2026年02月28日(土)に行われたWEリーグカップ第3節@相模原ギオンスタジアム。
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まず、両チームのWEリーグ第16節までのSTATSを表にまとめます。1試合当たりの平均値で示します。

N相模原は2025/2026リーグ戦で4勝3分け9敗、15得点30失点で10位。
STATSを見ると順位なりと言うところ。
このCUP戦は@C大阪✕・@浦和✕。もう後が無い。
システムは3-4-2-1で開幕を戦い、
その後4バックで前を色々弄って、今は4-2-3-1。
選手状況は、全体的に厳しい。
・バックス陣:元から薄い所に、2小野選手の復帰が順調で無く厳しい。
・中盤:8岸川選手が後半戦に入ってから登録が無く、昇格した24明選手を使っている。
・攻撃陣:駒数は足りているが、夏に放出した両翼(榊原選手と浜田選手)の後が補えていない。
この試合のシステムは3-4-2-1。
WB:14南里選手・19築地選手の組み合わせ。
17川島選手・18片山選手はベンチスタート。2小野選手も復帰している。
15根府選手の姿が2週連続で無い。
C大阪は2025/2026リーグ戦で4勝3分け9敗、16得点27失点で9位。
STATSを見ると、順位より少し良い数字が並んでいる。
このCUP戦では、N相模原○・新潟L○と良いスタートを切っている。
システムは開幕当初3-4-2-1だったが、今は4-4-2。
選手状況は主力に怪我人はいないし、十分な駒数は居る。
・夏に海外から復帰した11宝田選手はFWらしさを取り戻せず、徐々にポジションを入れ替えて、ボランチ起用で落ちつい居ている。
・この冬に22白垣選手が海外挑戦で離脱したが、DFは元々豊富。
・冬期明け、ボランチの10脇坂選手の位置を、試行錯誤している。
この試合も4-4-2。
ボランチ:18宮本選手・7荻久保選手、TOPの10脇坂選手が目に付く布陣。
5浅山選手・19新井選手はベンチスタート。
8田中選手・11宝田選手の登録が無い。
前半、双方攻撃で苦労しつつも、シュートがよく入って、N相模原1点リードで折り返し。
後半も、同じような進行だったが、ややN相模原が優位に進めて、そのまま押し切っている。
シュート状況は下図の通り。
N相模原は、9笹井一選手の2得点で勝利。
試合を通してやや優勢に進め、前プレスも効果的に決まっていた。
でも、N相模原が良かったわけでは無く、C大阪の出来が悪かった試合だったと思う。
攻撃では、速攻やクロスからの攻めは出来るのだが、ゴールが見えてから、仕掛けてマークを躱したり、ワンタッチで突破するようなプレーは少なかった。
C大阪は、全体的に良く無かった。
2失点目、GK山下選手がクロスに飛び出したが触れず。悔いの残る負け方だった。
戦術的には、前プレスが嵌まらないため攻撃数が増えない印象。11宝田選手不在では、中継点が安定しないので、繋いで相手陣に迫るのは難しかった。
また、10脇坂選手のTOPは私の記憶が正しければ、約4年ぶりだが、
ほぼ機能しないことに変わりは無かった。そもそも、FWの動きになっていないと思う。
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。
N相模原は、1-4-2-1(+1)のゾーンディエンス。GKのガード役でマンマーク1人。
C大阪は、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。

下表に、スタメンを身長順に並べる。
ややN相模原有利だが、互角の範囲のマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
A.N相模原のコーナーキック
a)体制
キッカーは4伊東選手(右利き)26笹井優選手(左利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 11大竹選手・5大賀選手
・正面からファーへ: 3長嶋選手・14南里選手・6ソルデヴィラ選手
・GK脇: 19築地選手
・ショートコーナー: 9笹井一選手
・コボレ狙い: 29祐村選手
・セーフティー: 24明選手
b)結果概要
ポインタはWEリーグカップストアズの時間。
1本目 (59:16 ポインタ1:24:43) 右CK 4伊東選手→6ソルデヴィラ選手折り返し・10脇坂選手ブロック。再CK。
2本目 (59:57 ポインタ1:25:24) 左CK 4伊東選手→3米田選手クリア
⇒4伊東選手クロス→GK山下選手パンチング(触っただけ)→14南里選手折り返し→3長嶋選手オーバーヘッドシュート(左へ外れて)→28田子選手。11大竹選手ファール。
3本目 (62:21 ポインタ1:27:48) 右CK 4伊東選手→3米田選手クリア
⇒9笹井一選手回収→4伊東選手ヘディング・ドリブル(13百濃選手を躱して)クロス→34四本選手ヘディング→10脇坂選手ヘディング→18宮本選手クリア→28田子選手。14南里選手ファール。
4本目 (80:26 ポインタ1:45:53) 右CK G前密集陣形 26笹井優選手→GK山下選手キャッチ。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
いつも通りニアでの11大竹選手をメインターゲットにした攻め方だった。
この試合では2本目 (59:57 ポインタ1:25:24)と、3本目 (62:21 ポインタ1:27:48)にピックプレーが有ったが、C大阪が上手く対応して、11大竹選手はフリーにはなれていない。
他に特記すべきことはない。
B.C大阪のコーナーキック
a)体制
キッカーは7荻久保選手・10脇坂選手(右利き)。
受け手の体制は、2本目では以下のようだった(1本目がG前密集陣形)。
・ニアへ: 34四本選手・3米田選手
・正面からファーへ: 16中西選手・17中谷選手・29和田選手
・GK脇: 28田子選手
・ショートコーナー: 13百濃選手
・コボレ狙い: 7荻久保選手
・セーフティー: 18宮本選手
b)結果概要
ポインタはWEリーグカップストアズの時間。
1本目 (12:50 ポインタ21:24) 左CK G前密集陣形 7荻久保選手→34四本選手→9笹井一選手クリア→34四本選手ブロック。Gキック。
2本目 (17:3 ポインタ25:37) 右CK 7荻久保選手→9笹井一選手ヘディングクリア
⇒13百濃選手回収→7荻久保選手→9笹井一選手カット・19築地選手クリア→18宮本選手。スローイン。
3本目 (18:49 ポインタ27:23) 右CK 10脇坂選手→3米田選手ヘディングシュート。ゴール!!。
4本目 (22:26 ポインタ31:0) 左CK 7荻久保選手→6ソルデヴィラ選手ヘディングクリア
⇒10脇坂選手回収→29和田選手クロス・6ソルデヴィラ選手ブロック。再CK。
5本目 (23:10 ポインタ31:44) 右CK 10脇坂選手→11大竹選手ヘディング→29祐村選手→4伊東選手クリア→29祐村選手モドシ→6ソルデヴィラ選手。組み立て。
6本目 (35:48 ポインタ44:22) 右CK 10脇坂選手→3長嶋選手ヘディング→17中谷選手→7荻久保選手シュート→GK池尻選手セーブ・24明選手・6ソルデヴィラ選手→29祐村選手クリア。スローイン。

c)全般的な印象と特記すべきプレー
ア) 22白垣選手の抜けた穴は3米田選手
今シーズンC大阪は、ニアに走り込む22白垣選手をメインターゲットにしてきたが、そのまま3米田選手が引き継いで、ニアへと走り込んでいる。
3米田選手はファーのイメージが強いが、ニアでの合わせも上手く、この試合では3本目 (18:49 ポインタ27:23)に決めているし、18宮本選手のクロスにヘディングでフリックシュートを打っている(46:29 ポインタ 1:11:56)。
守備もニアポスト前約6mのストーンは3米田選手になっている。判断もこの試合では良かった。遜色ないと思う。
イ) 3本目 (18:49 ポインタ27:23)
3米田選手がヘディングシュートを決めたプレー。

動画:キック5秒前から始まります。
https://youtu.be/CP_Flc9GRK4feature=youtu.be&t=51
美しいゴールで、Theニアポスト前パターン。当たりも強いシュートでした。攻撃側はほぼ満点です。
でも、N相模原と守備としては、防ぎようが有ったと思う。
① 競り負けた19築地選手の守備は大いに疑問。
この試合でニアへ走り込んでいたのは34四本選手と3米田選手で、19築地選手より高く強い。ならば、自分でクリアすることより、相手にやらせないこと、具体的には前(ニア側)に入らせないで、競る事に重点を置いた守り方をしないと、このプレーのようにやられてしまう。
② N相模原のゾーンディエンスの配置には疑問が多い。
上記のように19築地選手では3米田選手に対し分が無い。
なので、11大竹選手は広い目のエリアをカバーすべきだったが、単に見送っている。ゾーンディエンスのスキームとして、どうだったのか?
また、5本目 (23:10 ポインタ31:44)では、5大賀選手が走り込む3米田選手に付いて行っているが、これだと3米田選手の跡を追って来る選手が居ると(例えば16中西選手に)、対応が出来ない。
そもそも、競りに強い11大竹選手と19築地選手のポジションを入れ替えた方が、システムとして自然だと私は思う。
更に言えば、6ソルデヴィラ選手と3長嶋選手も逆だと思う。
ゾーンディエンスの最もファーサイドに居る選手は、全体が見えるので指示役を務めるべき。
6ソルデヴィラ選手のコミュニケーション(日本語)力に問題が無ければ、このままでも良いのでしょうけれど・・・・・。
以上です。
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ブログ内関連記事
2-3 局面的な技術:パターン① ラッシュ&ピックB 2015/11/29
2-4 局面的な技術:パターン② クロス 2015/12/06
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