セイは、彼女の部屋の扉に手をかけた。
扉を開けると、空気が少し違う。
使われていない部屋の静けさ。
ベッドに目が行く。
ここに、彼女が眠っていた。
そう思った瞬間、指先が無意識にシーツへ伸びた。
ひやり、とした冷たさが伝わる。
「……っ」
反射的に手を引く。
(……僕は、何をしてるんだ……)
胸の奥に浮かんだ戸惑いを押し込めるように、セイは小さく頭を振った。
掃除をしに来ただけだ。
そう意識を切り替え、再び手を動かし始める。
(第186話に続く)
セイは、彼女の部屋の扉に手をかけた。
扉を開けると、空気が少し違う。
使われていない部屋の静けさ。
ベッドに目が行く。
ここに、彼女が眠っていた。
そう思った瞬間、指先が無意識にシーツへ伸びた。
ひやり、とした冷たさが伝わる。
「……っ」
反射的に手を引く。
(……僕は、何をしてるんだ……)
胸の奥に浮かんだ戸惑いを押し込めるように、セイは小さく頭を振った。
掃除をしに来ただけだ。
そう意識を切り替え、再び手を動かし始める。
(第186話に続く)