2020年のなでしこリーグのコーナーキックにおける各マッチアップ(平面戦)の状況について3-110(リンク参照)でまとめましたが、引き続きWEリーグについても採点しています。
攻撃は点数が高いほど、守備は点数が低いほど、優秀だと言えるのですが、
ただ、細かな比較に使えるようなモノではありません。
眺める程度に見てもらえば幸いです。
と言うのも、後述するように、データーとしての諸事情があって、不公平感が伴う数字だからです。
したがって、数字だけをあんまり真剣に見てもらうと困るのですが、
WEリーグについても、報告します。
今回は3度目で、基準・結果・諸事情の順で記載します。
母集団が、私がブログにした試合のみ、など、信頼性のない数字だと言う理由については、下の方で説明します。
(1)評価点数の基準
マッチアップを以下のように採点しています。互角ならは5点です。
3点:守備側完勝
ボールの落下点や軌道に対し、守備側が、両肩とも攻撃側の前に入っている状況。
具体的には完全に背負って居る様な状況。
4点:守備側有利
ボールの落下点や軌道に対し、守備側の片肩が攻撃側の前に入っている状況。
競りにはなるだろうが、守備側が有利な状況。
5点:イーブン
肩の側面同士で争っている状況。
実戦では、なかなか無く、多くの場合は4点か6点と判断出来る。
6点:攻撃側有利
ボールの落下点や軌道に対し、攻撃側の片肩が守備側の前に入っているなどの状況。
あるいは、走り込んで先を走っているのだが、距離が離れていない状況。
まとめて言えば、攻撃側が有利なのだけど、競りになるのは必須となる。
7点:攻撃側の勝ち
攻撃側が、守備側を引き離していて、立ち止まったり緩めたりしない限り、フリーでボールに先着できる状況。目安は1m以上引き離していること。
8点:攻撃側完勝。
攻撃側が、立ち止まったり緩めたりしても、フリーでボールに先着できる状況。
目安は3m以上離していること。
よっぽどディフェンスが甘いか、ピックプレーがガッツリ掛かった時。
なお、キック早々に、自分の所に来ないと判断するなどで、攻撃側が仕掛けなかった場合は、除外しています。
(2)2023-2024WEリーグのチーム・個人の評価
A.各チームの平面戦状況
攻撃では、今期7得点と荒稼ぎした新潟Lが言うほど良くない。マイ仙台が良い数字だが、私の印象とは一致しない。キッカーの精度もあるし、平面戦の優劣と、実戦結果(空中戦)とは、また別物ということだろう。
なお、浦和のマッチアップ順4番目が良いのは印象の通りで、そこで3石川選手や7高橋は選手が待っているのだから、競り勝つのは当然だろう。
守備では、I神戸が格段に良い。2022-2023も良かったのだが、ピックプレ-をマークチェンジで対応していた私の印象と一致する。
B.個人の評価
母数が少ない選手が多いので、あまり細かく見てもらっても意味がありません。
a)攻撃
攻撃回数が10を越えて、補正後5.5を越えた選手を青字にしています。
千葉L・N相模原・東京NB・I神戸・S広島Rはメインターゲットが良い数字を出している。
ただ、岸川選手(千葉L)・市瀬選手(S広島R)などは、ピックプレ-で周囲からサポートされていることを考えると、もう少し高い数字を出すべきだと思う。
b)守備
青字の選手が10回以上で、4.5以下。
今期は守屋選手のみ青字。毎年3・4人居るんですけども・・・。
エース級をマークしている所では石川選手(浦和)が良いのは前期同様。
この2人がパリ五輪ではサポートメンバーで、セットプレーの守備がちょっと心配。
大沼選手(EL埼玉)、小野選手(N相模原)は、なでしこリーグからの今期移籍組だが、よく頑張ったと思うし、チーム編成担当の見る目に適ったのも判る。
(3)採点方法詳細
各コーナーキックにおけるマッチアップ関係で、平面戦での攻守の優劣を採点、集計しています。
自分なりに公平に採点したつもりですが、以下の様な採点法なので、データーとして難点があります。
A,採点する対象
①このブログで記事にした試合のみが対象。
毎節2試合ペースですので、約4割の試合しか調べていません。
②コーナーキックをゴール前に蹴った場合のみ採点。
ショートコーナーや時間つぶし、キックミスなどは除外。
③攻撃側がゴール前に走り込もうとした場合のみ採点
・まず、攻撃陣では、キッカー、GK脇で場所を取る選手、コボレ対応でゴールに詰めない選手、セーフティーで下がっている選手は対象ではありません。
そのマーク関係にある守備選手も採点外になります。
・走り込む体勢を取っていても、マークが付いていない攻撃選手は除外。
・マッチアップ関係が有っても、仕掛けなければ採点していない。
例えば、ファーで待っているのに、ニアに低いボールが出て、最初から諦めてたら採点外。
ニアではほとんど見上げるだけの結果でも、一応ダッシュするケースが多いので、ファー側より採点数は多く付いている。
以下が実際にEXCEL上で行ったの採点例です。(2021-2022WEリーグ第19節)
ニア側から順番に評価していて
左から、攻撃選手、守備選手、フリー度、結果です。
・フリ-度:前述の3~8の評価
「-」はマッチアップが無かったり、攻撃側が仕掛けていない場合。
EL埼玉はゾーンディフェンスでマッチアップがありません。
・結果 :0:ボール来ず 1:守備先着 2:攻撃側パス 3:攻撃側シュート(枠外) 4:攻撃側シュート(枠内)
B.不公平感が伴う理由(統計としての不確実性)
a)母数が少ない。
b)相手関係が平等で無い。
①独自データですので全対戦・全コーナーキックを評価したモノではない。
②相手選手によって大きく変わる。
攻撃のエースには、守備のエースが付くので、実は点数が出にくい。
逆に守備の苦手な選手に付かれた3・4番手の選手の方が、点数が上がり易い。
c)評価が少ないのが最高の守備?
守備が極めて良い選手の周囲にはキックを蹴らないことも考えられる。
個人としての最高の守備評価は、「守備機会が無いこと」なのかも知れない。
d)ニアに先頭で走る選手は、高めの数字が出る。
走りを緩めることは少ないので、めったに背負われる様な事は無い。
そのため、高めの数字が出る。
個人評価では、「補正」として、「各順番の平均値」/「全体の平均値」で修正した値も記載した。
この修正が適当かどうかは、曖昧です。
一方ファーでは、ボールの落下点を見極めている間に、守備側に間合いを詰められる。
さらに、ファーではしっかり溜めてからダッシュすれば点数が付き易いが、
落下点に先に入って場所を取るようなやり方は、点数が付きにくい。
以上です。
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