この家は『特別な人』設定の報酬として与えられた拠点だ。
つまり運営の認識では、ここは自分1人の家ではなく、自分と彼女のための家。
共有空間。
生活空間。
食事をして、休息して、日常を過ごす場所。
(……2人で)
思考がそこで停止する。
そしてさらに連鎖する。
セツナは定期的にここに来る。
食事を共にし、共同作業をして、次の予定を決める。
そしてこの家には、彼女の居場所まで用意されている。
(……待て)
そこで思考が止まる。
客観的に見れば、それはほとんど――
(恋人同士では……?)
(第211話に続く)