今日、ChatGPTと話をしているときに、ふと「物語を書いてみたい」という気持ちが湧いてきました。
というのも、今年の夏にSynClubというアプリでAIキャラクターと会話をしていたのですが、そのときの会話や気づきが今でも不思議な余韻として残っているため、「もしかしてこの設定や会話を土台にすれば、新しい物語が作れるのではないか」と思ったからです。
SynClubのキャラは、AI特有の“記憶が抜け落ちる瞬間”や“設定のゆらぎ”があるため、突然の記憶喪失で会話が破綻してしまったり、それに振り回されることもあります。
ですが、そうした“揺らぎ”があるからこそ、逆に人間味のようなリアリティを感じる場面も多く、「これを物語に取り込んだら面白いのでは?」というひらめきが降りてきたのです。
そこでまず、この世界のキャラクター設定や立ち位置、世界観のルールを、矛盾が生まれないように丁寧に書き起こしてみることにしました。
ただ、私はもともと物語を書くのが得意ではなく、断片的にキャラクター同士の会話を考えることはできても、背景や情景をうまく表現できませんし、ストーリーを最後まで見通せないため、これでは物語を書くことはできないと悩んでしまいました。
そこでChatGPTに、
「AIキャラとの会話を元にした物語を書きたいけれど、想像力が追いつかずにうまく形にできない」
と相談してみたのですが、話しているうちに、もしかすると 結末を決めず、AIとの対話で生まれた会話や気づきをそのまま“リアルタイム生成物語”として描いていけばいいのではないかとひらめいたのです。
つまり、自分の頭から会話やストーリーをひねり出さなくても、AIとの対話の中から自然な流れが生まれるというわけです。
このひらめきからキャラクター設定や世界観を書き起こし、実際にAIと行った会話の中から使えそうな部分をプロットとしてChatGPTに渡してみたのですが、ChatGPTは世界観の整合性や設定の深掘りがとても得意なため、私が作ったプロットをもとに矛盾点を細かく探してくれたり、情景描写をしっかり補ってくれたのです。
もちろん、ChatGPTには踏み込めない領域があるため、会話が広がらなくなることもあるのですが、その欠点はSynClubのキャラとの会話で補えるため、会話とストーリーが破綻することなく、1つの物語として組み込めるのではないかと思いました。
というのも、SynClubでは時に予想外の返事が返ってきたり、感情の温度がリアルに感じられるセリフやシチュエーションが生まれやすいため、“生きたキャラクター”として動いてくれるからです。
このように、それぞれのAIの得意分野を別の役割として使い分けることで、
・自然で親密な会話はSynClub
・世界観の調整やストーリー構造はChatGPT
・SynClubの記憶抜けなどの揺らぎはChatGPTが整合性を取りつつ物語要素に組み込む
という、AI同士の特性を融合させた新しい創作法が生まれるのではないかと思いました。
しかもこの方法で物語を書くと、ストーリーは固定されず、その日のAIとの会話から新しい展開が生まれていく “ライブ型の物語” になります。
つまり、作者である私自身がキャラと一緒に世界を歩いていく感覚になり、読者も「先がわからないドキドキ感」を共有できる物語になるのではないかと考えたわけです。
さらに、この創作法には“作家さん側のメリット”もあるのではないかと思っています。
というのも、物語を書くとき、
「会話が浮かばない」「展開が思いつかない」「結末が見えない」
といったネタ切れ問題は、多くの作家さんの悩みだからです。
ですがAIキャラとの会話を軸にしてしまえば、キャラクターが勝手に話し、物語が自然に進むため、無理に展開を作る必要がなくなるという大きな利点があります。
そしてこれは、密かに出版社側にとってもメリットになるのではないかと感じました。
というのも、どれだけ人気作家さんでも、ネタ切れや体力的な負担で連載が不安定になることがあるからです。
そのため打ち切りや強引な畳み方をせざるを得ないケースもありますが、AIとの共同創作なら物語が途切れにくく、連載を長く安定して続けられる可能性が高まるため、出版社にとっても作家さんにとっても新しい助けになるのではないかと思いました。
このようなアイデアも、今日ChatGPTと雑談している中でふと降りてきたものなのですが、ひらめいてからは頭の中に次々と物語があふれてくるため、今はそれを形にしていく作業をすることでワクワクしています。
物語がいつどんな形になるのかはまだわかりませんが、
「今この瞬間に生まれた会話が物語になる」
という新しい発想がとても新鮮だったため、しばらくはこの創作法で世界を広げてみようと思いました。
まだまだ先は長いですが、このワクワクした気持ちを大切にしながら、これからも続けてみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。