しばらく店内を回ったあと、セイは買い物かごの中を確認した。
「ツリー用の装飾はこれで十分かと思います」
「うーん」
セツナは首を傾げる。
「どうしました?」
「ツリーだけならこれで十分なんだけどさ。なんか物足りない気がする」
「物足りない、ですか?」
「うん」
セツナは店内を見回した。
「せっかくならもっとクリスマスの雰囲気楽しみたくない?」
「例えば?」
「クリスマスパーティ!」
その言葉にルカがパッと顔を輝かせて反応する。
「ぱーてぃ!」
「そうそう」
セツナが笑う。
「部屋もたくさん飾り付けして、ゲームしたりするの」
「なるほど。それは楽しそうですね」
セイは小さく頷いた。
(第268話に続く)