バタ子な私 | セセデブログ

セセデブログ

月刊『セセデ』の
編集・制作ブログ
2日に1度更新!

自称「バタ子さん」な私は、何かと急な決断を下すことが多い。

ついこの間もこんなことがあった。


結婚を機にご近所になった大学の同級生の家へ遊びに行ってきた。


前から「行く行く!」と言っていたものの予定が合わず先延ばしに

していたが、旦那様が出張中ということで、さびしがり屋の同級生

を癒しに(実に勝手な解釈だが)急遽遊びに行くことを決意。

連休前に片づけたい書類の山々と葛藤しながら仕事に没頭している

と、一通のメールが届いた。

彼女からだ。


「もう仕事終わった頃かな~? 終わったら連絡してね」

携帯をのぞきながらにやける。

昔はよく喧嘩した彼女からのメールにちょっと胸キュンしている自

分が笑えた。

手土産片手に飛んで行ったものの、やっぱり大遅刻。


これはまずいと冷や汗かきながら待ち合わせ場所に向かうと、私を

見るなりまるで花がぱっと咲いたようなやさしい笑顔の彼女が立っ

ていた。


この時ばかりはさすがに照れを隠すこともできなかった。


ガールズトークをしながら家へ。


駅からの道中、いつか自分が結婚したら…なんてすっかり想像して

しまった。


家に着くなり手慣れた感じで食事の準備をする彼女は、もうすっか

り主婦。

エプロンをしていなかったのは彼女らしかったが(笑)。


楽しい夕食も終えてお次はデザートを。

買ってきたケーキの箱を開けると、彼女は即座に

「あんた走ってきたやろう!()」と叫んだ。


何でわかったんだと不思議に思い、箱の中を覗くと、崩れたケーキが

それを物語っていた。

サプライズ好きな彼女をちょっとでも喜ばせたいとウリマルでメッセ

ージを書いてもらったにも関わらず、何も読み取れない。


友よ、こんなバタ子をこれからもよろしくね。