2025年10月18日(土)に行われたWEリーグ第11節@浦和駒場スタジアム。

 DAZN(有料)
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:88xdbysji4hbt4tt6cmg5wb9w/88xdbysji4hbt4tt6cmg5wb9w/3m64fy680xt8wy3y9yaqg9irq

************

まず、両チームの前10節までのSTATSを表にまとめます。試合消化の進み方が違うチームも有るので、1試合当たりの平均値で示します。



 

浦和は、ここまで2025/2026リーグ戦で7勝2分け1敗、23得点4失点で3位。
@新潟L・@東京NB・千葉L・EL埼玉・大宮・@AC長野・N相模原に○、S広島R・@I神戸に△、@マイ仙台に✕。
@マイ仙台戦は誤算だろうが、その他はほぼ想定通りだろう。
STATSを見ると、昨期同様に安定した守備力を誇っていて、今期は得点も取れている。

システムは、春の堀監督就任以来4-1-4-1。
途中14角田選手が移籍して、アンカーの試行錯誤があったが、34平川選手に落ち着いている。流動的なのは右SHのみで、他は固定できている。
ただ、この夏に主力が多く退団したのと、故障上がりのベテラン陣が順調では無く、駒数的には厳しい。

この試合も4-1-4-1。
右SHは21ローリー選手で3試合連続の先発。他はいつものメンバー・いつもの配置。
20高塚選手26丹野選手はベンチスタート。怪我明けの9菅澤選手は3試合連続、10安藤選手は9試合ぶりの試合登録。
18柴田選手は3試合連続、一旦怪我から復帰した16水谷選手は6試合連続で、登録が無い。



C大阪は、リーグ戦で、3勝2分け5敗、11得点15失点で7位。
N相模原・大宮・千葉Lに○、マイ仙台・@EL埼玉に△、@AC長野・@I神戸・東京NB・@新潟L・@S広島Rに✕。
昨期の上位チームには負けているが、下位チームには互角以上に戦えている。
STATSを見ると、順位なりと言った所だろう。

システムは、3-4-2-1だったが、第9節からは4-4-2。
おそらく、19新井選手が長期離脱になったことを受けて、4バックにしたのだろう。前戦よりもバックラインの方が、余力が有るし、34四本選手も台頭している。
また、海外挑戦から復帰した11宝田選手をTOPからボランチに下げている。5年前の「The FW宝田」に戻りきれないためだろう。

この試合も、4-4-2。
流動的なTOPは、28田子選手29和田選手。右SHには8田中選手が入っている。
21山下選手3米田選手5浅山選手ら、ベンチメンバーの実績は豊富である。



 

前半、浦和が早々に得点。その後も優勢に進めて、2点を追加してHT。
後半も、浦和がボールを支配しながら、追加点を取って勝っている。

ボール支配率: 浦和 52%-48% C大阪 (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

浦和は、完勝。
前プレスが効いて、ボールを奪ってからのショートカウンターで圧倒した。
内容的にも、前半21ローリー選手が右サイドを抜け出すシーンを沢山作って、見所の有る試合だったと思う。
点差の付いた後半、選手交代の際に、少し流れを失ったこと以外は、ほぼ予定通りに進んだのだろう。



C大阪は、ビルドアップのボールを奪われて失点が続いた。
結果論なのだろうが、左右SBの位置が高すぎて、両CBとGKの負担が大きかった。
それを続けて、傷口を広げてしまった。
監督談話を読むと、「相手が強い時こそ逃げないで挑戦する」みたいな主旨で語られている。この試合のために修正するのでは無く、今後のために挑戦し続けたのでしょう。

また、11宝田選手の使い方として、もっとポストプレーをさせたい。でも、ボランチだと後ろ過ぎ。
ボールを奪った後、相手のCBと相対する所まで上がって行く間に、浦和の守備が整ってしまう。
4-2-3-1や3-4-1-2のTOP下、4-3-3のインサイドハーフくらいが、今のC大阪では適役なのだと思う。



では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。

浦和は、1-4-1(+1)のゾーンディエンス。マンマークを3人付けている。
2列目4人は前回ブログまでは、ディフェンスラインのままだったが、
ボールサイドのSBがニアポスト脇に立って、15島田選手がその後に入っている。
28櫻井選手は大型とは言えないし、私はこの形の方が良いと思う。

C大阪は、マンツーマンディフェンス中心で3人のゾーン固定配置。



下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

互角の範囲のマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
なお、浦和は5本が正解です。公式記録が75分のコーナーキックを落としています。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.浦和のコーナーキック



a)体制

キッカーは5伊藤選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 15島田選手7高橋は選手
・正面からファーへ: 4後藤選手13長嶋選手6加藤選手
・GK脇: 21ローリー選手
・ショートコーナー: 34平川選手
・コボレ狙い: 8榊原選手
・セーフティー: 28櫻井選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (8:27 ポインタ16:45) 右CK ショートコーナー 5伊藤選手34平川選手ドリブル・クロス→(21ローリー選手シュート)。オフサイド。
2本目 (20:38 ポインタ28:56) 右CK ショートコーナー 5伊藤選手34平川選手ドリブル・クロス→7高橋は選手ヘディングシュート→GK名和選手パンチング。再CK。
3本目 (21:18 ポインタ29:36) 右CK 5伊藤選手7高橋は選手ヘディングシュート・11宝田選手ブロック浮いて→22白垣選手ヘディング→11宝田選手ヘディング→17中谷選手クリア5伊藤選手13百濃選手ドリブル。スローイン。
4本目 (45:48 ポインタ1:9:24) 左CK 5伊藤選手15島田選手ヘディングシュート・17中谷選手ブロック浮いて→22白垣選手ヘディング→GK名和選手キャッチ。
5本目 (74:45 ポインタ1:38:21) 左CK 5伊藤選手3米田選手ヘディングクリア→18宮本選手
20高塚選手フィード→7高橋は選手・混戦・3米田選手13百濃選手ドリブル・逆襲(13長嶋選手ヲ抜キ)クロス→2マイ・キス選手カット。CK



c)全般的な印象と特記すべきプレー

1本目 (8:27 ポインタ16:45) 2本目 (20:38 ポインタ28:56)の左CKで、ショートコーナーを使っている。

単純にコーナーキックを受けた34平川選手が、短目のドリブルを前方にしてクロスを上げている。
私は、前回のブログでは、34平川選手が抜ききらないと、特に効果は無さそうと記載したが、
この試合も同じ事をやっているので、どうやら、監督・コーチの考え方は違うようである。
一つ言えることは、34平川選手が、自陣方向に下がることなく、ブロックされることなく、確実にクロスを上げていること。プレーが崩れないと信頼しているのでしょうね。

1本目、オフサイドだったが、惜しかった。ほぼ形に成っていたので図にしておく。
34平川選手のクロスを21ローリー選手がボレーで合わせたプレー。
なお、2本目も惜しかったが、ディフェンスが転倒して、7高橋は選手がフリーになっただけなので1本目を選択した。



21ローリー選手が、8田中選手を背負いながらのボレーシュート。
28田子選手8田中選手11宝田選手が、キッチリ揃っていて、ギリギリのオフサイド。
28田子選手が揃ったのは偶然だろう。
また、11宝田選手は距離を取ってマークすることが多いので、こう言う時に残ってしまいがちですね。7高橋は選手がもう少し勢い良くゴール方向へ詰めてたら変わっていたかも。



B.C大阪のコーナーキック

a)体制

キッカーは10脇坂選手14高和選手(右利き)26北原選手(左利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 22白垣選手11宝田選手
・正面からファーへ: 17中谷選手34四本選手29和田選手
・GK脇: -
・ショートコーナー: 8田中選手
・コボレ狙い: 28田子選手13百濃選手
・セーフティー: 16中西選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (2:42 ポインタ11:0) 左CK 10脇坂選手22白垣選手21ローリー選手クリア・11宝田選手ブロック・15島田選手クリア。スローイン。
2本目 (29:40 ポインタ37:58) 右CK 10脇坂選手13長嶋選手クリア。スローイン。
3本目 (41:23 ポインタ49:41) 右CK 10脇坂選手13長嶋選手ヘディングクリア
8田中選手浮いて→29和田選手ヘディング→11宝田選手ヘディング→28田子選手シュート・4後藤選手ブロック→22白垣選手。Gキック。
4本目 (67:21 ポインタ1:30:57) 左CK ショートコーナー 14高和選手13百濃選手ドリブル→14高和選手クロス→4後藤選手ヘディング→GK池田選手キャッチ。

 


5本目 (75:51 ポインタ1:39:27) 左CK 14高和選手20高塚選手クリア。再CK。
6本目 (76:13 ポインタ1:39:49) 左CK 14高和選手7高橋は選手ヘディングクリア
16中西選手回収→13百濃選手フィード→GK池田選手キャッチ。
7本目 (87:29 ポインタ1:51:5) 右CK 26北原選手20高塚選手クリア。再CK。
8本目 (87:51 ポインタ1:51:27) 右CK 26北原選手5浅山選手フリックシュート・20高塚選手ブロック→3米田選手ループシュート→バー。G裏へ跳ねてGキック。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

8本中3本で、22白垣選手がニアに出る際、11宝田選手が壁役に成ってピックプレーを使っている。
図は2本目 (29:40 ポインタ37:58)で、22白垣選手の直前で13長嶋選手がクリアしたプレー。



「メインターゲット:22白垣選手が、ニアサイドからフリック」が、この日の基本路線だったようだ。
浦和のゾーンディエンスはニアが厚いというわけでもないので、よくある対策である。
11宝田選手のピックがよく効いていて、マークの8榊原選手は苦戦していた。

ただ、後半は、大外を狙っても良かったと思う。
上の図と同じような配置で、HTに投入した3米田選手14高和選手にマークが付かず、フリーで待っていた。
大外の守備が13長嶋選手なら、おそらく3米田選手の方が強いだろう。
また、14高和選手13長嶋選手をピックさせても良い。
でも、前半で3点を失って、メインキッカー10脇坂選手はお役御免。代わりのキッカー:14高和選手26北原選手に、アドリブを期待するのは酷な話。投入時の監督・コーチの指示が欲しかった。




以上です。



*********


ブログ内関連記事

 

目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29






*********


関連記事など、外部リンク

 DAZN(有料)
浦和 vs C大阪 : 第11節 (日本女子代表 : 高橋はな)SOMPO WEリーグ
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:88xdbysji4hbt4tt6cmg5wb9w/88xdbysji4hbt4tt6cmg5wb9w/3m64fy680xt8wy3y9yaqg9irq

WEリーグ_Youtube
【公式】ハイライト:三菱重工浦和レッズレディース vs セレッソ大阪ヤンマーレディース【2025/26 SOMPO WEリーグ 第11節 2025.10.18】
https://www.youtube.com/watch?v=-p0dLQi0lTc

Footystats.org
2025年10月18日 - 14時00分 (Asia/Tokyo)浦和レッドダイヤモンズ・レディース対セレッソ大阪堺レディース
https://footystats.org/jp/japan/urawa-red-diamonds-ladies-vs-cerezo-osaka-sakai-ladies-h2h-stats#8180231

浦和_HP
2025/26 SOMPO WEリーグ 第11節 vs セレッソ大阪ヤンマーレディース 試合後監督コメント
https://www.urawa-reds.co.jp/redsladies/informations/202526-sompo-we%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0-%E7%AC%AC11%E7%AF%80-v.html
 

2025/26 SOMPO WEリーグ 第11節 vs セレッソ大阪ヤンマーレディース 試合後選手コメント
https://www.urawa-reds.co.jp/redsladies/informations/202526-sompo-we%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0-%E7%AC%AC11%E7%AF%80%E9%81%B8%E6%89%8B.html

C大阪_HP
2025/26 SOMPO WEリーグ 第11節 2025.10.18 土 三菱重工浦和レッズレディース 4 - 0 セレッソ大阪ヤンマーレディース 浦和駒場スタジアム 1,397人
https://www.cerezo.jp/ladies/matches/result/2025101828/