私は昨年から気功を始めました。
それまでは何もできないただの無職の引きこもりでした。
今でも無職で引きこもりなのは変わっていませんが、パニック発作がぶり返すのが怖くて、ただ引きこもっているだけの「何もない」人間だった私が、気功を始めたことで、少しずつ気持ちや行動が変わってきました。
気功技術を使うことで、行けなかった場所に行けるようになったり、できなかったことができるようになったりしています。
そして先生からのアドバイスもあり、昨年の9月からブログを書き始めました。
当時の私は「私と同じようなパニック障害や引きこもりに苦しんで悩んでいる人のために」という思いが強くて、ずっとそのためにできることを考えてきました。
「パニック障害や引きこもりの人のために」ということで、コンセプトもかなり固まり、ビジョンもはっきりしてきていたのですが、同時に、「私と同じように更年期で悩む女性や、多くの女性に寄り添ったヒーリングをお届けしたい」という気持ちも、どんどん強くなっていきました。
でも、一度に二つのことをやっていくのは難しいと感じています。
それでも、最初はパニック障害や引きこもりに向けたテーマでずっと考えてきたこともあり、今でもやりたい気持ちは強く残っています。
パニックを克服してきた自分だからこそ、説得力を持って力になれるのではないか――そう思う自分もいます。
けれど、ある時ふと気づいたのです。
パニック障害は、もう私にとって「過去のこと」なのだと。
記憶としては残っているけど、その時の苦しさやつらさという感情面はかなり薄れてきており、そのぶんその時のリアルな想いが今の自分の文章には乗りにくくなっていると。
そう感じた時、私がやるべきタイミングは今ではないのではないかと思いました。
当時の苦しさを臨場感をもって思い出せなくなっている今、辛さは理解できるけれど、今まさに苦しんでいる人に共感しにくい気がしたのです。
そして同時に、そちらの重いエネルギーに逆に引っ張られてしまうのではないか――そんな不安も感じました。
そんな風に思ってしまったのもありますが、今私が臨場感を持って感じられる悩みが更年期の悩みであることや、自分が女性であるからこそ理解できるものもあるのではないかと思った時、今やるべきことはこちらのことだと気が付きました。
パニック障害とは違って今まさに更年期真っ最中なので、まだ克服したというわけではないぶん説得力などはないかもしれませんが、でも今まさに悩みながら、もがきながら体験しているからこそ、伝えられることがあるとそう思いました。
そして今こうして感じている自分がいるということは、未来側の自分はすでに「更年期を穏やかに乗り越えた」からこそ感じていることなのだと思いました。
「時間は未来から過去に流れていく」とも言われます。
未来にはきっと「更年期を穏やかに理想通りに乗り越えている」自分がいる。
だから今、「更年期を穏やかに乗り越えたい」と思う自分がいて、その次に「そうなろうとする自分」がいて、そしてそのために行動している自分がいる。
だからこそ、この先に「更年期を穏やかに乗り越えた自分」がいるのなら、今、私がこうして強く感じているこの気持ちも、未来の私からのメッセージだと思いました。
そう考えると、過去の自分は関係ない。
今の自分は未来側の自分がいるからいる。
だったらちゃんと未来には「更年期を穏やかに乗り越えた」私がいるのだから、今私が強く気持ちを動かされていることには意味がある。
そう思えました。
まだまだ未熟な私ですが、今の自分だからこそできるヒーリング動画を手を抜くことなくしっかりと作り上げて、皆様にお届けすることが、今の私のWant toであり、必要なことだと思いました。
これからもゴールは更新されていくと思いますし、方向性が変わることもあるかもしれませんが、今、一番強く感じているこの想いを大切に今後もやっていこうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。