2026年08月30日(日)に行われたWEリーグ第2節@熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

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まず、両チームの2025/2026WEリーグのSTATSを表にまとめます。1試合当たりの平均値で示します。



EL埼玉は2025/2026リーグ戦で5勝3分け14敗、20得点36失点で11位。
2025/2026は開幕後勝ち運に恵まれない間に、守備の要20岸選手が怪我で離脱するなどして最下位で折り返した。
2026冬に獲得した選手・本入団した選手を積極起用して、2026春は相星でまとめている。
だが、攻撃型の選手に怪我人が続出、STATS的には厳しい試合が続いていた。
2026夏は例年より異動は少なく、主力はほぼそのまま。
開幕戦は雨の降る中@N相模原にやや劣勢で敗退した。今後怪我人が徐々に復帰してくるだろうから、それまでは、凌いで行きたいところだろう。

システムは2026春の4-2-3-1を継続している。
右SH:18高橋雛選手以外は、2026春と同じ先発メンバー。
13佐久間選手16栃谷選手らはベンチスタート。開幕戦で復帰した20岸選手も座っている。
7樋口選手28原選手はU-20ポーランドで招集が掛かっている。
なお、復帰間近と思われていた15木村選手が、外側半月板損傷を再発、長期離脱が発表されている。医学は素人ですが、管理に疑問を感じる。



I神戸は2025/2026リーグ戦で17勝2分け3敗、50得点13失点で優勝。
2026夏、GK大熊茜選手が海外挑戦で移籍したが、GK1田中桃選手をリースで獲得。FPに大きな異動はなく開幕を向かえている。
開幕戦は天敵S広島Rにやや押し込まれながらも逆転勝ちし、良いスタートを切っている。

システムは、2025夏の宮本監督就任以来変わらず、この試合も4-3-3。
右SB:22万力選手・左FW:29辻澤選手は連続先発。右FW:13桑原選手・CB:30松浦選手が今期初先発。
11髙瀬選手・19久保田選手らはベンチスタート。
14水野選手は連続で登録無し。3太田選手はU-20ポーランドで招集されている。



 

前半、早くに先制したEL埼玉が、その後も前プレスが嵌まって優勢に進め、HT。
後半、打ち合いに成ってI神戸が追い付くが、終了間際にEL埼玉が決勝点を取って勝っている。

ボール支配率: EL埼玉 42%-58% I神戸 (Footystats.org)

シュート状況は下図の通り。



 

EL埼玉は、劇的勝利で、I神戸からのWEリーグ初勝利。

最後、13佐久間選手のダイビングヘッドは、絵になりました。
また、試合自体も前半は優勢に進めて、後半は互角。チャンスの質と数でも上回っていて、内容的にもかなり良かった。特に最終ラインは、I神戸のロングボールをことごとくはね返していて、安定感があった。勝つべくして勝った試合と言える。



I神戸は、スコア展開的には惜敗なのだが、攻守とも精彩を欠いた。
前節同様に22万力選手は試合の入りで、失点の原因となってしまった。また、決勝点は5三宅選手が珍しくちょっとサボった分だけ、13佐久間選手に先着を許している。
GK1田中桃選手との交換レンタルトレードで井手選手を出したが、この2試合を見ていると明らかに効いてしまっている。バックス陣の立て直しが急務である。
ただ、14水野選手が復帰すれば大きく変わるのだろう。アジア大会のメンバーから降りてはいないので、コンディション不良と言っても、深刻ではないはず。



では、いつものようにコーナーキックを見ていく。



(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。

EL埼玉は、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。

I神戸は、2-4-1-1(+1)のゾーンディフェンス。対ゴール前密集陣形なので、マンマークは付けていない。
おそらく、普通に走り込んで来る体制をとられたら、18金月選手が6瀬野選手にマンマークで付いたと思われる。

下表に、スタメンを身長順に並べる。



 

30松浦選手が抜けていて、ややI神戸有利なマッチアップ関係。



(2)統計 

例によって、私が採っているSTATSを紹介します。



 

2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。



(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー


A.EL埼玉のコーナーキック

a)体制

キッカーは5瀬戸口選手18高橋雛選手(右利き)16栃谷選手(両足:インスイング)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・G前密集: 4平尾選手6瀬野選手10生田選手14植村選手32三秋選手35大箸選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 18高橋雛選手
・セーフティー: 25大髙選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (38:17 ポインタ52:10) 左CK G前密集陣形 5瀬戸口選手8山本選手クリア。スローイン。
2本目 (39:44 ポインタ53:37) 左CK G前密集陣形 18高橋雛選手→(6瀬野選手)。抜けてGキック。
3本目 (41:14 ポインタ55:7) 左CK G前密集陣形 18高橋雛選手GK田中桃選手キャッチ。
4本目 (61:35 ポインタ1:33:57) 左CK 遅延行為 G前密集陣形 5瀬戸口選手13桑原選手ヘディング
14植村選手回収→18高橋雛選手シュート→10生田選手シュート→GK田中桃選手パンチング・混戦・GK田中桃選手キャッチ。



5本目 (72:0 ポインタ1:44:22) 左CK G前密集陣形 16栃谷選手→GK田中桃選手パンチング→4平尾選手シュート。右へ外れてGキック。
6本目 (78:45 ポインタ1:51:7) 左CK G前密集陣形 16栃谷選手インスイング→GK田中桃選手パンチング。再CK。
7本目 (79:27 ポインタ1:51:49) 右CK 16栃谷選手インスイング→11髙瀬選手ヘディングクリア
8田中選手ダイレクト→13桑原選手クリア→19久保田選手逆襲→10成宮選手ドリブル・クロス・8田中選手ブロック・10成宮選手。Gキック。
8本目 (92:38+ ポインタ2:5:0) 右CK 16栃谷選手インスイング→GK田中桃選手パンチング→5瀬戸口選手・20大田選手逆襲→25大髙選手ヘディング→13佐久間選手・19久保田選手→10成宮選手→19久保田選手シュート・25大髙選手ブロック→17箕輪選手クロス→11髙瀬選手ヘディング→16道上選手シュート・32三秋選手ブロック→GK浅野選手キャッチ。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

ア) 全8本をG前密集陣形で攻めている。

6人をゾーンディフェンスの内側に入れて、1人(主に35大箸選手)がニアへ出て、競ったのは6瀬野選手3回と32三秋選手1回。
4本目 (61:35 ポインタ1:33:57)、5本目 (72:0 ポインタ1:44:22)は惜しかったが、コーナーキックに対する先着は0回だったので、私に言わせれば成果はゼロ。
他の3人が、GK田中桃選手の動きを抑制出来ていれば、少しは違った結果になっていたかと思う。



イ) キッカーについて

EL埼玉のメインキッカーは5瀬戸口選手だが、この試合は色々な選手が蹴っている。
おそらく、1本目 (38:17 ポインタ52:10)の当たりが悪かったので、18高橋雛選手と代わって、
後半最初の4本目 (61:35 ポインタ1:33:57)では、受け手がハドルを組み直した責任(イエローカード)を取らされて、「今日はダメな日」となったのだろう。

ただ、後半4本蹴った16栃谷選手は良かった。5瀬戸口選手よりボールは伸びているので、うまく使い分けできれば面白いと思う。



B.I神戸のコーナーキック

a)体制

キッカーは13桑原選手(左利き)29辻澤選手(右利き)。

受け手の体制は、以下のようにして始まっている。

・ニアへ: 25大熊環選手・22万力選手
・正面からファーへ: 30松浦選手・9吉田選手・5三宅選手
・GK脇: 18金月選手
・ショートコーナー: -
・コボレ狙い: 10成宮選手・29辻澤選手
・セーフティー: 19久保田選手



b)結果概要

ポインタはDAZN の時間。ただし、CMが挿入されるなどして約15秒単位でずれることがあります。

1本目 (48:50 ポインタ1:21:12) 左CK 13桑原選手→GK浅野選手キャッチ。
2本目 (65:18 ポインタ1:37:40) 右CK 29辻澤選手→。Gラインの外から巻いてGキック。
3本目 (73:52 ポインタ1:46:14) 右CK 13桑原選手→6瀬野選手ヘディングクリア
⇒13桑原選手回収・クロス→4平尾選手ヘディングクリア→14植村選手ドリブル・10成宮選手カット
⇒22万力選手。再組み立て。
4本目 (82:41 ポインタ1:55:3) 右CK 13桑原選手→5瀬戸口選手クリア→4平尾選手→(10生田選手)17箕輪選手カット→6瀬野選手クリア。スローイン。



c)全般的な印象と特記すべきプレー

2本目 (65:18 ポインタ1:37:40)、下図のような配置から、おそらくゴール正面を狙ったのだと思う。
キックがゴールラインを巻いて、ゴールキックになったプレー。



このプレーを基本として、3本目 (73:52 ポインタ1:46:14)、4本目 (82:41 ポインタ1:55:3)も攻めている。色々なバリエーションがあるようだ。

① ニアから正面へ30松浦選手が回る。
・このプレーでは9吉田選手は32三秋選手をピックしていない。
・3本目では、9吉田選手と30松浦選手が入れ替わり、30松浦選手が8田中選手をピック。
9吉田選手がフリーになっている。

② ファーサイドから25大熊環選手が、22万力選手と14植村選手を壁に使って正面へ。
・3本目では、22万力選手は4平尾選手をピックしに行って、5三宅選手をフリーにしようとしたが、キックが短くて、5三宅選手は動かなかった。
・4本目では、ファーポスト前に計6人を配置して、11髙瀬選手が4平尾選手をピック。5三宅選手がフリーでニアへ出ている。



以上です。



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ブログ内関連記事

目次 1.概要(アメブロ版)

 

2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29

2-5 局面的な技術:パターン③ ブロック&ラン 2015/12/10





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関連記事など、外部リンク

DAZN(有料) 
EL埼玉 vs I神戸 : 第2節
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WEリーグ_Youtube
【公式】ハイライト:ちふれASエルフェン埼玉 vs INAC神戸レオネッサ【2026/27WEリーグ 第2節 2026.8.30】
https://www.youtube.com/watch?v=4DL9gTSOf1k

Footystats.org
2026年8月30日 - 18時00分 (Asia/Tokyo) ASエルフェン埼玉対INAC神戸レオネッサ
https://footystats.org/jp/japan/international-athletic-club-kobe-leonessa-vs-chifure-as-elfen-saitama-fc-h2h-stats#8562048

EL埼玉_HP
【2026/27WEリーグ 第2節】8/30(日)INAC神戸レオネッサ 戦 試合結果
https://www.as-elfen.co.jp/information/3215/

I神戸_HP
2026/27 WEリーグ EL埼玉 ○2 - 1 ● INAC神戸 08/30 SUN 18:00 2026年8月30日(日)18:00キックオフ 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
https://inac-kobe.com/match/result/498