店内へ足を踏み入れた瞬間、3人は思わず足を止めた。
そこはまるで別世界だった。
天井からは金色の飾りが吊るされ、あちこちでイルミネーションが輝いている。
店の中央には大きなクリスマスツリーが立ち、その周囲には赤や金のオーナメントが所狭しと並べられていた。
「わああー!」
ルカの耳がぴんっと立つ。
かごの中から身を乗り出し、きらきら光る店内を夢中で見回していた。
「すごいね。クリスマスの飾りってこんなに種類があるんだ」
セツナも感心したように辺りを見回す。
「期間限定イベントですからね」
セイはそう答えながら、近くの棚へ視線を向けた。
そこには雪の結晶を模したガラス細工や、星形のオーナメントが並んでいる。
「せっかくだし、ツリーをもっと豪華にしたいな」
「そうですね」
そういうと、さっそく3人は店内を回り始めた。
(第266話に続く)