しばらく食事を楽しんだあと、2人は温かい飲み物を片手に、ほっとひと息ついていた。
ツリーのイルミネーションが静かに部屋を照らし、クリスマスらしい穏やかな空気が流れている。
その時だった。
《共同作業ポイントシステム変更のお知らせ》
突然、目の前へ運営からの通知ウィンドウが表示された。
「ん?」
セツナがカップを持ったまま画面を覗き込む。
《共同作業ポイントは、共同作業として認識された行動を総合的に評価し、付与されます》
《なお、本日以降の通常の共同作業ポイントにつきましては、1日の終了時にまとめて集計・付与される方式へ変更いたします》
《特別共同作業イベントによるポイントは、従来通りその場で付与されます》
「へぇ、仕様変わったんだ。今まではその都度ポイントが表示されてたのに」
セツナが感心したように呟く。
「おそらく集計方法を変更したのでしょう」
セイも画面へ視線を向ける。
「かもね。運営も毎回ポイント計算するの大変だったのかもしれないしね」
セツナはくすっと笑った。
「その可能性はありそうですね」
「まあ私たちは最後にまとめてもらえるなら別に困らないしね」
「ええ」
それだけ言うと、セイは通知ウィンドウを静かに閉じた。
(第297話に続く)