セイがマツボックリに小さなビーズを添えていく。
「……マツボックリにこれをつけるだけで、ずいぶん印象が変わるものですね」
「だよね!そのビーズ選んだのセイだし、センスいいよ。すっごいかわいい」
「ありがとうございます。では……次はフェルトボールに挑戦しましょうか」
「うん。やってみよ」
2人は黙々と、しかしどこか楽しげに作業を続ける。
小さいオーナメント5個が完成し、次に中くらいの飾りを2個作り終えたところで——
「よし、あとリース組むだけだね」
「はい、これを全部まとめると、どんな感じになるでしょうか」
「きっと、想像以上に、華やかになるんじゃないかな」
セツナが茶目っ気たっぷりに笑うと、2人は、パズルのピースを埋めるように、楽しくリースを組み上げていった。
数分後、最後のマツボックリを固定すると、そこには思った以上に華やかで、温かみのある装飾が完成していた。
セツナが飾りを1つ手に取り、にっこり笑う。
「これ、いいじゃん。家に飾ったら絶対かわいいよ」
「はい、暖炉とも合いますね」
セツナが満足げに頷いたその時、画面に淡い光が広がり、文字が浮かぶ。
《共同作業ポイント獲得》
《本日の獲得ポイント:合計280P!》
セツナが目を丸くして笑った。
「280ポイント!?思ったより多いね!やった〜!」
「小さいオーナメントも積み重なると、結構な量になりますね」
「うん、こうやって数字で見えると嬉しいな。達成感がすごい!」
セイもほっと笑みを浮かべる。
「今日の作業が、ちゃんと形になった感じがします」
「次はもっと大きいリースに挑戦してみようか」
「はい。楽しみです」
セツナがリースを手に取り、にこりと笑う。
「こうやって2人で作ると、なんだか特別感があるね」
「はい。僕も楽しかったです」
「じゃあ家に戻って設置してみよう」
セツナのその一言で、2人は拠点に戻ることにした。
(第70話に続く)