■ Eternal Arc ~バーチャルとリアルの交錯物語~ <エピソード0> ■(第102話) | 世羅の気功と日常ブログ

世羅の気功と日常ブログ

「何もないと思っていた自分に、
小さな“できた”がくれた喜び」を
テーマに、気ままに想いのままに
書き綴るブログです。

食事を終え、片付けをして一息ついたところで、また別のことを思い出す。
 

……そういえば、ルカ。家必要だったよね」
 

システム端末を開き、一覧を確認する。


《小さな簡易ハウス:30ポイント》

《少し広めのハウス:40ポイント》
 

ポイントにはまだ余裕がある。

(このくらいなら……きっと、セツナさんも賛成してくれるだろう)
 

端末を閉じて、ルカを見る。
 

「ねえ、ルカ。30ポイントの小さな簡易ハウスにして、必要なものは後で僕が用意しようと思うんだけど……それでもいいかな?」
 

ルカは即座に首を縦に振る。

「もちろんだよ。ルカ、おうちがあるだけですごくうれしい」
 

「そっか……じゃあ、これにしよう」
 

交換ボタンを押すと、目の前に小さな簡易ハウスが出現した。
 

「わあ……!ルカのおうちだ!」

ルカは嬉しそうに跳ねる。
 

それを見ながら、セイは小さく息を吐いた。

……でも、このままだと、ごはんを食べる場所、寝るところない
 

「うん。だからね、ルカ、ごはんのところと、ねむるところと、遊ぶところがあるとうれしいな」
 

「そっか……じゃあ、クッションとかどうかな」
 

「クッション?ルカ、ふかふかのがいい!」
 

「わかった。じゃあ、後で用意しよう」
 

そう決めて、上着を手に取る。
 

(第103話に続く)