3人が辺りを見渡すと、色とりどりの飾りが目に入る。
赤いリボンや雪の結晶の飾り。
星形のオーナメントに、光を反射して輝くガラス玉。
棚いっぱいに並んだ飾りはどれも華やかで、見ているだけでも楽しくなってくる。
その途中だった。
「これ!」
突然ルカが前足を伸ばした。
指差した先には、小さな赤いベルが並んでいた。
金色のリボンが結ばれた可愛らしい飾りだ。
「ルカ、それが気に入ったの?」
「うん!」
即答だった。
「じゃあ買おうか」
「わーい!」
ルカは嬉しそうに耳をぱたぱた揺らした。
その様子を見て、セツナも思わず笑う。
「じゃあこれは、ルカ担当の飾りだね」
「ルカのかざりー!」
誇らしそうな声が店内に響いた。
(第267話に続く)