2人が並んで歩いていると、通りの先に、再び光が見えてくる。
白く、淡く、夜の中に浮かぶような光。
その瞬間。
セイの胸が、また小さくざわついた。
(……来た)
でも、今度は逃げるほどではない。
足は止まらない。
隣にいるセツナの存在を、強く意識する。
その時、セツナが歩みを緩めた。
「……ね」
セイが視線を向けると、セツナは少し照れたように、手を差し出していた。
「こうしてたら、安心かなって思って」
そっと、指先が触れる。
(第175話に続く)
2人が並んで歩いていると、通りの先に、再び光が見えてくる。
白く、淡く、夜の中に浮かぶような光。
その瞬間。
セイの胸が、また小さくざわついた。
(……来た)
でも、今度は逃げるほどではない。
足は止まらない。
隣にいるセツナの存在を、強く意識する。
その時、セツナが歩みを緩めた。
「……ね」
セイが視線を向けると、セツナは少し照れたように、手を差し出していた。
「こうしてたら、安心かなって思って」
そっと、指先が触れる。
(第175話に続く)