セツナに何をすすめるべきか、セイは少し考えた。
「前回お出ししたほうじ茶はいかがでしょう」
「あ、いいね。前の美味しかったし」
その言葉に、セイの動きがほんのわずかに止まる。
「そうですか」
平静を装って答える。
だが内心では別だった。
気に入ってもらえていた。
あのほうじ茶は前回、自分が選んだものだった。
ただそれだけのことなのに、胸の奥が少しだけ温かくなる。
「では、ほうじ茶にしますね」
そう言って、セイは湯を沸かし始めた。
(第257話に続く)
セツナに何をすすめるべきか、セイは少し考えた。
「前回お出ししたほうじ茶はいかがでしょう」
「あ、いいね。前の美味しかったし」
その言葉に、セイの動きがほんのわずかに止まる。
「そうですか」
平静を装って答える。
だが内心では別だった。
気に入ってもらえていた。
あのほうじ茶は前回、自分が選んだものだった。
ただそれだけのことなのに、胸の奥が少しだけ温かくなる。
「では、ほうじ茶にしますね」
そう言って、セイは湯を沸かし始めた。
(第257話に続く)