セツナとルカが楽しそうにじゃれ合っている、その時だった。
《クリスマス限定ショップ開放》
《期間限定コスチューム販売中》
《共同作業ポイントで購入できます》
突然、空中にウィンドウが表示された。
「わっ!なになに?」
セツナが声を上げながら、興味津々の様子でウィンドウを覗き込んだ。
そこにはクリスマス限定の衣装がずらりと並んでいた。
サンタ服。
トナカイの着ぐるみ。
雪の妖精をイメージした衣装。
クリスマスカラーのドレス。
どれもイベント限定らしい華やかなデザインばかりだ。
「へえー、こんなのもあるんだ」
セツナは楽しそうに一覧を眺めている。
「ここの運営は本当に商売上手ですね」
セイは少し呆れたように呟いた。
「でも可愛くない?」
そう言いながら、セツナはサンタ衣装のプレビューを開く。
赤いワンピースに白いファー。
帽子までセットになっていた。
「これ着たらクリスマスっぽいよね」
「そうですね」
「じゃあ、私はこの衣装にするね」
そう言うと、セイの返事を聞くまでもなく、セツナは迷いなくサンタの衣装をタップした。
(第280話に続く)