皆さん、アンニョンハシムカ!
「同情するなら髪をくれ!」でお馴染みの……
民です。
きも~い(>_<)
先日、久しぶりに初級部の頃の同級生3人で食事をしました。
各々の仕事とライフスタイルから始まり、自身の人生観や結婚について、はたまた在日同胞を取り巻く情勢に至るまで、様々な話で盛り上がりました。
やっぱり同級生は良いもので、久々の再会にもかかわらず、互いの意見を存分に「ぶつけ合い」ました。
現在、朝青イルクン、飲食店経営者、映像ディレクターと各々の道を歩んでいますが、同級生の活躍は、自分に刺激と活力を与えてくれます。
そんな同級生たちと話す過程で、職種や考え方は違えど共感したことがあります。
それは、仕事における「チーム」の在り方。
新進気鋭の映像ディレクターとして活躍する同級生は、とあるメディアの取材を受けた際、「理想のチームとは?」という問いにこう語ったそうです。
「監督は単に『代表者』ということでしかなく、一人でミュージックビデオを作っている訳では決してない。『これは僕の仕事でもあると同時に、あなたの仕事でもある。なので一緒に良いものを作っていきましょう』というのが僕の考え方です。『はいはい、こっち向いて!』と言って、スタッフに監督の方を向かせるのではなく、みんなで同じ方向を向いているような仕事がしたいんですよね」
映像と雑誌――。
全然違うようで似ているものを作っている彼の言葉に、妙に「親近感」を覚えました。
――そう、自分は彼の言葉から「同じ理念」と「信頼(リスペクト)」という単語を連想したのでした。
雑誌は一人では、作れません。
いくら良い企画を練って良い記事を書いても、デザインがデタラメでは読者には伝わりません。
その逆も然り。
即ち、同じ理念とビジョンを共有し、互いの信頼関係が成り立ってこそ、読者の心を打つ「本物」が完成するのです。
そして、その「結果」は各々の「資質」と「責任感」によって担保されと思いました。
心理学用語に「リンゲルマン効果」というものがあります。
綱引きの際、1人の場合は100%の力で引いていても、2人では93%、3人では85%、8人では49%の力しか出せていないとされています。
このように、人は集団が大きくなるほど、「他の誰かが」と思うことによって力をセーブしがちだと言います。
では、自分はどうなんだろう……。
「立場は人を変える」とは良く言ったものです。
しかし、この言葉の裏を返すと、立場は人の責任感を大いに左右するとも言えます。
そう考えたとき、「100%の力を出し切れていたのか」という問いに堂々と答えられない自分がいました。
環境が変わったことで見つめ直せたこと、同級生と話す過程で見つめ直せたこと――。
様々な誓いを胸に、変革を志す31歳のおっさんの日記でした。