2人は食卓につき、作ったばかりのシチューを口に運ぶ。
「ねえセイ、このシチュー絶品じゃない?」
「はい、とても美味しくできたと思います」
「ルカも美味しい?」
セツナがそう聞くと、ルカはぱっと顔を上げた。
「うん!とってもおいしいよ!」
そう言いながら、ルカは用意された野菜をしゃくしゃくと夢中で食べている。
セツナはそんなルカを見つめ、自然と笑顔がこぼれる。
「ルカ、おいしそうに食べてるね……」
そう言いながら、セツナも一口シチューをすくい、ルカを眺めながらゆっくり味わう。
セイは2人の様子を横目で見て、胸の奥が温かくなるのを感じた。
(家族って、こういう感じなのかな……)
一緒に食べる誰かがいて、ルカもいて、ほんの少し特別な日常。
自然と笑みが浮かんだその瞬間、ウインドウが静かに出現した。
《共同作業ポイント獲得》
《獲得ポイント:130P》
「見て。今回もわりとポイントをもらえたね」
「はい、もしかするとルカの分も用意したからかもしれません」
「そっか。それならルカに感謝しなきゃだね」
2人は顔を見合わせ、微笑みを交わす。
それは小さく、ささいな日常の風景--
だが、セイにとっては優しく、そしてあたたかな時間だった。
(第151話に続く)