2026年04月26日(日)に行われたWEリーグ第19節@熊谷スポーツ文化公園陸上競技場。
DAZN(有料)
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まず、両チームのWEリーグ第18節までのSTATSを表にまとめます。1試合当たりの平均値で示します。

EL埼玉は2025/2026リーグ戦で3勝3分け12敗、14得点30失点で11位。
STATS的には順位よりやや良い数字が並ぶ。
カップ戦は1勝5敗、グループステージで敗退している。
システムは主に4-2-3-1。
夏に抜けた2TOP:吉田選手・祐村選手の跡が埋まらず、守備の要:20岸選手の離脱もあって、秋は厳しい戦いになった上に、戦術もやや迷走、最下位に沈んでいた。
だが、この冬に入団した選手が戦力になって、全体的に駒数は豊富になった。
特にバックスは、冬期明けから新戦力の4人を先発に使っている。
FWも同じく入団した27生田選手が戦力になっているが、11高橋選手・17木許選手が長期離脱し、さらに先日までのU-20タイで15木村選手も膝を怪我。攻撃陣の状況はむしろ悪化している。
この試合のシステムは4-2-3-1。
東京NBを撃破した先発と同じメンバーでスタート。
4橋沼選手・13佐久間選手はベンチスタート。U-20タイから戻った7樋口選手・28原選手も座っている。
新潟Lは2025/2026リーグ戦で8勝3分け7敗、20得点22失点で6位。
STATSを見るとあまり良く無いが、ベテラン勢の頑張りか、しぶとく勝ち点を積んでいる。
カップ戦は、2勝1PK負3敗で、決勝トーナメント進出を逃した。
システムは4-2-3-1が主体だが、ウィニングフォーメーションなどで3バックもやる。
選手事情としては攻撃陣や中盤の駒数は足りていているのだが、
バックス陣が薄く、ここ数年MFをコンバートして凌いでいるし、中心の20山谷選手も離脱中。
この冬に5人の新卒選手を補強し、その中から25高梨選手がCBで先発出場を続けている。
なお、4月14日に5川村選手のシーズン限りの引退が発表されている。
この試合のシステムは、3-4-2-1。
CB:4横山選手、ボランチ:14下吉選手、右SH:19城和選手が先発。
5川村選手・16富岡選手・25高梨選手らはベンチスタート。
9川澄選手・10上尾野辺の登録が無い。
前半、やや新潟L優位に進んだが、30分過ぎに1点ずつ取り合って、HT。
後半、新潟Lが攻め込みながらも手こずっていたが、決勝点を取って勝利している。
ボール支配率: EL埼玉 43%-57% 新潟L (Footystats.org)
シュート状況は下図の通り。
EL埼玉は粘り通せなかった。
前プレスの効きが徐々に低下、前半半ば過ぎからは、形勢も悪化していった。
自陣に押し込められると抜け出すのに苦労していた。この先発メンバーだと、東京NB戦で躍動した26田中選手を封じられると、非常に厳しい。
守備も、シュートブロック10本と最終ラインはよく頑張ったとは思うが、チームとしては東京NB戦ほどの出来ではなくて、ゴール正面を激しく荒らされ続け、最後力尽きてしまった。
新潟Lは、なんとか勝利。
上記のように前節のEL埼玉(vs東京NB)を見て練った対策が上手く行った試合だったのだろう。
ボランチで先発した14下吉選手は良かったと思います。この試合の守備のパフォーマンスが保てれば、5川村選手が引退しても大丈夫でしょう。
ただ、楽に勝てそうな内容なのに、苦しい戦いにしてしまった。特に17滝川選手と19城和選手は、後半開始からショータイムでしたが、シュートが決まらなければねぇ~。
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。
EL埼玉は、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。
新潟Lは、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。

下表に、スタメンを身長順に並べる。
4横山選手・19城和選手が高く、新潟L有利なマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
A.EL埼玉のコーナーキック
a)体制
キッカーは5瀬戸口選手(右利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 32三秋選手・6瀬野選手
・正面からファーへ: 34平尾選手・35大箸選手・16栃谷選手
・GK脇: 14植村選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 27生田選手
・セーフティー: 26田中選手・25大髙選手
b)結果概要
ポインタはDAZNの時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。
1本目 (3:29 ポインタ14:0) 左CK 5瀬戸口選手→32三秋選手ヘディングフリック→6瀬野選手ヘディングシュート。浮いてGキック。
2本目 (40:56 ポインタ51:27) 左CK G前密集陣形 5瀬戸口選手→(16栃谷選手)バウンド・34平尾選手・13杉田選手クリア・34平尾選手ブロック・13杉田選手・34平尾選手モドシ
⇒16栃谷選手シュート流れて
⇒6瀬野選手回収・ドリブル・クロス→(14植村選手)。流れてGキック。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
1本目 (3:29 ポインタ14:0) 、32三秋選手がヘディングでフリックしたボールを、6瀬野選手がヘディングシュートしたが、浮いて左へ外れたプレー。6瀬野選手マークの32白沢選手を34平尾選手がピックている。

① 全体的にゴールに近付きつつ、
② 6瀬野選手がニアへ走ってフリー。
34平尾選手と14下吉選手の狭い間を、6瀬野選手が抜けた。
32白沢選手は全く追えずに、34平尾選手に完全にピックされてしまっている。
13杉田選手がマークチェンジして6瀬野選手を追ったが、反応が遅れて6瀬野選手はフリー。
③ 35大箸選手もフリー。
ファー側へと少し向かった35大箸選手がニアへと切り返す。
マークの14下吉選手は、32白沢選手と34平尾選手が壁になって、ゴール側に迂回して追ったが遅れて、35大箸選手もフリー。
ボール軌道上に6瀬野選手はフリーで走り込んだが、32三秋選手のヘディングフリックに反応しきれず、シュートを外してしまっている。
もう少しボールが高ければ6瀬野選手にドンピシャだっただろうし、
さらに高ければ、35大箸選手にもチャンスが有っただろう。
34平尾選手の1つのピックで、2人をフリーにしている珍しいプレーであった。
B.新潟Lのコーナーキック
a)体制
キッカーは14下吉選手・16富岡選手(右利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 32白沢選手・19城和選手
・正面からファーへ: 4横山選手・7園田選手
・GK脇: 23山本選手・11新堀選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 13杉田選手・17滝川選手
・セーフティー: 6有吉選手
b)結果概要
ポインタはDAZNの時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。
1本目 (21:26 ポインタ31:57) 右CK 14下吉選手→GK浅野選手パンチング・コボレテ・7園田選手・26田中選手→27生田選手ドリブル・モドシ→16栃谷選手。組み立て。
2本目 (25:15 ポインタ35:46) 右CK 14下吉選手→GK浅野選手キャッチ。
3本目 (29:20 ポインタ39:51) 右CK 14下吉選手→23山本選手ヘディングシュート。ゴール!!。
4本目 (34:26 ポインタ44:57) 左CK G前密集陣形 14下吉選手→GK浅野選手パンチング
⇒32白沢選手回収→14下吉選手クロス→11新堀選手ヘディング・折り返し→23山本選手ヘディングシュート。左へ流れてGキック。
5本目 (52:8 ポインタ1:2:39) 左CK G前密集陣形 14下吉選手→GK浅野選手キャッチ。

6本目 (58:9 ポインタ1:29:2) 右CK 14下吉選手→(GK浅野選手パンチング?)4横山選手コボレテ→27生田選手
⇒13杉田選手回収→6有吉選手→14下吉選手ドリブル→13杉田選手ドリブル・14植村選手クリア
⇒6有吉選手回収→14下吉選手クロス→23山本選手→32白沢選手ドリブル・34平尾選手カット・クリア。スローイン。
7本目 (65:18 ポインタ1:36:11) 右CK G前密集陣形 14下吉選手→19城和選手ヘディングシュート→34平尾選手ヘディングクリア。再CK。
8本目 (65:41 ポインタ1:36:34) 右CK G前密集陣形 14下吉選手→4横山選手ヘディングシュート。右へ外れてGキック。
9本目 (93:9 ポインタ2:4:2) 右CK G前密集陣形 16富岡選手→5瀬戸口選手ドリブル・クリア・32白沢選手ブロック・34平尾選手クリア
⇒16富岡選手回収・クロス→26田中選手・GK浅野選手キャッチ→6瀬野選手逆襲→5瀬戸口選手→13佐久間選手→34平尾選手。組み立て。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
この試合、4横山選手をメインターゲットに色々な攻め方をしていた。なかなか面白かった。
ア) 3本目 (29:20 ポインタ39:51)
23山本選手のヘディングシュートが決まったプレー。

動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=yMisufw43ngfeature=youtu.be&t=23
23山本選手が上手く強かったヘディングでした。
① マークの26田中選手も競ってはいる。
26田中選手としては、ニアに目測をしてしまったのか、23山本選手のニア側に入ろうとしたのか、最後少しバックステップになって強く飛べなかったのが敗因。競ったモノの、23山本選手の空中姿勢を崩せずに、ヘディングをコントロールされている。
② 6瀬野選手が競りに行けていない。
19城和選手に前を横切られて、ニア側に寄ってしまったのが敗因。ボール落下点はセットした位置から、約3mファー側でギリギリ守備範囲だが、引き返せなかった。
イ) 7本目 (65:18 ポインタ1:36:11)
19城和選手がヘディングシュート、ボールは枠に飛んだが、34平尾選手がヘディングでクリアしたプレー。

アウトスイングの右CKで、ゴール前密集陣形を敷いた。
珍しい形なので、どんな仕込みなのかと思って見ていたら、
斜めに1列に並んで、大外から4横山選手が7園田選手を壁に使ってニアへ回ってフリー。
ボールはニアポスト前・4横山選手の前で、下がって来た19城和選手がヘディングシュート。枠に飛んで惜しかったのだが、私の頭の中は、「?」で一杯になった。
これが私の想像した企画だったら、19城和選手は苦しい体制でヘディングシュートはせずに、4横山選手にボレーシュートさせていたと思う。
私の頭に浮かんだ企画は、7園田選手・23山本選手・19城和選手・32白沢選手らは、守備選手の外側から蓋をするようなスクリーンを掛けて、確保されたシュートスペースで4横山選手が合わせること。
さらに6瀬野選手も外側から蓋をして万全にしたい。
でも、32白沢選手以外は全員ボールに反応しており、私の想像とは違う。
つづく8本目 (65:41 ポインタ1:36:34)でも全く同じ配置から、やはり4横山選手が大外からニアへと向かって、今度はヘディングシュート。
9本目 (93:9 ポインタ2:4:2)も人が変わっても似たような配置。16富岡選手のキックが当たらなくてプレーは壊れたが、受け手側は同じ事をやっている。
こう言う企画なんでしょうね?
以上です。
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ブログ内関連記事
目次 1.概要(アメブロ版)
2-2 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックA 2015/11/28
2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29
2-6 局面的な技術:パターン④ ループ 2015/12/18
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関連記事など、外部リンク
DAZN(有料)
EL埼玉 vs 新潟L : 第19節 SOMPO WEリーグ
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:dk8ca65ykozw0tv4ulbia9zp00/dk8ca65ykozw0tv4ulbia9zp00/1hl5nhz7ki982y9tne4csm3yj
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【公式】ハイライト:ちふれASエルフェン埼玉 vs アルビレックス新潟レディース【2025/26 SOMPO WEリーグ 第19節 2026.4.26】
https://www.youtube.com/watch?v=yMisufw43ng
Footystats.org
2026年4月26日 - 14時00分 (Asia/Tokyo) ASエルフェン埼玉対アルビレックス新潟レディース
https://footystats.org/jp/japan/albirex-niigata-ladies-vs-chifure-as-elfen-saitama-fc-h2h-stats#8415304
EL埼玉_HP
【2025/26 SOMPO WEリーグ 第19節】4/26(日) vs アルビレックス新潟レディース戦 試合結果
https://www.as-elfen.co.jp/information/3045/
新潟L_HP
04.26 SUN 14:00 KICK OFF SOMPO WEリーグ 第19節 AWAY 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場 ちふれASエルフェン埼玉 1 – 2 アルビレックス新潟
https://albirex-niigata-ladies.com/game-info/25-26-sompo-we-sec19/



