12月30日(土)に行われた第7節@ヨドコウ桜スタジアム。
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C大阪、WEリーグここまで、2勝1分3敗、6得点8失点。
千葉L・@埼玉に勝ち、N相模原に分け、@大宮V・AC長野・@I神戸に負け。
少し苦しい戦いをしているが、新規参入チームとしてはまずまずの出足だと思う。
第6節までのSTATSを見ると、シュート数(45本/被58本:8位)、コーナーキック数(18本/被30本:12位)と、やや苦戦していて、CK数が少ないと言うことは直線的な攻撃になっている。
システムはカップ戦からここまで継続して4-4―2。
先発メンバーは、CBに3米田選手・22白垣選手、右SBに24藤原選手。
SHに右:6松本選手と左:19四海選手と言うところが目新しい。
出場機会の多いところでは4筒井選手、13百濃選手がベンチスタート。
また、2森中選手が肉離れから復帰している。
前節先発だった14高和選手・7荻久保選手・20玉櫻選手の登録が無い。
新潟Lは、WEリーグここまで4勝1分け1敗、8得点3失点。
N相模原・マイ仙台・浦和・@大宮Vに勝って、@AC長野に分け、@I神戸に負け。
良いスタートを切っていて、この試合に勝てば暫定首位。
ここまでのSTATS的にも、シュート数(53本/被48本:5位)、コーナーキック数(29本/被22本:4位)と、3強に迫る状況で、良い試合が出来ている。
システムは定番の4-2-3-1。
この試合は、GKに21高橋選手、CBに2浦川選手が入っている他は、いつものメンバーと配置。ベンチメンバーもいつも通り。
前半は、C大阪が激しい守備から、縦に速く攻めて、やや優勢に進めたがスコアレス。
後半も、C大阪がチャンスを多く作り、最後に決めて勝利している。
ボール支配率: C大阪 53%-47% 新潟L (Footystats.org)
シュート状況は下図の通り。
C大阪はアディショナルタイムまでスコアレスだったが、完勝に近い内容だった。
プレスがよく効いて、ピッチ中央でボールを効率的に奪えていたし、
そこから縦に速く攻めて、相手バックラインの裏を取って、新潟Lゴールに迫っていた。
また、このところ前プレスが続かずに、後半厳しくなっていたが、
最後まで息切れしなかったのが、この試合最大の勝因。
① 相手CBへのプレスの強度・頻度を控え目にしていた。
② ボールを奪った後、(上手く行っても、行かなくても)結果まで早い攻撃が多く、
2列目以降の押し上げを節約出来ていた。
これでC大阪はウィンターブレーク。
スタミナのマネージメントが出来るように、チームでやるべき事を整理し、攻守の効率を上げてもらいたい。この日のように最後までプレスが続けば強いのだから。
新潟Lは完敗。
守備では、高いポジションを取る7園田選手のウラと、2浦川選手の横を攻め続けられ、C大阪両FW:特に11矢形選手を捕まえられなかったのが、劣勢を強いられた原因になった。
でも、こんなに新潟Lの攻撃が上手く行かない試合は、久しぶりだと思う。
コーナーキックからまとまった数のシュートを打っているので、STATS上は良い勝負だが、流れの中で言うと、ほとんど何も出来ていない。
プレスを受け続け躱せない、躱しても帰陣されて一気に行けない、の繰り返し。
特に、19川澄選手は、そもそも右サイドにボールが来ない、
13杉田選手は厳しく当たられて、ボールの供給源を断たれてしまっていた。
次は01/14の皇后杯:I神戸戦。
この敗戦で露呈した課題は多いが、そろそろ11道上選手も帰って来るだろうから、良い戦いをしてもらいたい。
では、いつものようにコーナーキックを見ていく。
(1)両チームのディフェンスシステムと攻撃体制。
C大阪は2-3-1(+2)のゾーンディフェンス。8田中選手が2浦川選手に18宮本選手が8石淵選手にマンマークで付いている。
新潟Lは、マンツーマンディフェンス中心で2人のゾーン固定配置。
両チームの先発を背の順に並べると以下の様になる。
2浦川選手が抜けているが、他はほぼ互角のマッチアップ関係。
(2)統計
例によって、私が採っているSTATSを紹介します。
2nd回収A:守備ラインが上がり切る前に2次攻撃(シュート・クロスなど)
2nd回収B:守備ラインが上がりきってから2次攻撃(同上)
2ndロスト:守備側がボールを拾って確保
2nd逆襲:守備側がボールを拾って逆襲
トータルシュート数:{プレーの中断、守備側の確保、攻撃側バックス陣帰陣}までに打ったシュート数。
(3)コーナーキックの内容と特記すべきプレー
A.C大阪のコーナーキック
a)体制
キッカーは28脇坂選手(右利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: 11矢形選手・22白垣選手
・正面からファーへ: 23浅山選手・3米田選手・8田中選手
・GK脇: 13百濃選手
・ショートコーナー: 10小山選手
・コボレ狙い: 6松本選手
・セーフティー: 18宮本選手
b)結果概要
ポインタはDAZN の時間。
1本目 (52:26 ポインタ1:21:37) 左CK 28脇坂選手→23浅山選手ヘディングシュート。弱く転がってGK高橋選手キャッチ。
2本目 (58:28 ポインタ1:27:39) 右CK 28脇坂選手→18石田選手ヘディングクリア。スローイン。
3本目 (84:45 ポインタ1:53:56) 左CK 28脇坂選手→4三浦選手ヘディングクリア。再CK。
4本目 (85:16 ポインタ1:54:27) 右CK 28脇坂選手→23浅山選手ヘディングシュート→GK高橋選手パンチング
⇒3米田選手回収・クロス・23山本選手ブロック。再CK。
5本目 (85:52 ポインタ1:55:3) 左CK 28脇坂選手→18石田選手→19川澄選手クリア
⇒18宮本選手回収→(8田中選手)。オフサイド。
c)全般的な印象と特記すべきプレー
コーナーキックであまり企画を見せないC大阪だが、この試合ではピックプレ-が有った。
ア) 3本目 (84:45 ポインタ1:53:56)
ニアヘ向かった22白垣選手マークの4三浦選手を、8田中選手がブロック。22白垣選手はフリーになっている。
典型的なピックプレ-で、おそらく8田中選手主導で行ったようである。
イ) 4本目 (85:16 ポインタ1:54:27)
2箇所でフリーが出来ているので図にしておく。
23浅山選手がヘディングシュートシュートしたプレー。
① 距離を取って11矢形選手をマークしていた7園田選手と、22白垣選手が併走状態になって、11矢形選手がフリー。
② 8田中選手と4三浦選手を壁に使って、23浅山選手がフリー。
マークの25加村選手は壁を迂回して遅れたが、
23浅山選手がヘディングシュートの体勢に入った時点で追い付き、
最後は競りになっている。
①は偶発的だろうが、②は8田中選手の思惑が少し崩れたのだと思う。
8田中選手は今後注目して見てみたい。
B.新潟Lのコーナーキック
a)体制
キッカーは13杉田選手・31白井選手(右利き)。
受け手の体制は、以下のようにして始まっている。
・ニアへ: -
・正面からファーへ: 4三浦選手・2浦川選手
・GK脇: 18石田選手・8石淵選手
・ショートコーナー: 10上尾野辺選手・19川澄選手
・コボレ狙い: 17滝川選手・7園田選手
・セーフティー: 32白沢選手
b)結果概要
ポインタはDAZN の時間。
1本目 (41:36 ポインタ55:1) 左CK 13杉田選手→10上尾野辺選手→17滝川選手ミドルシュート→11矢形選手カット→4三浦選手シュート・18宮本選手ブロック・18石田選手シュート・3米田選手ブロック・22白垣選手クリア
⇒10上尾野辺選手回収・クロス・11矢形選手ブロック・10上尾野辺選手→13杉田選手クロス→4三浦選手フリック→GK山下選手キャッチ。
2本目 (54:16 ポインタ1:23:27) 左CK 13杉田選手→3米田選手ヘディング→7園田選手ヘディングシュート→GK山下選手キャッチ。
3本目 (92:57+ ポインタ2:2:8) 左CK 31白井選手→GK山下選手パンチング
⇒31白井選手回収・クロス→3ブラフ選手ヘディングシュート→バー→5前川選手クリア
⇒31白井選手回収→23山本選手ミドルシュート。右へ外れてGキック。
c)全般的な印象と特記すべきプレー
ア) 1本目 (41:36 ポインタ55:1)
17滝川選手がミドルシュートを打ったプレ-。
これは、おそらく仕込まれたプレー。
19川澄選手がコーナーに寄ってきて、19四海選手を引きつけ、17滝川選手が大きくフリーになっている。C大阪の配置から言えば、28脇坂選手がニアヘ寄せるべきなのだろうけれど、あまり動かないことを分析していたのだろう。
予定通り17滝川選手がミドルシュートをほぼノープレッシャーで打てている。
ゾーンディフェンスには、こう言った分析によるミドルシュートの企画は効果的だ。
イ) 3本目 (92:57+ ポインタ2:2:8)
惜しかったし、High-Lightに入っているので、リンク記載しておく。
動画:キック5秒前から始まります。
https://www.youtube.com/watch?v=Bn2g6qJk5RQfeature=youtu.be&t=124
3ブラフ選手のヘディングシュートがクロスバーを叩いたのだが、フリーだったし、高さも足りていたので、押さえたシュートを打って欲しかった。
ちょっと被り気味になったので浮いたようだった。
以上です。
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4-251 なでしこリーグ C大阪堺 2-1 新潟L 2020/10/08
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C大阪 vs 新潟L : 第7節 WEリーグ | 12/30 土曜日
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【公式】ハイライト:セレッソ大阪ヤンマーレディース vs アルビレックス新潟レディース【2023-24 WEリーグ 第7節 2023.12.30】
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サッカーデータと順位表 › 日本 › WEリーグ › セレッソ大阪堺レディース vs アルビレックス新潟レディース
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2023-24 WEリーグ第7節 2023.12.30 土 セレッソ大阪ヤンマーレディース 1 0 アルビレックス新潟レディース HOME ヨドコウ桜スタジアム
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新潟L_HP
12.30 SAT 14:00 KICK OFF WEリーグ 第7節 AWAY ヨドコウ桜スタジアム セレッソ大阪ヤンマーレディース 1 0 アルビレックス新潟レディース
https://albirex-niigata-ladies.com/game-info/2023-24-we-sec7/