2026年02月14日(土)に行われたWEリーグ第15節@フクダ電子アリーナ。

 DAZN(有料)
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:1pj139rvth85edvjqddk6g6mf0/1pj139rvth85edvjqddk6g6mf0/3a0t0pkwmfwpyzenj66o6tnjr

************

まず、両チームのWEリーグ第14節までのSTATSを表にまとめます。1試合当たりの平均値で示します。



千葉Lは2025/2026リーグ戦で4勝4分け6敗、11得点22失点で8位。
STATS的にはやや厳しい数字が並んでいる。7小川選手の頑張りなどで、星を拾ってここまで来ている。良くやっていると思う。

システムは4-3-3。
リーグ戦の昨春は勝ち無しで終わって、夏に主力を放出。秋はTOP不在の試合が多く、2藤代選手のゼロTOPなど変則的に戦っていた。
この冬に、左SB:31足立梓選手が離脱したのは厳しいが、特別指定選手として既に実績のある大卒3選手が本入団、20正野選手も補強した。またFW50小林莉選手も年末に復活したので、オーソドックスに戦えるようになった。3強との試合を全て残しているが、私は期待している。

この試合も4-3-3。
TOP:50小林莉選手、右SB:99鈴木選手37木村選手が左SB、2藤代選手がインサイドハーフに回っている。
本入団した18稲山選手84北沢選手、伊賀FCから入団した20正野選手はベンチスタート。
4林選手も座っている。



N相模原は2025/2026リーグ戦で4勝2分け8敗、12得点26失点で10位。
STATSを見ると、順位より少し良い数字が並んでいるが、昨期に比べると悪化している。

システムは3-4-2-1で開幕当初は戦ったが、途中怪我人が出て4-3-3や4-4-2で対応していた。
昨夏に両WB:榊原選手と浜田選手を放出、9笹井一選手が復帰したが、サイドからの攻撃力が低下している。
なのに、この冬、特に補強していないのは理解しがたい。

この試合は、4-2-3-1。
TOPに18片山選手、ボランチに昇格した24明選手、右SBに14南里選手と言うところが目に付く布陣。
19築地選手・9笹井一選手らはベンチスタート。
8岸川選手の登録が無い。

 


 

前半、序盤から点の取り合いになったが、千葉Lがやや優位に進め、1点リードしてHT。
後半、膠着気味に始まったが、N相模原が優勢になり、同点に追い付いている。

ボール支配率: 千葉L 48%-52% N相模原 (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

千葉Lは、前半は優位に進めてリードしたが、最後に追いつかれた。
徐々に運動量が落ちて、途中投入した新戦力もほとんど良いところが出ず、終盤は完全に劣勢となってしまった。
また、50小林莉選手が負傷退場。やっと復帰したばかりだし、大事に至っていないことを祈る。

戦術的には、2藤代選手37木村選手の配置は、私は疑問。また、守備で4-4-2に変形するときに、7小川選手と前後の位置を交代して、2藤代選手を前に使った方が、奪った後のボールも回るし、カウンターに期待も出来そうだと思いながら観ていた。



N相模原は、なんとか引き分けに持ち込んだ。9笹井一選手の同点弾は、素晴らし過ぎでしたね。
ただ、前半、攻撃で仕掛けの数が足りずに、押し込まれがちになったと思う。
終盤は、前プレスが効いて攻勢に転じたが、奪った後の手数が多い印象。縦に速い攻めを増やした方が良い。

その中で、昇格したばかりの24明選手は、先制点を奪われたプレーで、守備をサボったのは大きな反省点。だが、他は運動量豊富で十分な働きで、取った後のボールが前に出ているのも素晴らしかった。この試合は8岸川選手の代役だったのだろうが、今後も観てみたいと思う。



では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制

千葉Lは、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。

N相模原は、1-5-2(+1)のゾーンディエンス。マンマークは、GK脇に1人。
この冬の間にマンツーマンから変えてきている。



下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

互角の範囲だが、ややN相模原有利なマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.千葉Lのコーナーキック

a)体制

キッカーは7小川選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 99鈴木選手50小林莉選手
・正面からファーへ: 3石田選手2藤代選手6蓮輪選手
・GK脇: 37木村選手
・ショートコーナー: 8小林ひ選手
・コボレ狙い: 25増田選手
・セーフティー: 17山口選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (5:7 ポインタ13:34) 左CK 7小川選手→24明選手ヘディングクリア
25増田選手回収→17山口選手→(画面暗転?クリア)
7小川選手回収・ドリブル・24明選手カット→25増田選手17山口選手99鈴木選手ヘディング→3石田選手99鈴木選手・5大賀選手。スローイン。
2本目 (33:54 ポインタ42:21) 右CK 7小川選手6蓮輪選手ヘディングシュート。浮いてGキック。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

ゾーンディエンスに対して、オーソドックスにニアとファーを攻めている。
2本目は6蓮輪選手がシュートを浮かしてしまったが、7小川選手のキックは良いところに蹴れている。

特に戦略的なことはしていなかった。



B.N相模原のコーナーキック

a)体制

キッカーは4伊東選手・29祐村選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 11大竹選手・6ソルデヴィラ選手・3長嶋選手
・正面からファーへ: 18片山選手・14南里選手・5大賀選手
・GK脇: -
・ショートコーナー: 17川島選手
・コボレ狙い: 29祐村選手
・セーフティー: 24明選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (46:2 ポインタ1:13:8) 右CK 4伊東選手→2藤代選手99鈴木選手クリア
⇒17川島選手回収→4伊東選手→17川島選手クロス→14南里選手ヘディング・37木村選手ドリブル→17山口選手37木村選手。再組み立て。
2本目 (56:16 ポインタ1:23:22) 左CK G前密集陣形 4伊東選手→GK田中桃選手キャッチ。
3本目 (64:4 ポインタ1:31:10) 左CK 29祐村選手→11大竹選手フリック・2藤代選手ブロック
⇒11大竹選手回収→29祐村選手クロス→84北沢選手ヘディングクリア
⇒29祐村選手回収→4伊東選手クロス→6蓮輪選手ヘディング→3石田選手ヘディング→5大賀選手胸トラップ・クロス→9笹井一選手シュート擦っただけ→6ソルデヴィラ選手ヘディング→29祐村選手胸トラップ・シュート。浮いてGキック。
4本目 (69:2 ポインタ1:36:8) 右CK 4伊東選手→GK田中桃選手キャッチ。
5本目 (70:16 ポインタ1:37:22) 左CK 4伊東選手→11大竹選手・3長嶋選手・20正野選手6蓮輪選手ドリブル→37木村選手。組み立て。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

基本メインターゲットを11大竹選手として、ニアでの合わせを狙っていた。
その中でピックプレーが沢山見られた。よく練習されたプレーだと思う。

例として、下図に3本目 (64:4 ポインタ1:31:10)を示す。11大竹選手がニアでヘディングフリックしたプレー。



N相模原は3箇所でピックプレーをしようとしている。

① 11大竹選手が14南里選手を壁に使ってニアへ。
11大竹選手マークの99鈴木選手がゴール側に迂回する。
14南里選手が99鈴木選手をピックしようとしたが、不十分。
99鈴木選手に追い付かれたが、11大竹選手はニアでボールに先着、ヘディングでフリック。

詰めてきた2藤代選手がブロックする。

② 3長嶋選手も9笹井一選手を壁に使ってニアへ。
GK脇で、3長嶋選手マークの8小林ひ選手を9笹井一選手がピック。
3長嶋選手はフリーでニアへ出たが、11大竹選手が前でヘディングしている。

③ 5大賀選手マークの3石田選手を17川島選手がピックする体勢をとる。
このプレーでは5大賀選手は動かなかったが、他のプレーではファーへと回っている。

左CKの1本目 (46:2 ポインタ1:13:8)・5本目 (70:16 ポインタ1:37:22)でも、(3箇所ではないが)同様にピックプレーを使って11大竹選手のニアを狙っている。

14南里選手は壁役として、勉強が足りないかな?
直接99鈴木選手をピックするだけではなく、6蓮輪選手をゴール側に押し込むとか、自分もニアポスト方向へ動くとか、99鈴木選手の走路を大きく歪めることも考えてもらいたい。

一方、9笹井一選手は、3本目 (64:4 ポインタ1:31:10)・5本目 (70:16 ポインタ1:37:22)ともに、8小林ひ選手を完全にピック出来て居て、Good Job。
と言うより、やられた8小林ひ選手の工夫が不足。



以上です。



*********


ブログ内関連記事

 

目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29




*********


関連記事など、外部リンク

DAZN(有料)
千葉L vs N相模原 : 第15節SOMPO WEリーグ
https://www.dazn.com/ja-JP/fixture/ContentId:1pj139rvth85edvjqddk6g6mf0/1pj139rvth85edvjqddk6g6mf0/3a0t0pkwmfwpyzenj66o6tnjr

WEリーグ_Youtube
【公式】ハイライト:ジェフ千葉レディース vs ノジマステラ神奈川相模原【2025/26 SOMPO WEリーグ 第15節 2026.2.14】
https://www.youtube.com/watch?v=DahduvX-bAc

Footystats.org
2026年2月14日 - 13時00分 (Asia/Tokyo)ジェフユナイテッド市原・千葉レディース対ノジマステラ神奈
https://footystats.org/jp/japan/nojima-stella-kanagawa-sagamihara-vs-jef-united-ichihara-chiba-ladies-h2h-stats#8415316

千葉L_HP
2025/26 SOMPO WEリーグ 第15節 2.14 SAT 13:00 KICKOFF HOME フクダ電子アリーナ ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 2 - 2 ノジマステラ神奈川相模原
https://jefunited.co.jp/matches/stats/1353

N相模原_HP
【2月14日千葉L戦】試合結果および監督・選手コメント
https://stellakanagawa.nojima.co.jp/matches/results/260214/