今朝も、セイはいつも通り目を覚ました。
着替えを済ませ、顔を洗い、庭へ出る。
朝露の残るプチトマトへ水をやり、『幸せの種』の様子も確認する。
芽はまだ出ていない。
だが、それを確認する時間は、いつの間にか日課になっていた。
部屋へ戻ると、ルカの食事を用意し、自分の分も簡単に作る。
変わらない朝。
昨日と同じ。
一昨日とも同じ。
それなのに、どこか落ち着かない感覚だけが残っていた。
昨日考えたことが、まだ頭の奥に引っかかっている。
完全には整理できていない。
そんな感覚だった。
(第224話に続く)