打って、相手ディエンスを引っ張り出す作業も増やすべきなのだと私は思う。




では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。

AC長野は、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。

EL埼玉も、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。



下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

互角の範囲のマッチアップ関係。共にスモールチームの構成。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.AC長野のコーナーキック

a)体制

キッカーは8上田選手10菊池選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 11川船選手
・正面からファーへ: 6原選手27筬島選手
・ニアポスト前: 5岩下選手10菊池選手
・GK脇: 15知久選手14鈴木紗選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 9稲村選手
・セーフティー: 28松崎選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (4:54 ポインタ13:3) 左CK 8上田選手→23藤原選手→GK浅野選手キャッチ。
2本目 (25:48 ポインタ33:57) 右CK 8上田選手6原選手ヘディングシュート。GK浅野選手キャッチ。
3本目 (46:47 ポインタ1:10:53) 左CK 8上田選手→15木村選手ヘディングクリア
27筬島選手回収→28松崎選手フィード→GK浅野選手キャッチ。
4本目 (75:43 ポインタ1:39:49) 左CK 10菊池選手7三谷選手ヘディング→6瀬野選手ヘディングクリア
7三谷選手回収フィード→5岩下選手ヘディングシュート。左へ流れてGキック。
5本目 (93:31+ ポインタ1:57:37) 左CK 10菊池選手→11高橋選手ヘディングクリア
7三谷選手ボレークロス→27筬島選手ヘディングシュート。左へ逸れてGキック。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

AC長野は2021-2022と2022-2023WEリーグで、コーナーキックを色々工夫していたが、指導していた水谷コーチが退任された。それ以降、選手の入退団が多くて急速に積み上げたモノが減ってきている。
だが、何故か、どうしても点が欲しい時の10人攻撃だけは残っていて、この日は4本目 (75:43 ポインタ1:39:49)と5本目 (93:31+ ポインタ1:57:37)に発動している。

4本目を図にしておく。10菊池選手が10人目:7三谷選手に蹴って、ヘディングをファーポスト前へ送ったプレー。



水谷コーチだったら、シュートまでのストーリーをしっかり作って居たはずだが、
形だけは残っていて、中身がほとんど無かった。
差は歴然なので、2022/05/07の奥津選手のゴールのプレーと見比べていただきたい。



動画:5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=T8cXN_t814Qfeature=youtu.be&t=46



B.EL埼玉のコーナーキック

a)体制

キッカーは5瀬戸口選手(右利き)。

1・2本目がG前密集陣形だったので不詳。3本目については以下のようだった。

・ニアへ: 11高橋選手・13佐久間選手
・正面からファーへ: 33長江選手・3柘植選手
・GK脇: 15木村選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 8園田選手・23藤原選手
・セーフティー: 4橋沼選手・7樋口選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (11:37 ポインタ19:46) 左CK G前密集陣形 5瀬戸口選手→GK垣内選手パンチング
⇒7樋口選手回収→13佐久間選手→7樋口選手クロス→8園田選手→3柘植選手シュート・5岩下選手ブロック→3柘植選手・8上田選手。3柘植選手ファール。
2本目 (13:24 ポインタ21:33) 左CK G前密集陣形 5瀬戸口選手→8上田選手ヘディングクリア
⇒23藤原選手回収→4橋沼選手フィード→(27筬島選手ヘディング)。33長江選手オフサイド。
3本目 (58:33 ポインタ1:22:39) 右CK 5瀬戸口選手→11高橋選手ヘディングシュート・13大内選手ブロック
⇒23藤原選手回収→5瀬戸口選手クロス→3柘植選手ヘディング折り返し→11川船選手ヘディング→7三谷選手クリア
⇒7樋口選手回収→13佐久間選手クロス→27筬島選手ヘディングクリア→7三谷選手ヘディング
⇒5瀬戸口選手回収・クロス→(11高橋選手ヘディングシュート)。オフサイド。
4本目 (65:19 ポインタ1:29:25) 右CK 5瀬戸口選手→5岩下選手ヘディング→3柘植選手シュート→GK垣内選手キャッチ。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

上の図が示すように、意図はハッキリしていて良かったと思う。

でも、やはり、メインターゲット:20岸選手の不在は、キッカー5瀬戸口選手を悩ませていますね。苦労が伝わってくるこの試合の4本だった。

ア) 前半の左CK2本:ゴール前密集陣形を敷いてゴールに近い所。

・マッチアップ関係
@新潟Lとは違って、身長差があまりないので、密集陣形で行けるとの読みなのだろう。

・3人でGK垣内選手の動きの抑制
ゴールに近い所を狙うからには、GK垣内選手を取り囲むようにして、出させない工夫をしていた。



イ)後半の右CK2本:ニアでのタイミング勝負

アウトスイングになるので、ゴールに近い所は狙いにくい。
本来20岸選手不在の時は、3柘植選手が代わりになるべきなのだろう。だが、まだヘディングに期待出来ない。なので、ニア狙いだったのだろう。

まず3本目 (58:33 ポインタ1:22:39)は順当に11高橋選手を狙ったが13大内選手のマークを剥がせなかった。
4本目 (65:19 ポインタ1:29:25)、キック前に5瀬戸口選手は8園田選手と相談。33長江選手のところのマッチアップなら行けそうと言うことになったのだと思う。



以上です。



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【公式】ハイライト:AC長野パルセイロ・レディース vs ちふれASエルフェン埼玉【2025/26 SOMPO WEリーグ 第11節 2025.10.18】
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2025年10月18日 - 14時00分 (Asia/Tokyo) AC長野パルセイロ・レディース対ASエルフェン埼玉
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2025/26 SOMPO WEリーグ 第11節 10.18 SAT 14:00KICKOFF VSちふれASエルフェン埼玉 HOME 長野UスタジアムAC長野パルセイロ 0 - 2 ちふれASエルフェン埼玉
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【2025/26 SOMPO WEリーグ 第11節】10/18(土) vs AC長野パルセイロ・レディース戦 試合結果
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