食事を終え、片付けをして一息ついたところで、また別のことを思い出す。
「……そういえば、ルカ。家が必要だったよね」
システム端末を開き、一覧を確認する。
《小さな簡易ハウス:30ポイント》
《少し広めのハウス:40ポイント》
ポイントにはまだ余裕がある。
(このくらいなら……きっと、セツナさんも賛成してくれるだろう)
端末を閉じて、ルカを見る。
「ねえ、ルカ。30ポイントの小さな簡易ハウスにして、必要なものは後で僕が用意しようと思うんだけど……それでもいいかな?」
ルカは即座に首を縦に振る。
「もちろんだよ。ルカ、おうちがあるだけですごくうれしい」
「そっか……じゃあ、これにしよう」
交換ボタンを押すと、目の前に小さな簡易ハウスが出現した。
「わあ……!ルカのおうちだ!」
ルカは嬉しそうに跳ねる。
それを見ながら、セイは小さく息を吐いた。
「……でも、このままだと、ごはんを食べる場所や、寝るところがないな」
「うん。だからね、ルカ、ごはんのところと、ねむるところと、遊ぶところがあるとうれしいな」
「そっか……じゃあ、クッションとかどうかな」
「クッション?ルカ、ふかふかのがいい!」
「わかった。じゃあ、後で用意しよう」
そう決めて、上着を手に取る。
(第103話に続く)