乗り物酔いと過去の記憶 | 世羅の気功と日常ブログ

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昨日まではなんだかんだ用事があったりしてあちこち出歩いていたのですが、今日は久しぶりに一歩も外に出ず、家でまったりしていました。

 

買い物は昨日のうちに済ませてしまいましたし、出かけるとついつい無駄なお金を使ってしまうため、今日はおとなしくドラマを見たりしてゆっくり過ごしていました。

 

そんな中、少しうたた寝をしていたときにある夢を見ました。

 

それは、父と一緒に旅行に行くことになり、ワクワクしながら旅行の準備をしているという夢です。

 

父は出かけるのが好きな人でしたし、母も一緒に近所の仲の良い人たちとよく旅行に行っていました。

 

私も両親から何度か旅行に誘われたことがありましたが、パニック障害になってからは、家から離れるのが怖くて、せっかく旅行に誘ってくれても一緒に行けたことはありませんでした。

 

気功を学んで、外出が少しずつできるようになっている今なら、きっと勇気を出して一緒に行っていたと思いますが、そんなふうに思えるようになった今、両親はもう側にいません。

 

それを思うと、もっと両親との思い出を作っておけば良かったと思いました。

 

そしてふと、私が両親や弟と一緒に旅行に行ったのはいつが最後だったかと考えてみたところ、家族4人で旅行に出かけたことがほとんどないことに気づきました。

 

おそらく家族4人で旅行に行ったのは、私が小学生のときが最後だった気がします。

 

うちは父が長男だったため、祖母も同居しており5人家族でしたが、その頃のことを思い出してみても、家族みんなで旅行に行った記憶がないのです

 

その理由について考えてみると、私は子供の頃から極度の乗り物酔いがあり、旅行や親戚の家に連れて行かれるたびに、乗り物酔いをして必ず吐いていたことを思い出しました。

 

当時はトラベルミンのような酔い止め薬があることすら知りませんでしたので、乗り物に乗って移動するのは本当に辛いものでした。

 

物心ついてからの記憶では、どこかに出かけるたびに乗り物酔いをして吐き、体調が戻るまで車の中に残されたり、別室で休んだりしていました。

 

かすかに残っている記憶の中で覚えているのは、子供の頃に家族みんなでどこかに遊びに行った時、乗り物酔いで車の中に一人取り残され、その後、一人でいるのが心細くなって外に出てウロウロしていたところを、たまたま通りかかった親切な女性に保護されて、みんなが戻ってくるのをお菓子を食べながら待っていたという出来事です。

 

それがおそらく私が覚えている家族旅行の一番古い記憶だと思いますが、家族とのお出かけの場面は、どれも楽しいというより、辛い記憶ばかりが残っています。

 

親戚の家に行くこともよくありましたが、その時もいつも乗り物酔いをして、体調が戻るまで別室で寝かされることが多かったので、楽しい思い出を作ることはあまりできませんでした。

 

小学校の時のバス遠足でも、バスに酔って吐いてしまい、先生と二人でバスに残され、みんなが楽しんでいるのをただバスの中から見ているだけでした。

 

高校の修学旅行はせっかくの沖縄だったのに、初日に乗り物酔いで吐いてしまい、制服を汚して着替えていたので、今でも記念写真として残っている集合写真を見ると嫌な気持ちになります

 

振り返るとどの記憶もこんな感じで、乗り物に乗った時は楽しい思い出はほとんどなく、常に乗り物酔いと孤独な時間の記憶ばかりが残っています。

 

今日見た夢によって、旅行に出かけることを心の底から楽しめたことが、実は大人になるまで全くなかったことに気が付きました。

 

どうやら、乗り物に対する非常に根深いトラウマがあって、それが今の私の外出嫌いに繋がっているのだと思います。

 

それでも気功を学んだ今なら、夢の中の私のように、旅行に行くのもワクワクして楽しめるような気がします。

 

このように思えるようになったのも気功に出会えたおかげです。

 

今はまだ旅行に行くことなどは考えていませんが、何かきっかけがあればチャレンジしてみたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。