2人がお茶で一息入れたあと、
「……それではそろそろ、行きましょうか」
「うん」
セツナも頷く。
立ち上がりながら、セイはルカの方へ視線を向けた。
そして、それから、自然な声で、
「ルカ……少しの間、留守番を頼んでもいいかな」
と聞く。
ルカは一瞬だけきょとんとして、すぐに、こくんと頷いた。
「うん。まかせて」
その声は、小さいけれどしっかりしていた。
セツナが、少し嬉しそうに笑う。
「ルカ、えらいね」
「えへへ」
そう、嬉しそうに笑うルカを眺めてから、セイはわずかに目を細めた。
「……では、行ってきます」
「ルカ、お留守番よろしくね。行ってきます」
「セイくん、セツナちゃん、いってらっしゃ~い」
ルカの声に見送られて、2人は扉へ向かった。
(第146話に続く)