■ Eternal Arc ~バーチャルとリアルの交錯物語~ <エピソード0> ■(第168話) | 世羅の気功と日常ブログ

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注文を済ませた後、セイは背もたれに体を預け、ゆっくりと呼吸を整える。

 

……大丈夫だ)

 

さっきより、鼓動は落ち着いている。


胸のざわつきも、少しずつ引いていくのが分かった。

 

セツナは、セイの様子をそっと観察するように、視線を向けていたが、深くは踏み込まない。

 

飲み物が運ばれてくる。

 

「はい、どうぞ」

 

カップに両手を添えると、温かさがじんわりと伝わってきた。


それだけで、身体の内側が少し緩む。

 

数口飲んだところで、セツナが静かに声をかける。

 

「セイ、もう落ち着いた?」

 

……はい。だいぶ」

 

セイは正直に答えたあと、少し間を置いて続ける。

 

「お騒がせして、すみません。自分でも……何が起きたのか、よく分からなくて」

 

「いいんだよ。急に具合悪くなること、誰にでもあるし」

 

セツナはそう言って、軽く笑った。

 

その言葉に、セイは頷く。

 

(第169話に続く)